2008年5月28日水曜日

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イグノーベル賞の栄光の歴史を振り返る

 


オーパーツ?

さてと。2001 年にオーストラリアで発明された筈の「車輪」を使ったイベントが、「新大陸」ではなぜか 90 回以上も続いているというミステリーの謎を解くべく、イグノーベル賞についてまとめてみます。

イグノーベル賞 (Ig Nobel Prize) とは、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞である。
(Wikipedia 日本語版「イグノーベル賞」より引用)

ふむふむ……。あくまで真っ当な研究を顕彰する「賞」なわけですね。もちろん、笑えたり考えさせられたりすることが重要なのでしょうが。

イグノーベルの名は、「ノーベル賞」に反語的な意味合いの接頭辞を加えたもじりであると共に、「卑劣な、あさましい」を意味する "ignoble" と掛けている。
(Wikipedia 日本語版「イグノーベル賞」より引用)

なるほど、イサム=ノグチは関係ないのですね(そりゃそーだろ)。

イグノーベル賞の栄光の歴史を振り返る

さてさて、イグノーベル賞は 1991 年に創設され、毎年さまざまな「研究者」が顕彰されています。もちろん「車輪」を発明した John Michael Keogh も、栄えある受賞者の一人です。

ということで、過去の受賞者を見てみましょう。1992 年には、早くも日本人初の受賞者が出ています。

1992 年

医学賞
F・カンダ(神田不二宏)、E・ヤギ、M・フクダ、K・ナカジマ、T・オオタ、O・ナカタ(資生堂横浜研究所)

彼らの先駆的な開発研究、『足の悪臭の原因となる化学物質の解明』に対して。特に「自分の足が臭いと思っている人の足は臭く、思っていない人のは臭くない」という結論に対して。(参考文献 Kanda F, Yagi E, Fukuda M, Nakajima K, Ohta T, Nakata O. (1990). “Elucidation of chemical compounds responsible for foot malodour”. British Journal of Dermatology 122 (6): 771-776. PMID 2369557.)
(Wikipedia 日本語版「イグノーベル賞受賞者の一覧」より引用)

確かに、「自分の足が臭いと思っている人の足は臭く思っていない人のは臭くない」という結論は医学や科学の枠を超え、哲学的にも秀逸です。

新世紀イグノーベル賞

ほかにも色々ありますね……。「たまごっち」の作者?も受賞していますし、フランスのシラク大統領(当時)とか、統一協会の○鮮明も受賞してますね……。

次のセレクションは、2000 年から。

2000 年

公衆衛生賞
ジョナサン・ウィアット、ゴードン・マクノートン、ウィリアム・トゥレット(グラスゴー)

彼らの警告的な論文、『グラスゴーのトイレの崩壊』に対して。
彼らは、トイレの最中に便器が壊れて病院へ運ばれるけが人がグラスゴー市内で増えていることを調査し、その原因を老朽化した陶磁器製の便器が体重に耐えられなかったからだと結論した。またグラスゴーでは多くの老朽化した便器がそのまま使われているため、トイレでのけが人は今後さらに増えるだろうと警告した。
(Wikipedia 日本語版「イグノーベル賞受賞者の一覧」より引用)

うん、セルティックは老朽化した便器が多い街をホームタウンにしているのですね(悪意のある紹介の仕方の例)。

2001 年は、車輪が発明された記念すべき年でしたが、同年の公衆衛生賞もなかなか秀逸です。

2001 年

公衆衛生賞
チッタランジャン・アンドレイド、B・S・スルハリ(インド、バンガロール。国立精神健康脳科学研究所)

「思春期の少年にとって、鼻をほじくることは普通の行動である」という医学的発見を突き止めたことに対して。
(Wikipedia 日本語版「イグノーベル賞受賞者の一覧」より引用)

「発見」の結論もさることながら、この「発見」を論証に耐えうる形にまとめあげるあたり、インドの頭脳はやはりただものではありません(真剣に称えてますので念のため)。

なんか引用ばっかで恐縮ですが、もうちょいと続けますね……。

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