2008年5月4日日曜日

次の投稿 › ‹  前の投稿

いわゆる「ニャントロ星人」ってヤツです

 


セネガルとかマリとかドゴン族とか

セネガルという国は、アフリカの国の中では珍しく、国名(セネガル)よりも首都(ダカール)のほうが有名なのですが、それは別にどうでもいいことでして……(だったら書くなよ)。セネガルから隣国のマリまで鉄道に乗って旅して、ドゴン族の村に泊まって、といった内容のテレビ番組(とーぜん録画していたもの)を見ました。

ドゴン族と言えば、ミステリーグルメの方はご存じかもしれません。かの "The Sirius Myetery" の主役です。いつも通り Wikipedia からネタを引っ張りたいところなのですが、残念ながら日本語の記事が無いので(韓国語はあるのにね)、英語で失礼します。

Dogon and Sirius

Certain researchers investigating the Dogon have reported that they seem to possess advanced astronomical knowledge, the nature and source of which has subsequently become embroiled in controversy. From 1931 to 1956, two French anthropologists, Marcel Griaule and Germaine Dieterlen, spent 25 years with the Dogon, during which time they were initiated into the tribe. Griaule and Dieterlen reported that the Dogon appeared to know that the brightest star in the sky, Sirius, has a faint companion, Sirius B, which requires a fairly large telescope to be seen.
(Quoted from Wikipedia "Dogon People" ) あ、別にここまで英語にすることはないのか。

えーとですね、どーゆーことかと言いますと、ドゴン族は、望遠鏡などの技術を持ち合わせていないにも拘わらず、非常にすぐれた天文学の知識を持ち合わせている、という謎なのですね。

いわゆる「ニャントロ星人」ってヤツです

例えば、彼らの間には「土星には輪がある」とか「木星には衛星がある」といった知識が伝承されているそうなのですが、その中に「もっとも明るい星の周りには、とっても重い星が 50 年周期で回っている」というものがあるのだとか。

この「もっとも明るい星」を、太陽系以外の天体でもっとも輝度が高い「シリウス」のことと解釈すると、シリウスには約 50 年周期でまわりを周回する「シリウス B」と呼ばれる白色矮星があることから、彼らの伝承は、近代の天文学で初めて知り得た知識と合致する!という話になります。

引用文中にある "Sirius, has a faint companion, Sirius B." という英文、「フェイント」という言葉がフェイントなのですが(コラ)、そもそもが「(光などが)ぼんやりした」という意味なんですね。「コンパニオン」も、もちろん宴席を盛り上げてくれる人のことではなくて、この場合は「伴星」という意味です。"a faint companion" =「きわめて光の弱い伴星」です。

これらの、ドゴン族の伝承は、フランス人の人類学者 Marcel GriauleGermaine Dieterlen の長期間にわたるフィールドワークの成果として、広く世に知られるようになりました。彼らの成果は、後に "The Sirius Mystery" の著者である Robert K. G. Temple によって「シリウス B からやってきた地球外生命体」の実在を裏付ける証拠、と位置づけられることになります。

適切なソースが無いので引用は割愛しますが、まぁ、要するに「とっても重い星」から人?がやってきた、という伝承がある、のだそうです。

つまり、グリオール自身がニャントロ星人だったとか(ry

なかなか魅力的な話なのですが、最近では、グリオールやディターレンの「業績」に疑問の声も上がっているそうです。例えば、同じ人類学者である Walter van Beek は、次のように結論づけています。

though they do speak about sigu tolo [which is what Griaule claimed the Dogon called Sirius] they disagree completely with each other as to which star is meant; for some it is an invisible star that should rise to announce the sigu [festival], for another it is Venus that, through a different position, appears as sigu tolo. All agree, however, that they learned about the star from Griaule
(Quoted from Wikipedia "Dogon People" )

要するに、「ドゴン族」の、シリウスなどについての知識は、リサーチャーだった筈のグリオールの受け売りだったんじゃねーか、という疑義です。

ミイラ取りがミイラになる、ってヤツでしょうか(なんか違うような気も

あ、「ドゴン神話とシリウスの謎」という、秀逸な Web ページもあります。是非ご覧あれ。

前の記事次の記事

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International

0 件のコメント:

最近の記事

    スポンサーリンク