2008年3月1日土曜日

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続・憲法改正秘話

 


前回までのあらすじ

アメリカさんに、来週の火曜日までに新憲法の草案を持ってくるように宿題を出された日本さん。聖徳太子の起用に失敗した「課長」は、「部下 A」の推薦で松本烝治先生に新憲法の草案を託すことに。

果たして、課長さんはバケツを持って廊下に立たされるのか!? 緊迫の続編が、今ここに!!

マッカーサーの大学ノート

日本さん(以下「日本」):おおせの通り、新憲法の草案を作成して参りましたっ
アメリカさん(以下「アメ」):おおぅ。まさか本当に作ってくるとはねー。
日本:苦心の作ですので、是非ご覧ください。
アメ:これ、題名が面白いねー。
日本:はっ!?(しまった、題名見てなかったぞ)
アメ:「烝治松本のすべらない憲法」って、何ですかー?
日本:うがぁぁぁぁ……。すいませんすいませんすいませんっ!
アメ:いやぁ、題名はいいと思うんだけど、内容がねー。これじゃダメダメねー。
日本:ははぁっ(平伏)

そこでおもむろに、アメリカさんは一冊の大学ノートを持ち出してきました。

日本:古紙配合率 50% ですか。さすがでございますね(もみ手しながら)。
アメ:いやさぁ、最近 ISO 14000 とかうるさくって。
日本:さて、こちらは何でしょうか? 日米対抗野球のスコアノートか何かで?
アメ:ハハっ。まさか(←あっさり)。どーせキミたちではマトモな憲法を作れないだろうと思ったから、MacArthur 元帥が予めオーストラリアのビーチで準備しといたのさ。
日本:ははぁっ、畏れ入ります……。
アメ:うん、新しい憲法はそれで行くから、読んどいてね。じゃ。

課長のちょっとだけ長い日

「というわけなんだ」
「とりあえず、バケツを持って廊下に立たされなかっただけ良かったんじゃないですか」
「それはそうだが……」
「それにしても、結局、松ちゃんの憲法、すべりまくりじゃないっすか」
「どこが『すべらない憲法』なんだか……。ああ、でも、題名はウケてたぞ」
「まぁ、一種のアメリカンジョークだと思ってもらえたんでしょ」
「貴様! 敵性語を口にするとは何事か!」
「課長。今をいつだと思ってるんすか? 日本はアメリカに占領されてるんっすよ」
「ああ、そうだったな。すまんすまん、ソーリー。アイアポロガイズ」
「何、日本語と英語をトゥギャザーしてるんですか」

話題は新憲法の草案に移ります。

「それでだな、アメリカさんから新憲法の草案を頂いてきたのだ。『草案』とは言っているが、おそらくこのまま制定されることは間違いない」
「いやに準備がいいですよねぇ。やたらと年季の入った大学ノートだし。予め準備していたんですね、きっと」
「しかも古紙配合率 50% だ」
「北越製紙製って書いてますね」
「恭しくも、マ元帥御自らがオーストラリアのビーチで起草されたと伺っておる」
「マ元帥って、中国人の『馬さん』っすか?」
「こらっ! 滅多なことを口にするではない。マカーサー元帥のことに決まっておろう」
「まさか!」
「違ーう! マサカ元帥じゃなくてマカーサー元帥だっ」
「まじっすか!」
「貴様はまだわからんのかっ! マジッスカ元帥ではなく……」
「課長、しつこいっすよ」

新憲法下では、竹槍の保持が違憲となる

「課長、それにしても、この新憲法、凄いっすね」
「おう、そうだな」
「『陸海空軍その他の戦力の保持は、許されない』なんて書いてありますよ」
「そうだなぁ」
「課長は、何を今更、って思いません?」
「なんでだ?」
「だって、もともと、今の日本にはマトモな戦力なんて残ってないじゃないっすか」
「いや、竹槍ならあるぞ」
「……。」

かくして、「非武装」を原則とする「日本国憲法」が、天下ってきたのでした。まぁ、天照大神以来、天下りは得意なお国柄なので、意外とすんなりと受け入れられた……かどうかは定かではありませんが。

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