2008年3月10日月曜日

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ドニエストル河にシーラカンスの姿はあったか

 


ふぐ旨い

今日は「ふぐ握り」を食べてきました。たぶん生まれて初めて。やっぱふぐは刺身とか、生で食するのが一番美味しいと思うのですが、偏見でしょうか。

沿ドニエストル共和国を探せ!

さてと。全く関係のない話題に移ります(笑)。東欧のとあるところに、沿ドニエストル共和国という、「自称国家が存在するのはご存じでしょうか。

具体的にどこかと言いますと、モルドバとウクライナの間の、ドニエストル河東岸地区がそれに当たります。この説明で「ふんふん」と頷けた人、その人はきっと相当東欧の地理に詳しい人です。ふつーはわかんないですよね。

もうちょっとだけ分かり易く説明すると、ルーマニアのちょい東側に当たります。ルーマニアとウクライナの間にモルドバという国があり、そのモルドバとウクライナの国境部分を実効支配しているのが、自称「沿ドニエストル共和国」です。

小さいですが、位置関係が分かり易い地図を見つけました。まぁ、この辺ですよ。

(Wikimedia Commons より借用。この作品の作者である Bemoeial 氏は、この作品を以下のライセンスで提供しています。:
Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the GNU Free Documentation License, Version 1.2 or any later version published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, no Front-Cover Texts, and no Back-Cover Texts. A copy of the license is included in the section entitled "GNU Free Documentation License".

満州国もびっくり

「そんな名前の国は聞いたことない」と思われるのも当然で、この自称「国家」は、ロシア以外、どこの国も承認していないのが現状です。つまり、「そんな国の存在は認められない」というのが、世界の趨勢です。

なので、「沿ドニエストル共和国」の首脳は、不当にモルドバの領土を占有している犯罪者という扱いになるそうで。下手に外遊なんぞをしてしまえば、その場で逮捕されてしまうとか(笑)。

欧州諸国のパワーバランスから見た沿ドニエストル共和国のアイデンティティ

この「沿ドニエストル共和国」は、ヨーロッパで良くある「民族国家を勢いで作っちゃった」というパターンではなく、イデオロギーの相違がそもそものきっかけのようです。「反ロシア・ヨーロッパと仲良くなりたーい」色の濃いモルドバ(や隣国ウクライナ)に対する一種のアンチテーゼと見るべきかと思います。

まぁ、「沿ドニエストル共和国」の領土とされる地域は、小国モルドバから見てもさらに小さいなわけで、普通に考えれば、「一地方のクーデター」はあっさりと鎮圧されて然るべきだったのが、ロシア軍が介入したりした結果、結局鎮圧に失敗した、というのが真相のようです。

しかも、ドサクサに紛れてロシア軍が未だに駐留中とあっては、下手に手出しもできないようで。「沿ドニエストル共和国」の実効支配地域には巨大な武器庫があったとかで、ロシアが「自国の安全保障上確保すべき地域」と考えたのかもしれません。

あるいは、東欧における「民主化ドミノ」現象を食い止めるための橋頭堡として、楔を打ち込んでおきたかった、なんて腹づもりもあったのでしょうか。

ドニエストル河にシーラカンスの姿はあったか

Wikipedia には

政治
元首は大統領であり、大統領は国民による選挙で選出されるが、実質的には、スミルノフ大統領一族による独裁体制にある。また、ソビエト連邦第 2 代最高指導者のスターリンを、全世界的な英雄として讃えるなど、今なお、1940 年代から 1960 年代のソビエト連邦のような統治体制が敷かれている。

などと書かれてしまっています(おそらく事実でしょう)。

ふと思い当たったのですが、これってもしか、「動態保存」ってヤツでは……。山口線の SL「やまぐち号」みたいなもので、「ソヴィエト連邦」という国家体制を、ありのまま後世に伝えるために、ヨーロッパ諸国から比較的近いところに、博物館的な国家を作っちゃいました、みたいな……。

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