2006年12月23日土曜日

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銀の弾丸と白い楔(くさび)

 


一昨日の傾向と対策

速報をお伝えします。(何?

一昨日(12/21)の記事「死者を鞭打て」の冒頭に、「Filippa Giordano(の "Habanera")」との記載がありましたが、これは、エキシビションの BGM として、Filippa Giordano の Habanera が使われた、という意味です。つまり、私が浅田真央のエキシビションには全く興味を示さず、BGM にのみ興味を示したのはどうよ、という指摘があったというお話でした。

ちなみに、この「ハバネラ」は、フランスの作曲家ビゼーのオペラ「カルメン」の中の超有名曲ですので、おそらくどこかで耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか。ちなみに、この「ハバネラ」、盗作疑惑があるそうです(笑)。

それでは、新しい情報が入り次第お伝えします。

ありがとうございました。盗作疑惑の行方、気になりますね(←気になりません

それでは、続けていつものコーナーをお願いします。

今度は昨日の傾向と対策

それではお伝えします。

まず、「東京にやってきたのであった銀さん風)」は、テレビ東京系で絶賛放映中のアニメ「銀魂」の、「恋にマニュアルなんていらない(延長戦)」の回の冒頭部分のパロディです。つまらなかったですか? だったらごめんなさい。とりあえず素直に謝っておきます。

次に、"A day in the life" は、確か The Beatles にそんな歌があったような気がしますが、「全く関係ないよ」とのコメントがありました。全く関係ないそうです(だったら書くな

次です。「めでたい♪めでたい♪」は、照屋林賢率いる「りんけんバンド」の楽曲をモチーフにしたものとのことです。BS 日テレの「沖縄楽園スタイル うちなー亭」のエンディングで流れている筈なので、BS アンテナをお持ちで、テレビの 2011 年問題対応がお済みの方は、土曜日の 21 時頃に見てみてください。

以上、傾向と対策のコーナーでした☆

はい、ありがとうございました。次は、今日の本題です。

銀の弾丸と白い楔(くさび)

皆さんは、東海道・山陽新幹線700 系はご存じでしょうか? 「マニアじゃないんだから、形式で聞かれてもわかんないよ」と思われる方も多いでしょうから、ちとわかりやすく言い直しますと、「新しいタイプののぞみ」のことです。

ちなみに、断面が丸みを帯びていて、一番前と一番後ろにドアがついていない、最高速度が 300 km/h 出る「のぞみ」もありますが、あれは 500 系といって、今話題にしているタイプとは違うものです。

今更ですが、700 系500 系の紹介ページにそれぞれリンクを張ったので、車両の形に自信が持てない方は、リンク先を覗いてみてください。

さて、この 700 系と 500 系、どちらも「のぞみ」に使用されていますが、皆さんはどちらが格好良いと思われますか? (JR 東海の Web サイトではいまひとつデザインが判りづらいので、Wikipediaへのリンクもつけてみました) 私自身の感想はと言うと、極限まで空気抵抗の低減にトライし、鉄道と言うよりは、むしろ航空機をイメージさせるデザインの 500 系が格好良い……とは思うのですが、空気力学的な見方で考えると、明らかに 700 系のほうが美しいと思えるのです。

「流線型」と空気抵抗

新幹線は、最高時速 270~300 km/h で走り続けるわけですから、先頭部と最後尾の形状は、なるべく空気抵抗が少ない形であることが望まれます。従って、必然的にいわゆる「流線型」になるのですが、空気抵抗を少なくするには、500 系のように鋭く切り裂くアプローチもさることながら、断面積(前面からの投影面積)の変化がなるべく一定であることが望ましい、という鉄則があります。

F1 マシンのラジエーターの場所

F1 マシンのラジエーターが、車体の中央部左右にどーんと存在するのも、実はあれが一番マシン全体の空気抵抗が少なくなるから、という理屈からなんですね。もちろん、車体のウェイトバランスを考えても、エンジンや燃料タンクと同様に、重たいコンポーネントは車体中央部にまとめる必要があるのですが、例えば二昔前(え?)のブラバム BMW のように、ラジエーターを後輪の真ん前にちょこんと並べた方が、空気抵抗が少ないんじゃないか、という考え方も、素人目には成り立つかと思うのです(実際には、間違っているわけですが)。

私はペプシのほうが好きなのですが

ジョン・バーナードというエラいおじさんが設計した、マクラーレン MP4/1 という F1 マシンがありました。このマシンは、シャーシが米国 Hercules 社から供給されたカーボンファイバー製である点で画期的だったのですが、ラジエーターを格納する「サイト・ポンツーン」がやたら大きく、また、後方が「絞り込まれている」(コカ・コーラの瓶を想起させるとして「コークボトル」型と呼ばれた)ところに、空気力学的には非常に大きな意義がありました。

F1 マシンのサイド・ポンツーンの後ろに何があるかと言うと、リヤタイヤがあるわけで、そのままでは、リアタイヤは、当然のことながら、かなりの空気抵抗となるわけです。なので、その手前でサイド・ポンツーンを絞り込むことは、断面積変化を少なくするとともに、空気を整流してリヤウィングやブレーキダクトに導くという、一石四~五鳥の効果を得られる大発明だったわけです。

つまり、何が言いたいかということですが、とにかく平滑でソリッドな形にするよりも、断面積変化がスムースになるのであれば、一見いびつな形のほうが、むしろ空気抵抗を少なくできる、ということです。

工業製品は機能美で勝負

さて、新幹線の話からいきなり F1 の話になってしまいましたが、話を元に戻しますと、500 系と 700 系はどっちが格好良い?ということでした。500 系は、確かにデザイン的には素晴らしいのですが、個人的には、700 系の、一見無駄な形(カモノハシみたい、などと言われていましたね)をしている先頭形状が、実は空気抵抗を少なくすることにとっても貢献していて、かつ、500 系のように客席の数を減らしたり、先頭部分のドアを省略したりといった風に機能性を損なうことなくデザインがまとめられている点が、とっても素晴らしいと思うのです。

実際、一見不格好な 700 系のほうが乗り心地がいいとされているのも、ポイント高いです。ま、設計が新しいから当然かも知れないけれど。

鉄道車両F1 マシンを同列に論じるのもどうかと思いますが、どちらも何かしらの縛り(経済性、またはレギュレーション)があり、その中で最適化されたデザインが、やはり美しいと思うのですね。そういう見地からは、東海道・山陽新幹線の 700 系のデザインには、計り知れない「機能美」をいつも感じるのでした(「だからどうした」とは言わないで

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