2007年6月9日土曜日

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カルビ焦げ付き事件の真相を推理する

 


カルビ、焦げ付きを苦に自殺?

1982 年当時、イタリアはアンブロシアーノ銀行の頭取で、約 13 億ドルとも言われる巨額の融資を焦げ付かせ、結果として銀行を破綻に追い込んだロベルト・カルビ氏が、何故かロンドンテムズ川にかかる「ブラックフライアーズ橋」の下で首つりした井出、じゃなくて(こらこら)首つり死体で見つかった問題で、被告とされた 5 人に無罪判決が言い渡されたそうですね。

まぁ、この事件は謎が謎を呼ぶサスペンス的な展開を当初から見せていたわけで、破綻の原因となった巨額の焦げ付きが「バチカン向け」だったということもあり、バチカンとの深い関係から「教皇の銀行家」との異名も取ったカルビの死は、一見、焦げ付きを苦にした自殺に見えたものの、その後の捜査で「他殺」が明らかにされるなど、良質のミステリーとしての素材を兼ね備えたものでした。

そもそも、「カルビ焦げ付きを苦にしてどうする」というネタだったという話も……(はは)。つまり、テフロン加工とか、シルバーストーン加工とか、オリバー・ストーン監督とかだったら良かったというオチですか(違います

カルビ焦げ付き事件の真相を推理する

この「カルビ焦げ付き」事件、私ならこう推理します。スコットランド・ヤード(イングランドにあるけれど「スコットランド」)の捜査などから、カルビの死が他殺であることは、もはや動かしようのない事実と見られるわけなので、何かしらの利害関係にある人間に葬られたと考えるのが自然でしょう。現時点で疑わしい人物が、約 4 名ほど考えられます。

Lorenzo Mino

まず、カルビの忠実な部下だったとされる Lorenzo Mino ですね。バカチン向けの巨額の融資も、実際にはミーノが取り仕切っていたとも言われ、いわば、この不正融資事件の表に出てこない人物であり、かつ、闇の部分を誰よりも深く知る人物でもあったわけです。また、マフィアとの仲介役もミーノが務めていた、と見られています。

Roberto Di Ghiara

次に考えられるのが、カルビが所属していたとも言われる某フリーメイソン秘密結社)の主要メンバーと目される Roberto Di Ghiara の存在です。このフリーメイソンはユダヤ系ではなく、むしろ非常にバカチンに近いとも言われ、不可解な資金の流れの意味やその構造を知りうる立場に……と言うよりは、むしろ主導的な立場にいたことが考えられます。ディ・ギアラにとって、カルビの存在は「看破できない綻び」として捉えられていたおそれがあります。

Alfonso Jarami

あと、忘れてはならないのが、スペインの外交官で、当時、ローマのスペイン大使館に籍を置いていた Alfonso Jarami の存在でしょう。ハラミーは、表向きの顔は外交官だったわけですが、その実体は CIA のエージェントだったのではないか、とも言われています(外交官ほど、エージェントとして便利な立場は無いですからね)。

ただ、この見解からさらに一歩踏み込み、実はハラミーはシュタージ(旧東ドイツの秘密警察)でもあり、「二重スパイ」だったのではないか、との見方もあります。これは一見突飛な見方ですが、もし、彼がカルビ暗殺の首謀者だったとするならば、謎に満ちた動機の一端をも解き明かすことができるわけで、そういった意味では、説得力のある仮説だと思われるのです。

つまり、CIA によるボーランドへの送金は、シュタージから見ると、本国(東ドイツ)の安全保障にとって、とても危険な訳です。

Barnaby Ross

最後に、本命と目されるのが、これまた CIA のエージェントと目される米国人、Barnaby Ross です。ロース(ん、「ロス」じゃなくて?)は当時英国を拠点に活動し、主に東欧諸国への工作活動(俗に言う「民主化」支援活動)を行っていました。当時、ボーランドではワルサ議長率いる「変帯」が、野党でありながら驚異的な勢力で成長を遂げていたのですが、その裏側では、CIA による秘密裏な資金援助があったと目されています。

今となっては、ウクライナの「オレンジ革命」など、あからさまにアメリカの陰が見え隠れする「民主化運動」があちこちで見られるわけですが、当時の東欧において、そのような活動を支援することは、明らかな「内政干渉」で、見方によっては「戦争行為」とも取れる、危険な行為でした。そのため、バカチンを経由してボーランドへ、という裏口は、CIA にとっては非常に便利なルートだったわけです。カルビを葬ったのは、やはり、口封じのためでしょう。

おわりに

もうお気づきでしょうけど、「私の推理」は、あくまで完全なフィクションです。てゆーか完全に「ネタ」ですので、信じちゃダメですよ。まさかとは思いますけど、念のため。

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