2008年3月27日木曜日

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冥王星、再生されなかったもの

 


再生されなかったもの

ホルストの「惑星」に、コリン・マシューズが「冥王星、再生する者」という曲を追加した、という話がありましたが、2006 年の国際天文学連合(IAU)総会にて「冥王星」が惑星の座を追われた結果、「なぁんだ、結局必要なかったじゃん」というオチになりました。

ところが、IAU 総会で当初検討された案は、いわゆる「12 惑星案」と呼ばれ、冥王星のほかにも、小惑星帯(メインベルト)最大の天体として知られる「ケレス」や、冥王星の衛星の「カロン」、冥王星よりもはるかに大半径の軌道を回る「エリス」を、新たに惑星として認定するという案でした。

冥王星の衛星である筈の「カロン」がなぜ「惑星」として定義されようとしたのが謎だったのですが、冥王星とカロンは、地球と月のような従属的な関係には無く、お互いがお互いの重力に引き合わせられながら公転している(冥王星もカロンの重力の影響を受けている)ため、「二重惑星」と見做された、ということのようです。

ちなみに、地球も月の重力の影響を受けている(そのせいで、自転速度がほんの少しずつ遅くなっている)そうなのですが、地球と月の「共通重心」が地球内部にあるため、「二重惑星」とは言えない、とのこと。4 億年前は、地球の一年が約 400 日だった、なんて話もあるそうで、いろいろと面白いですね。

ケレス、トータティス、オシリス、コマロフ

さて、「組曲惑星」の話に戻りますと……。太陽系の惑星が 12 個になるかもしれない、ということで、前もって準備をした……わけでは無かったのですが、なんと「ケレス」という曲が 2005 年に作曲されていたそうです(笑)。

この「ケレス」は、現在はベルリン・フィルの主席指揮者兼芸術監督を務めるイギリス人のサイモン・ラトルの着想により、マーク=アンソニー・タネジが作曲したそうなのですが、ラトルは同時に、ほかにも 3 人の作曲家に、それぞれ「宇宙」を題材にした曲の作曲を委嘱していたとか。

できあがった曲の題名が「小惑星 4179:トータティス」「オシリスに向かって」そして「コマロフの墜落」だと言うのですが……、なんかひとつだけ毛色の違うのが紛れているような……(汗)。

「コマロフ」は、ソ連の宇宙飛行士だったウラジーミル・コマロフのことですね。来歴その他はリンク先の Wikipedia の記事を参照ください。

それでは、ちょっと短いですが、この辺で。

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