2007年9月15日土曜日

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キャビアの話

 


パソコンむかし話

むかしむかし、Western Digital という HDD メーカーがありまして(今もある筈だけど)、わりと大容量のものが多くて重宝していました。そですね、1 GB のものとか、1.5 GB のものとか……(いつの時代ですか)。


当時は Enhanced IDE なんて規格は無く、ましてや LBA なんて考え方も無かった(はず)なので、1,024 シリンダを越えた部分が BIOS から認識できなかったりして大変でした。つまり、512 MB を越えた領域を FDISK で認識することができなかったわけで、その「バカ……」じゃなくて「嘆き……」でもなくて「512 MB の壁」を越えるためのギミックとして、"Ontrack Disk Manager" なんてものがバルク品の HDD に添付されていたものでした。

キャビアの話

さて、HDD と言えば 170 MB や 340 MB、512 MB が当たり前~とされていた 1990 年代前半にあって、WD こと Western Digital 社は「割と」大容量の HDD を安価に供給してくれていたので、わりと贔屓にしていたのですが(微妙に本題に戻った)、その WD 製 HDD のブランド名が「Caviar」(キャビア)でした。

今日は、そのキャビアのお話をしようかと(ぇ

キャビアと言えば、うちレベルになると、毎朝の食卓でバター代わりに使ったりすることもあるのですが(← 全くのウソですよ)、世間では「世界三大珍味」などとも言われますね。えーと、「キャビア」と「さきいか」と「柿の種」でしたっけ?(← そんなわけは無い

ホントのところは、何度かパーティかなにかで食したくらいです。もちろん不味くはないですが、とびきり美味いとも思わないですねぇ……。

改めておさらいしますと、キャビアはチョウザメの卵、ではないです、厳密には。「チョウザメの卵」の塩漬け、が正解です。同じ塩漬けでも「スパム」と「キャビア」ではえらい違いがあるということは、注目に値しますね(そうか?

密漁やめますか? それとも、人間やめますか?

さて、チョウザメの生息地としては、カスピ海やアムール川が有名です。このような地理的事情から、キャビアは「ロシアの名産品」と思われがちで、実際にそういう側面があったのも事実なのですが、改めてカスピ海の地理的ロケーションを考えてみると、ロシアのほかにもアゼルバイジャントルクメニスタンカザフスタン、そしてイランがカスピ海に面しています。

カスピ海のチョウザメは、乱獲によって絶滅が危惧されるほどの状態とのことで、ワシントン条約(事務局)によってキャビアの取引が(当面)禁止される事態になってしまったそうなのですが、禁酒法下のアルコールと同じく、禁止されると闇市場が活発化するのは世の常で、密漁者が後を絶たないみたいですね。

モスクとコーランとキャビア

当然、ロシアを始めとする諸国が密漁の摘発を行っているのですが、例えばロシアにて密漁の摘発に従事する人の年収より、卵(キャビアに加工できる)を持つチョウザメ一匹(でいいのかな?)のほうが高値で売れるそうです。さすがにこうなっちゃうと、ちょっとね……。

ま、そういうわけで、密漁者にとっては「チョウザメ」は、まさに「金の卵」なのだそうで。なにしろ高値で売れるので、結構な金額を設備投資に回せるのだとか。たとえば日本製の高性能エンジンとか、GPS とか、無線電話とか。

密漁は、ロシアよりもその他の旧 CIS 諸国、そしてイランでも活発だそうです。実際、「イラン産のキャビア」なるものも多く出回っているとのこと。イランとキャビア、うーん、なんか意外な組み合わせですね……。

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