2008年4月11日金曜日

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競馬場では「馬身」という単位が使われます

 


てなわけで、「ガロン」だの「フィート」だのは面倒くさい、という話を、もうちょいとばかし続けます。何が面倒くさいかって、例えば「マイル」ですね。

インディアナポリス 500 マイルレース(いわゆる「インディ 500」)は、一周 2.5 マイルのレースを 200 周するレースなのですが、メートル法に換算すると、804.672 km になります。この 4.672 km というのがくせ者でして……。1 マイル ≒ 1.6 キロメートルであって、イコールではないのですね。

1 マイルは、正確には 1.609344 km だそうで。なんでそんなに細かいのやら……。

春眠、暁を覚えず

というわけで、物事はなんでも SI 単位系にのっとり、メートル法を基本に考えればいいのか……という話ですが、そう簡単にもいかない分野もあるのですね。例えば、恒星間の距離を表す場合。世間一般では「光年」という単位が用いられますね。

似たような発音で「コーネン」というのもありますが、これは大阪金会館のことを指します。「厚生年金会館」は全国各地にある筈ですが、「コーネン」呼ばわりされているのは大阪だけではないかと……。

「光年」は、平たく言えば、光が一年間かけて移動する距離のことですね。1 光年は 9,460,730,472,580,800 m になるようで、「約 9.46 ペタメートル」とも言えます。

キロ、メガ、ギガ、テラ、ペタ、ですね。記憶容量としては、「テラバイト」までは比較的ふつーに使うようになってきましたが、さすがに「ペタバイト」には、まだ手が届かないですね。

都合の良い単位

ただ、「光年」という単位が、ちと大きすぎる場合もあります。少なくとも太陽系内においては、「光年」は使いづらいわけで……。例えば、海王星の平均公転半径は 4,498,252,900 km と言いますから、0.0004754657 光年になっちゃいます。かといってメートル法のまま「約 4.49 テラメートル」というのも、今ひとつピンと来ません。

そんな貴女にオススメなのが「天文単位」です(ぇ)。1 天文単位(1 AU)は、地球の公転半径の長い方(楕円軌道なので)と等しい、とされます。数日前の記事で、しれっと「地球と太陽の距離と比較して、太陽との距離が 30 倍も遠い海王星の場合」と書いているのも、海王星の太陽との平均距離が、約 30 AU と書いてあったのをそのまま使っただけなんですね。ね、便利でしょ?(ぉ

km/sec は速度の単位です

それからもう一つ。業界(どんな?)では「光年」よりも広く使われている単位に「パーセク」というものがあります。名前からして「毎秒」のような印象がありますが、そうではなくて、"parallax"(視差)と "second"(秒)を合わせた造語だそうです。

そうそう。「秒」ですが、時間の単位じゃないので念のため。「秒」は、角度の単位としても用いられるのですね。直角は 90 度ですが(もちろん「摂氏」でも「華氏」でも無いですよ)、同時に 5400 分でもあり、324,000 秒でもあります(「秒」は「度」の 1/3600)。

青い三角測量

「三角測量」の考え方は、ご存じでしょうか。中学校の数学の時間で習うレベルの内容ですが、底辺の長さと、底辺に接する二角の角度が判れば、三辺の長さを導き出すことができますよね。少し具体的にやってみましょうか。

と思ったのですが、やっぱまた今度にします(ぉ

ん、よーく考えたら、中学校レベルでは無理だったような気がしてきた。高校生レベル、が正解ですね、きっと。

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