2007年5月13日日曜日

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ワープロがやってきた! ワァワァワァ

 


キヤノン(「ヤ」)のキャノワード(「ャ」)

てなわけで、和文タイプライターでパチっ、パチ、というのは、あまりに生産性が芳しくない、ということで、程なくして「日本語ワープロ」なるものが我が家にやってきたのでした。確か、私が中学一年生のときですね。キヤノンの「キャノワード」(「ャ」の字は小さかったんじゃないかなぁ)なるものを購入したのでした。

この「キャノワード」というワープロ、なんと画期的なことに、5 インチのフロッピーディスクドライブが標準装着されていました(1 デッキのみ。2 デッキ目はオプション)。そして、熱転写式のプリンタもディスプレイの上についていました。熱転写式プリンタのインクリボンカートリッジが高い、ということで、わざわざ「感熱紙」を買って、インクリボンを外して印字していたものです。

擦り切れまっす!

ただ、この「キャノワード」、一点すばらしい仕様がありまして……。日本語変換にはつきものの「単語登録」ってありますよね。当然、このワープロでも単語登録はできるのですが、これがフロッピーディスクベースなのです(オンメモリに展開する、という発想が無い)。つまり、[ 変換 ] キーを押すたびに、相当な頻度でフロッピーディスクが読み書きされてしまうのですね。

今から思うと、「登録単語」ではなく「外字」だったかも知れません。24dot × 24dot で、いろいろとアルファベットの外字を作っていた記憶もありますので。

そんなわけで、私がフロッピーディスクを使い始めてから 20 年以上経ちますが、未だにあれが最初で最後です。ディスクが物理的擦り切れたのは(笑)。ある日、妙にシークしたままリードが終わらないなぁ、と気がついたのですが、ディスクを取り出してみると、見事に擦り切れていたのです。当然、データも飛んでしまったわけで、当然、結構がっかりしたのですけどね。

日本の文化、「原稿用紙」

さてと。当時、何かの発表を行う場合には、必ず「原稿用紙」に文字を埋めて、それを原稿としていたものでした(だから原稿用紙って言うんだよね)。ところが、当時、小生意気にも「日本語ワープロ」で文章を作ることを是としていた私は、文字ピッチ・改行ピッチをむりやり原稿用紙にあわせて、わざわざ原稿用紙に印刷してそれを原稿として発表に臨んだのでした。今から思えばめちゃくちゃ無駄なことをしていたわけですが、当時はそれが当たり前だと思っていたわけで、面白いものですよね。

「原稿用紙」という異文化との出会い

で、そんな私が Microsoft Word を愛用し始めて、もう 10 年以上になります。繰り返しになりますが、当時の日本は「ワープロソフトと言えば一太郎。ジャストシステム」という時代でした。そう、今やワープロの世界でも Word がトップシェアだと思いますが、当時はまだまだマイナーな「その他のワープロ」的な扱いだったのですね。

そう、Microsoft Word というワープロは、もともと英語版のソフトウェアでした。アルファベットというのは、当時すでにプロポーショナルフォントが一般的だったので、日本の原稿用紙に見られる「何文字×何文字」という概念が、準備されていなかったのです。一太郎はこの辺の対応もぬかりなかったので、圧倒的に支持されていたわけですね。

その後ほどなく、Word にも「原稿用紙ウィザード」なる機能が追加されましたが。

例文に意味は無いです

その弊害か、いまだにこんな体裁の文章をワープロで作る人がいます。個人的にはとても好きになれないのですが……。


そう、「Alternative Rock」という文字を、「Alternative Rock」という風に、固定ピッチの文字(しかも、上の例ではいわゆる「全角」)で書いてしまうパターンのことです。アルファベットであっても「原稿用紙感覚」で書いてしまう、ということですね。プロポーショナルフォントを使えば、こんなにすっきりするのに……。


余談

あ、同じプロポーショナルだからと言って、「MS Pゴシック」を使うくらいなら、「Arial」を使いましょうね。「MS P明朝」や「Century」を使うくらいなら、「Times New Roman」を使いましょうね。かなり個人的好みも入ってますが、やっぱ Century より Roman ですよ。

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