2008年4月30日水曜日

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深泥池に外来の関根さんを見た(違)

 


今は上賀茂神社行きです

京都駅前から河原町通を北上し、朝日会館や市役所、府立医大病院や出町輸入食品(笑)に行こうとした場合、205 系統特 17 系統のほかにも、四条烏丸経由になりますが、4 系統14 系統という、似て非なるけれども双子のような系統を使うこともできました。

京都駅から北に向かう、市バスの 4 系統は、正面から見ると「深泥池 [ 4 ]」とだけ書いてありました。同じく京都駅から、平安神宮などを経由して岩倉操車場(五百円札こと「岩倉具視」ゆかりの地)に向かう 5 系統が「動物園 岩 倉 [ 5 ]」となっていたことを考えると、単に「深泥池」という表示は、かなり唐突な印象がありました。

今でこそ随分と改善されましたが、当時(いつ?)は割とこの手の表示が多く見られました。「玄 琢 [ 6 ]」とか、「高 雄 [ 8 ]」とか。4 系統の双子の弟のような存在だった 14 系統は、「松ヶ崎 [ 14 ]」でしたね。

重箱読み、いや重箱箱読み?

この「深泥池 [ 4 ]」は、お子様だった私には、とても謎に満ちたコトバでした。何せ読めなかったのですから(笑)。小学校高学年の頃でしょうか、「『しん・でい・ち?』それとも『ふか・どろ・いけ?』」などと自問自答していたものでした。

これを「みどろがいけ」と読むんだ、と知ったのはいつ頃だったでしょうか。さらに通は「みぞろがいけ」と読むのだ、と知ってからは、その何とも古語っぽい響きに魅せられてか(大げさ)、努めて「みぞろがいけ」と読むようになりました。

見た目は小汚いですが……

その「深泥池」ですが、京都は洛北の、植物園のちと北東部、宝ヶ池の西側のあたりにぽつんと存在します。Google Earth から切り取った写真をご覧下さい。


池がふたつ見えるかと思います。右の小綺麗に見える池が「宝ヶ池」で、近所にプリンスホテルや国際会議場などがあります。かの「京都議定書」が議決された場所としても有名……かも知れません。

深泥池は、名前からして小汚い印象があるのですが(笑)、宝ヶ池の西側に見える、なんか水面のほとんどがコケか水藻かなにかで埋め尽くされているような印象がある池、です。

外来の関根さん(違)

この深泥池、流入河川も流出河川も持たないそうで、外界との接点を持たない「浮世離れした」構造になっているとか。結果として、古来からの生態系が現代まで、ほぼ手つかずの状態で残されている、生物学上とても貴重な存在なのだそうです。まるでガラパゴスのようですね。

ところが、何とも心得の悪い人もいたもので、深泥池にもブルーギルなどの「外来種」を放流してしまい、その強い繁殖力でもって貴重な生態系が完膚無きまでに破壊されつつあるとのこと。環境破壊など、人の手によるものであっても意図的でないものによって生息が脅かされるのはまだしも(いや、決して許せるわけじゃないですけどね)、趣味だかシャレだかで外来魚を放流してしまう、という浅はかな行為には、とても憤りを感じてしまいます。

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