2008年3月22日土曜日

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「ストロー効果」に見る日中の価値観の相違

 


「バキューム効果」じゃなくて良かった良かった

先日知ったのですが、「ストロー効果」という現象があるそうですね。大都市と地方都市を結ぶ交通網(ストロー)が整備されると、地方都市から大都市に、「ストロー」経由で「経済活動」が「吸い出される」から、というのが語源らしいのですが、なかなか言い得て妙ですね。

あ、具体的にどういうことかと言いますと、例えば長野新幹線が開業したおかげで、長野が「日帰り出張圏」として認知されてしまい、多くの企業が長野から撤退してしまった、といったような話です。今まで「長野営業所」を置いていたけれど、用事があるときだけ都内から「あさま」に乗って行けばいいじゃん、という考え方ですね。人件費その他が浮くのは企業にとって大きなメリットですので。

さてと。例によって、Wikipedia の「ストロー効果」の記事から引用です。

この言葉は、瀬戸大橋開通前の備讃地域開発計画に参画した小野五郎四国通産局総務部長(当時:現埼玉大学教授)が、「ライリーの小売引力の法則」の系として、「大橋のような幹線交通路が開かれると、大きい方の経済圏に小さい方の経済圏のメリットが飲み込まれてしまうから、予め四国島内の交通網整備による四県の結束と物流拠点の整備を図る必要がある」として、自身を本州側にアイスコーヒーの入ったグラスを四国側に見立ててストローで吸ってみせ、「このように美味い部分は吸い上げられ、残されたのは氷だけでは困るだろう」と警告を発したのが最初である。

「ライリーの小売引力の法則」というのが良くわかりませんが、オライリーには色々とお世話になっています(だからどうした)。

「わらしべ効果」

気を取り直して続けましょう。

なお、英語における Straw Effect は、麦わら(ストロー)を介しての家畜の感染症のことであり、本件とは全く関係がないので注意を要する。

ほへー。これ、なんか面白いですね。日本では、「ストロー」はストロー以外の何ものでもありませんが、英語では本来の意味(麦わら)で使われますからね。いわゆる「ストロー」は、英語では Drinking straw になるんだとか……。

そういえば、「ストロー」を無理矢理日本語にするとどうなるんでしょうね。「飲用管」あたりになるんでしょうか。なんかオレンジジュースが出る蛇口みたいな感じすらしてきますが。

「ストロー効果」に見る日中の価値観の相違

無理矢理昨日の話題と繋げると、中国は青海省の「西寧」からチベットの「ラサ」までを繋ぐ「青蔵鉄道」が 2006 年に全通し、観光開発などに寄与することが期待されているわけですが、同時に「漢族」の流入も加速され、チベットの独自性が更に失われてしまうのではないか、と危惧されています。

日本における「ストロー効果」は、経済活動も人口も吸い出される一方だったのですが、中国にあってはやや違いがあるようですね。雑菌を含んだ唾液をストロー越しに送り込んでいるような趣すら……(うわぁ

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