2006年11月27日月曜日

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混迷するイラク情勢を斬る! と見せかけてだらだらと駄文を並べただけ

 


今年の 9/11 で、アメリカ同時多発テロから 5 年と言うことで、NHK-BS で色々と特番をやっていたのですが、ようやく今頃消化(視聴)中だったりします。

とはいえ、3 ヵ月遅れはまだマシなほうで、1 年以上見てない番組も数知れず……。単に溜めすぎなんですけどね。

放送コードってヘンですね

まぁ、当然ながら色々と思うことがある訳ですが、まず、アメリカで制作された、米軍張り付き取材の番組を日本語化したドキュメンタリーについて……。内容は極めて全うなんですが、いや、そのですね……。

迫撃砲だかミサイルだかの直撃を食らった映像は、確かにものすごい迫力なんですが、被写体である米軍の皆様が「F○CK !」とか「S○N OF A BITCH !」(伏せてますよ。為念)とか叫んでいるのを、そのまま流していたのが大迫力でした(こらこら

そういえば、どこかで聞いたのですが、とある放送局では「キ○ガイ」は御法度とのこと。ところが、「クレイジー」は何の問題も無いとのことで、植木等谷啓失職する危機は免れたそうです。

亡命者に祖国なし

さて、ついさっきまで見ていた番組、50 分番組の前半を見終えたところでこうやって執筆(わはは)を開始した訳ですが、どんな番組だったかと言いますと、アメリカ・ミシガン州はディアボーンという町の亡命イラク人を追ったドキュメンタリーでした(NHK 制作)。サダム・フセインの独裁統治下において、イラク北部のクルド人や、南部のイスラム教シーア派勢力が迫害されていたのは有名な事実ですが、湾岸戦争の直後にアメリカの口車に乗って武装蜂起したシーア派が、結局フセインに鎮圧され、少なからぬシーア派の有力者が、アメリカなどに難を逃れていたそうです(恥ずかしながら、私は全然知りませんでした)。

で、その亡命イラク人は、当然ながら(← この言い回し好きだな、私)サダム・フセインを打倒し、自らがイラクに戻れる日を待ち望むことになるわけですが、その情熱がアメリカ国内のアンチ・イラクキャンペーンに「悪用」されてしまった、という皮肉な話もありました。

フセイン政権崩壊後、一時帰国した亡命イラク人は、新聞を発行するなどして、イラク人として「自由な民主主義」の普及に努めるものの、周りからはアメリカ人としか見てもらえず、失意のうちに帰国するという、良くある話も見せてもらいました。

イラクにおける過去の戦争の意義

ブッシュ息子がほざいた「テロとの戦い」というお題目が、空前絶後のファンタジーだったことは、皆様ご記憶のことでしょう。

さて、「イラク」における戦争は、私の記憶にある中では次の 3 種類です。(1) イラン=イラク戦争、(2) 湾岸戦争(イラク軍のクウェート侵攻含む)、(3) イラク戦争

「イラン=イラク戦争」の頃は、確か、私は毎朝 NHK 総合の「明るい農村」を見る純真無垢な(笑)小学生だったような記憶があります。当時は「どっちも同じような変な名前~!」としか認識がなかった訳ですが、今、改めて(無い知恵を絞って)考えてみますと、1979 年に当時のイランのパーレビ王朝が倒れ、ホメイニ師が政権を奪取する「イラン・イスラム革命」によるイスラム化ドミノ(当時は無かった言葉でしょうね。「東欧の民主化ドミノ」からパクりました)を恐れたアメリカが、フセインを焚きつけた(無論、有形無形の支援はあったでしょう)、という構図だったようですね。

ところが、その後、産油国であることも手伝ってか、フセインは増長し、ついにはクウェートに侵攻を計ってしまう、と。このあまりに身勝手な軍事行動は世界各国の非難を浴び、「多国籍軍」にボッコボコにされる訳です。恥ずかしながら今頃になって認識したのですが、ブッシュ父は湾岸戦争の後始末として、イラク国民によるフセイン打倒を狙っていたらしいですね。結果としては、この目論見は見事に失敗する訳ですが、もし、湾岸戦争直後にイラク国民の蜂起によってフセインが失脚に追い込まれていたとするならば……。

それはそれでブッシュ父も困っていた筈です。なぜならば、もしフセインが失脚し、イスラム教シーア派色の強い政府ができてしまったとすると、「第二のイラン」になりかねない訳で、何のために「イラ=イラ戦争」に持ち込んだのか、訳ワカメになってしまうからです。つまり、とりあえず暴れているイラクは叩いたものの、さてどうしようという構図だった訳で、「戦後のことを考えていない」という点では、息子の戦争とも相通ずるものを感じます。
いや、ブッシュ父の場合、「戦後のこと」を考える、ということ自体眼中になかったのかも……。もっとも、叩くだけ叩いてあっさりやめちゃったところは、ブッシュ父は息子よりは優れていた、と言えるでしょう。

「テロリズムとの戦い」というファンタジー小説

「そんな小説をブッシュ息子が執筆出来るはずがない」という批評もあるでしょう。確かに、私もあのブッシュの息子にそんなものが書けるはずが無いと思ってます。誰が書いたのかは知りません。ラムズフェルドか、チェイニーか、パウエルか、ウォルフォヴィッツか。でも、おそらくチェイニーは違うでしょう。彼は火曜サスペンス劇場のシナリオを書く方が似合っています。「暴発した猟銃に秘められた 20 年前の恩讐」とか言ったタイトルで。

ちなみに、中国でもっとも売れたファンタジー小説は「毛沢東語録」だそうです(笑)。

イラク開戦の真実

さてさて、ブッシュ息子は、図らずもビン=ラディンに奇襲されたおかげで支持率もアップし、どさくさに紛れて勝手に戦争を始める権限までゲットしてウマーということで、「なんかサダムの奴生意気だからここらでちょいと締めてやろう」といった風に、なんかホントにそんな感じで、ちょー短絡的に戦争を始めてしまったような気がしてなりません……(子供のケンカじゃ無いんですから、ねぇ……)。

良く言えば「父の果たせなかった、イラクの独裁政権打倒」を現実のものにしたとも言えます。イラクを「第二のイラン」にすることの無いよう、徹底的に西欧風民主主義を植え付けようという理想も立派ですが、果たして現実性はあったのでしょうか。今のアメリカのやっている事って、戦前、大日本帝国が朝鮮半島で行った「皇民化政策」と、実は同じなんじゃないのかなぁ、とすら思えてきました。五族共和、八紘一宇、大東亜共栄圏……。

大日本帝国は「連合国」(と言いながら、実体はアメリカと愉快な仲間たち)に裁かれましたが、嗚呼、いったい今のアメリカを誰が裁けると言うのでしょう……。

1. 遠山の金さん  2. コッリーナ主審  3. パール判事  4. スター特別検察官

結論

ブッシュ息子はあの父親以上に後先のことを考える能力に欠けている。

こんな駄文に 1 時間もかけてしまった……。orz

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