2006年11月12日日曜日

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帰国して、しないといけないことは

 


何と言っても、HDD レコーダーの整理……。

3 年ほど前から、「とりあえず HDD レコーダーに録画しておく」というクセと言うか、生活と言うか、まぁそんな感じなんですが、案の定録画した番組が溜まりまくってます。昨日も、帰宅した直後にチェックしたんですが、案の定 2 台とも空き領域がほぼゼロになっていて、いちぶ番組を取り逃がしました(^^;)。

実は、ストック用に RD-X2 という機械も持っていて、ホントに重要な番組はそいつでも録画をしているので、ロストはしなかったのですが。ただ、フジテレビ 721 or 739 でやってる「F1 LEGENDS」は、金曜日の再放送頼みになっちゃいました。大雨が降らないことを祈るばかり。

さぁてさて、HDD の空き領域を捻出しないといけないってことで、「見たらすぐ消す」番組の消化を始めました。その中で一本、なかなか楽しめたものがあるので、その感想をば。えーと、2006/1/29(日) 21:00~ に放送された NHK スペシャルが残ってまして、それを見ました。「同時 3 点ドキュメント・移民漂流」ってヤツです。

最近、なんか似たようなコンセプトで何回か放送されているようで、どれが本家だか初代だかわかりませんが、今回見たものは「第 2 回」だそうです。題名の通り、視点が 3 つあって、(1) イスラエルへの移民を目指すエチオピアの一家、(2) ドイツへの移住を目指すイスラエルの大学院生、(3) 失業者が増え続けるドイツ、という、いかにも皮相的な 3 箇所でカメラを回した模様。

内容は、まぁ、悪く言えばありきたりな話なのですが、エチオピアにおけるイスラエルへの移民申請の詳細であったり、イスラエルにおけるユダヤ人青年の葛藤であったり、ドイツにおける移民政策の虚実がぼんやりと見えて、そういう意味ではなかなか良い出来だったと思います。

もう少し詳しく書いておきますと、(1) 一族でイスラエルへの移住を試みるも、娘夫婦だけ「偽装結婚」の疑いをかけられ移民が認められない、とか、(2) イスラエルで美術史を学んだ青年が、果てることのない殺し合いが続く自国の現状に嫌気がさし、ベルリンへの移住を試みるものの、実務レベルでの高学歴者(って、ちょっと表現がおかしいですかね。何となく意図するところを掴んで貰えれば幸いなのですが)でないと移住が難しいと言われ、かつ、親類の多くをホロコーストで亡くした母親から、イスラエルでの生活を捨てることに抵抗される、というお話。(3) はトルコ系移民をはじめとして多くの失業者をかかえるドイツにおいて、高技能・高学歴者に限って積極的に移民を受け入れる国家の指針によって生じた歪み(「ゆがみ」または「ひずみ」。どっちでもいいです。同じ字らしいですし)を描いていました。

知識階級などの、エリート層の移民であれば、やや例外はあるのかもしれませんが、基本的に移民=貧しい国から富める国、という図式が成り立つ訳で、その多くは夢に見た移民先で社会の下層に身をやつさざるを得ないわけです。そうしないと生きていけないようなケース、例えば (1) のようなパターンであれば、ある種の必要悪として受け入れざるを得ないのかな、とも思うわけですが、一般的に、異なる文化圏の人間が大挙して押し寄せた後に良い方向への変化が生まれることは稀な訳で、「移民受け入れ ≒ 毒」という、一歩間違えると民族浄化思想にすらなりかねない考え方も、あながち間違いでは無いのだと、改めて感じた次第です。

かつて、南アフリカという国では一部の白人が大多数の黒人の人権を蹂躙する政策が取られていたわけですが、これは「外からの征服者」が「原住民」を搾取するがための政策でした。今後、先進国の中でも少子化が著しい日本が、何かしらの形で人的資源の補充を迫られる局面になったとして、たとえ制限付きであったとしても「移民」を受け入れる可能性はかなり高いと思うのですが、東アジアの中でも指折りの鼻持ちならない人種である(わはは、って、笑うところではない?)我々が、差別感情なしで移民を受け入れるとはとても思えないわけで、遠からず色んな悲劇が起こるのだろう、と、ちょっとどきどきしてしまいます。海の向かいの国を「圧政国家」だと名指しできない状態になるかも知れません。

  *

困った……。オチが思いつかん。

いやー、何かと冷めた目で自国を語って知識人ぶるヤツがいるんで、そういう論調には乗りたくないんだけど、難しいっすねー。世界には色んな問題があるわけで、何も日本に限ったことでは無いんだけど、ねぇー。どうしたものか。

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