2008年4月20日日曜日

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オスト・シケイン、強者どもは森の中

 


野球の話はどこへやら、ですが、さらに懲りずに続けます。ピーター・コリンズ。

何の因果か、F1 格式のサーキットの多くは右回り、という話題になっちゃったのですが、ついでに、「好きなサーキット」について書いてみます。

もれなく温泉がついてきます

まずは、とっても月並みですが、ベルギーのスパ=フランコルシャンは外せないかと。超高速コーナーの Eau Rouge が有名ですが、コースの一部が公道だったりとか、あらゆる意味で古くさいところが、とっても魅力的に思えます。

古くさい、という意味では、モナコのモンテカルロ市街地コースは文句なしなのですが、プールサイドのあたりや Rascasse のあたりが随分と改善されてしまって、ほんの少しだけ寂しい感じもします。

ランオフエリアが事実上無いに等しいモナコのコースですが、意外なことに死亡事故は Luigi FagioliLorenzo Bandini の 2 例だけのようです。

「Candy」とか「CAMPARI」とかの看板の印象が……

イタリアのモンツァも外せません。良くぞ今まで、あのレイアウトを維持してくれたと思います。以前から、ストレートが二本あるように見えるのが気になっていたのですが、ロードコースとオーバルのストレートだったのですね。日本では「ツインリンクもてぎ」が有名ですが、海外にはオーバルとロードコースの併設は他にもいっぱいあった、ということで。

ちなみに、モンツァでの死亡事故としては、Alberto AscariWolfgang von TripsJochen RindtRonnie Peterson といった錚々たる顔ぶれが記録されています。ハイスピードならではですね……。

グランドスタンドのロケーションは素晴らしいです

ドイツでは、まずはホッケンハイムリンクでしょうか。あ、でも、現在のコースレイアウトは頂けませんね……。「なんですかアレは」と言いたくなります。そりゃ、確かにストレートをシケインで繋いだだけの安易なレイアウトだったかも知れませんが、あの鬱蒼とした森の中に溶け込んでいくようなレイアウトは、よそでは真似ができないでしょう。Nelson PiquetEliseo Salazar を殴りつけた、伝説のオスト・シケインも、今や森の中……ですからね。

Probably his most famous career moment in Formula One came when he collided with the overtaking race leader Nelson Piquet in the 1982 German Grand Prix. After both drivers got out of their stricken cars, the angry Piquet started to punch and kick Salazar, to the shock and amazement of the millions of F1 fans watching the race live on TV.
(Wikipedia 英語版「Eliseo Salazar」から引用)

F1 人生のハイライト

あ、日本語版のページにもこのエピソードはありますね。なんせ "(Probably) His most famous career moment" ですからね(笑)。

1982 年のドイツGPでは、トップ走行中のネルソン・ピケに周回遅れにされる際、ブレーキングミスから接触し、両者リタイヤ。この際、優勝をフイにされたピケに、突き飛ばされ蹴られそうになる一部始終が、テレビカメラを通して全世界に流れることになった。

この年、ピケはマシンの不安定さなどから予選落ちまで喫すほど不調であり、シーズン 1 勝しか挙げていなかった。ドイツ GP は、その中で巡って来た 2 勝目のチャンスであり、それをフイにされ怒ったとされる。
(Wikipedia 日本語版「エリセオ・サラザール」から引用)

腐っても前年度のワールドチャンピオンですからね。しかも、それが初めてのチャンピオンだったとなると、翌年に調子が上がらなかったら、そりゃあ必死になるでしょう。加えて次のような事情もありました。

また、元々ピケはサラザールに目をかけた人物であり(サラザール自身は、現在でも感謝の意を示している)、そのことで「恩を仇で返された」と感じたのでは、との意見もある。
(Wikipedia 日本語版「エリセオ・サラザール」から引用)

まぁ、当たらずといえども遠からずなんでしょうね。やっぱ、ネルソンも Samourai だったってことでしょう。

ちなみに、The ’Watch Out for Your Ear’ Award という Web ページにて、David CoulthardEddie Irvine といった歴戦の猛者を抑えて、サラザールが堂々の一位に輝いているようです。とくとご覧あれ(笑)。

超高速コースだったホッケンハイムリンクでは、有名なところでは 2 件の死亡事故があるようです。テスト中に事故死した Patrick Depailler と、F2 のレース中に事故死した、かの Jim Clark の件です。あと、死亡事故ではないですが、選手生命を絶った事故としては、Didier Pironi が、両足を骨折する大事故を起こしています。

うん、意外とこのネタ、書くことがいっぱいありますね。

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