2008年6月24日火曜日

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ぼーっとしてたイージス

 


海上自衛隊のイージス艦「あたご」が、漁船に衝突して、漁船の乗組員 2 人が行方不明となった事故について、「あたご」の当直責任者(2 名)を書類送検したとか。夕刊で読んだんですが、とりあえず「ふぅ~ん」という感想を持ちました(何の工夫もない感想だね)。

夕刊の記事を斜め読み(あ、ホントに紙面を傾けて読んだわけではないので念のため)した限りでは、「ふぅ~ん、『あたご』側の非を認定したのね」と思ったのですが、Yahoo! に配信された産経の記事をよーく見てみると、「前艦長 (53) は仮眠中だったため、清徳丸は操船者が判明しなかったため、それぞれ立件を見送った」とありますね。なるほど、これは公正な判断のような気がします。

ま、事故が起こったからには、何かしらの偶然または必然があるわけで、それを都度明らかにして行ってこそ、人類の進歩と調和があるわけで……。え? そんなことは無いですか? そうですか。とりあえず、今回の漁船との衝突事故については、「あたご」側の見張り回避行動不十分だった、というところに落ち着きそうです。妥当な判断でしょうね……。

「曾先之」は「タコ」だった(ぇ

曾先之タコと、って何それ? あ、人名なのか(笑)。えーと、十八史略はどうでも良くてですね……。(船を)操船したことのある人ならおわかりでしょうが……って、私自身、操船したことは無いんですけどね……、うわぁもはやワケがわからん。この項書き直します!

(船を)操船したことのある人ならおわかりでしょうが、船って、ホントに「曲がらない止まらない」なんです。ロータス 100T もびっくりです。特に、巨大なタンカーなんかですと、巨大な船体の運動エネルギーを全て打ち消さないといけないわけで、ジェット機の逆噴射のように、スクリューを逆回転させたりもすると聞くのですが、ホントに止まらないみたいです。

「止まらない」からこそ経済的なんですが

全速で航行中のタンカーにて「急ブレーキ」に相当する操作を行った場合、完全に停止させるには 30 分かかる、という話もあるようです。少なくとも、それなりに減速させるだけでも数分はかかるのでしょう。時速 100 km で疾走する乗用車を完全停止させるには、おそらく 10~15 秒もあればいいと思いますが(路面がドライターマックの場合)、タンカーの場合、時速 30 km で航行していても、停止に 30 分かかるわけです。巨大船舶の「曲がらない止まらない」が、常人の想像を遙かに超えたものであることは、これでわかるかと思います。

うん、なんか、こうやって書くと、私が「あたご」の肩を持っているように思われるかもしれませんね。実際、確かにそういった思いはあります。たとえて言うならば、北極海でスノーモービルを走らせていたところ、たまたまワカサギ釣りをしていた親子を跳ねてしまった、とでもなるのでしょうか。あまり上手な喩えではありませんが……。

雫石は「小岩井農場」があるところです

自衛隊が「やっちゃった」事件としては、1988 年 7 月、横須賀沖で潜水艦「なだしお」が釣り船に衝突して、釣り船の乗客に多数の死傷者を出した……というものが思い起こされますが、それ以前にも、1971 年 7 月に、岩手県岩手郡雫石町上空で、航空自衛隊の訓練機と全日空のジェット機が接触、両機とも墜落し、全日空機の乗客・乗員全員が死亡する、という「事故」がありました。

この「事件」は、当時、マスコミが自衛隊を徹底的に叩いたこともあり、自衛隊側に全面的に非があったような印象があります。実際どうだったかと言われても、確かに「自衛隊に非は無かった」とは、とても言えたものではありません。

「そりゃごもっとも」論としては、自衛隊の訓練区域と定期航空路が隣接しているのがダメなんじゃないの? という話になり、その後、見直されたと記憶しています。それができるなら、最初からそうしておけば良かった、ということですね。

「鉄道」は「動く歩道」より安全か

で、話題を戻して、船舶の場合は果たしてどうすればいいのか。自衛隊の艦船が使う「航路」と、漁船の操業区域を区分すればいい、という考え方もできます。最近の漁船は、みんな GPS あたりをちゃーんと装着しているんでしょうかね。だとしたら、うまくいきそうな気もしますが、「GPS なんて持ってないよ」とか、「いちいち気にしてらんねぇ!」という漁船が少なくなければ、ダメでしょうね……。

航空機のニアミスと同じで、広い大海原で、他の船とニアミスする確率がどれくらいあるんだ、と考えた場合、「まーあぶつかるなんてあり得ねーよな」と思ってしまっても、何ら不思議は無いと思うのです。確かに、過失は重大ですし、避けられた事故だったかも知れませんが、「運が悪かった」というのも、否定できないように思います。

ちなみに、地球上の「乗り物」で、一番安全なものは何かと言われたら……。「動く歩道」よりも「鉄道」かなぁ、と思います。

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