2008年3月31日月曜日

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ナルヒコ国物語

 


罪を憎んで Do You Wanna ピザまぁん♪

えーと、昨日の記事を書いていて思った……というか、補足なんですが、「特定の個人を非難するのが良くない」というわけでは無いので念のため。だいたい、ちょいと前に特定の個人を非難しまくりの記事も書いてますしね。

まぁ、件の運転士が事故の直前に竜宮城にテレポーテーションさせられた、なんてことが無い限り、その責任は明白だと思うので、(自分としては)思い切った書き方をしたわけで……。見て下さっている人は決して多くないけれど、マリア様……じゃなくて Google 様が見てますから、下手すりゃ名誉毀損ですし、ね。

で、です。沖縄戦……に限らず、いわゆる「太平洋戦争」では、日本はボコのボッコボコになるまでやられちゃった訳ですが、こうなっては人生幸朗でなくても「責任者出てこい!!!」となるのが当然の理なわけで。

日本がポツダム宣言を受諾したときの首相は、「日本のバドーリョ」たらんとして、無事その大役を果たしきった鈴木貫太郎でしたが、日本の敗戦とともに内閣総辞職し(当然ですね)、その後、東久邇宮稔彦王(ひがしくにのみや なるひこおう)が史上初の皇族の総理大臣となります。

ナルヒコ国物語

この「ナルちゃん」こと東久邇宮稔彦王は、皇族であり、かつ陸軍の軍人でもあったため、敗戦後の軍部の暴走を抑え、アメリカ軍の進駐や日本軍の武装解除も大きな混乱を来すことなく遂行できたのでした。この稔彦王、見た目はどことなく小日向文世を思わせましたが(それはどうでもいい)、引退後は「ナルヒコ国物語」なる映画を作ったり(もちろんウソです)、新興宗教を起こしたり(これはホント)と、マルチタレントとして活躍し(?)、平成 2 年 1 月 20 日に 102 歳で他界したそうです。

世界の首相経験者の中で、もっとも長寿だったそうで、ギネスブックにも記載されているとか。

さて、この東久邇宮稔彦王さんは、皇族でもあり、陸軍軍人でもあったので、ふつーに考えれば、日本の敗戦にすんごく責任がある筈なんですね。で、自分に累が及ぶのがイヤだから……というよりは、大日本帝国のトップだった昭和天皇に累が及んではこれ一大事、ということで、「一億総懺悔」というキャンペーンを、電通や博報堂を使って(これはウソ)始めます。

「一億総懺悔」キャンペーン発動!

どういったキャンペーンだったかと言うと、「いやー、今回戦争に負けちゃってみんな大変だったよねー。でもさぁ、これは特定の誰かが悪いんじゃなくて、日本国民みんなが反省すべきだと思うんだよねー」という、実に日本的なナァナァな考え方だったのでした。

ただ、この考え方は、「神国不敗」「一億火の玉」「国民精神総動員」などと言った、「プロパガンダ」という名の「大ボラ」を吹き続けてきた朝日新聞を始めとするマスコミにとっても好都合だったらしく、博報堂や電通の力を借りるまでもなく、メジャーになっていったのでした。

「オレも悪かったけど、オマエも悪かったから、みんなおあいこだよね」という、都合の良い理屈を並べるのに便利だったわけですね。

もちろん、マッカーサーを始めとする GHQ が、こんな都合の良い理屈を放置しておくわけもなく、「ふざけんな」の一言で、この「一億総懺悔」キャンペーンは弾圧されたんですけどね。

「日本軍総懺悔」キャンペーン?

昨日の話題に戻ります。大江健三郎は、その著書「沖縄ノート」にて、ある守備隊指揮官を特定した形で悪罵の限りを尽くしたわけですが、「それはひでーよ大江さん」という訴えに対して、「日本軍は多かれ少なかれ悪いことをしたんだから、しょーがないじゃん?」という判決だったわけで……。少し時代後れの「日本軍総懺悔」キャンペーンなのかも知れませんね。今度こそ博報堂か電通の出番でしょうか。

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