2007年4月5日木曜日

次の投稿 › ‹  前の投稿

マジで決死の密航者

 


アフリカンテイスト。でもヨーロッパ

さて、カナリア諸島の話ですね。

スペイン領カナリア諸島は、旧スペイン領西サハラの沖合に浮かぶ島々で、どう考えてもリベリア半島よりもアフリカ大陸に近いロケーションと言えますが、スペイン領ですので、ヨーロッパ、です。

マジで決死の密航者

で、ですね……。今日のネタ元は、NHK-BS で絶賛放送中の BS 世界のドキュメンタリーから、フランス 2 制作の「決死の密航者たち」です。

えーと、この「決死の密航者たち」というドキュメンタリー、ヨーロッパへの密航を企むアフリカ人が、アフリカ各国からモロッコに集まり、マフィアの手によって西サハラの某所に身を潜め、小さな木船(一応エンジンはついているけれど)で「スペイン領カナリア諸島」を目指す、という一連の流れを追った番組です。

そう、カナリア諸島はスペイン領なので、そこで拿捕されたところで、強制送還先さえ不明であればスペイン本国に移送されて、いずれは釈放される、という「おいしい話」が期待できるのです。なるほど、考えましたね……。

前回の傾向と対策

それではお伝えします。

日本航空」と「さくら」の強引な結びつきでですが、これは「サクララウンジ」のことを指していると考えられます。とは言っても、しがない庶民の筆者には縁があるわけもなく、当然のことながら入ったことは無いそうです。

以上、傾向と対策のコーナーでした☆

君は、テレビ制作に生命をかけられるか?

ただ、番組を見る限りでは、カナリア諸島にたどり着くまでがまさに「決死」で、マフィアが用意した木船は穴だらけ、その中に数十人の密航希望者をすし詰めにして、「あとはご自由に」という無責任ぶり。実際に、海の藻屑と消えるケースも少なくなく、カナリア諸島近海で遭難した密航者の遺体が海岸に打ち上げられた場合、身元を確認できるはずもなく、「無縁仏」ならぬ「密航者 No.xxxx」として葬られているとか。こういった、掛け値なしに決死」の密航に同行したテレビスタッフには、ただ敬意を表するしかありません。

実際に、最初のトライでは沖合に出てすぐに船が転覆。スタッフは無事だったようですが、二十数人の密航者の中から二人ほど犠牲者が出るという、シャレにならない現実に直面しているわけで……。

密航成功、なのか……?

で、密航者の一群は、仲間に犠牲が出た現実を鑑み、何名か脱落者は出たものの、彼らは懲りずに再び密航をトライします。船は相変わらず浸水し続けるものの、延々と、黙々と浸みた水を掻き出すことで沈没は免れます(我々日本人の感覚からは、どう考えても異常な光景ですが……)。

まぁ、幸か不幸か(それともヤラセか)、密航船はカナリア諸島近海までは何とか辿り着きます。ただ、そこで漁船に発見されたのか、沿岸警備船に拿捕されてしまいます。番組を収録していたフランス人スタッフも「逮捕」され、機材も没収されたと言いますから、これはなかなかリアルさを感じます。

『非公認の国々』

そして、「旧スペイン領西サハラ」の話ですが、Wikipedia の記事もさることながら、世界飛び地領土研究会』のページがなかなか秀逸な出来ですので、ぜひ一度ご覧ください。「西サハラ」という地域は、ほぼ全域が隣国モロッコの支配下にありますが、アフリカや中南米諸国を中心に、モロッコの支配を認めない国家も相当数存在するという、困った状況になっているようです。

困った状況」と言えば、前述の『世界飛び地領土研究会』の「非公認の国々」にも記載がある「ソマリア」が、なかなか困った状況のようですね。立派な独立国として承認されているにもかかわらず、事実上政府が存在しないと言うのですから……。

『世界飛び地領土研究会』のページには、かの「シーランド公国」をはじめ、お茶目な国々がピックアップされています。なかなか面白いですよ。

それにしても、いやいや、世の中いろんな国があるものですね。

前の記事次の記事

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International

0 件のコメント:

最近の記事