2008年6月29日日曜日

次の投稿 › ‹  前の投稿

赤の広場の黒い笑い

 


アネクドートが好きです(何をいきなり)。では、アネクドートとは何か。例によって Wikipedia さんのご意見を伺います。

アネクドート(анекдо́т, anekdot)とは、ロシア語では滑稽な小話全般を指すが、日本ではそのうち特に旧ソ連で発達した政治風刺の小話を指して用いられることが多い。
(Wikipedia 日本語版「アネクドート」より引用)

ということです。まぁ、広い意味では落語のようなもの(そうか?)なんですが、ソ連の体制や指導者をネタにしたジョークを指すことが多い、ということですね。「アネクドート」の記事には、いくつかの秀逸なものが紹介されていますので、それをそのまま引用しまくってみます(手抜きで失礼)。

やがて、いつかは

まず最初はこんなのから。

資本主義国と社会主義国のおとぎ話の違い。資本主義国では「むかし、むかしある所に」で始まるが、社会主義国では「やがて、いつかは」で始まる。
(Wikipedia 日本語版「アネクドート」より引用)

有名なのは「五カ年計画」とか「大躍進政策」ですが、後者は中国ですね。ま、どっちも似たようなものかと(笑)。

木乃伊取りが木乃伊に

ソビエトロシアでは、ラーゲリがあなたを収容する!(そのまんま)

とある強制収容所の大部屋に 3 人の男が収監されていた。1 人目の男は党の幹部ポポフ氏を批判したかどで投獄され、2 人目はポポフ氏を弁護したために投獄されていた。3 人目は当のポポフ氏だった。
(Wikipedia 日本語版「アネクドート」より引用)

これ、絶対、本当にこんなケースがあったと思います(笑)。

真っ赤な真実

酔っ払いの語った真実は重すぎました(笑)。

赤の広場で、酔っ払いが、「ブレジネフはバカだ !」と叫んでいた。すぐに KGB がやって来て、酔っ払いを逮捕し、懲役 22 年を言い渡した。国家侮辱罪で 2 年、国家機密漏洩罪で 20 年。
(Wikipedia 日本語版「アネクドート」より引用)

ブレジネフがバカなのは国家機密なのだそうで(笑)。

「ツァーリズム」はロシア帝国の絶対君主制のこと

金日成は、この警句を真に受けたのかもしれません(笑)。

「権力の継承におけるツァーリズムと社会主義の違いは何か?」 「ツァーリズムでは権力は父から息子に継承されるが、社会主義ではおじいさんからおじいさんに継承される。」
(Wikipedia 日本語版「アネクドート」より引用)

そうそう。ブレジネフ、アンドロポフ、チェルネンコと、2 年おきくらいで続けてこの世を去りましたからねぇ。

O! O!! O!!! O!!!! O!!!!!(最高潮)

ちなみに、今回、個人的に最高にウケたのがこれ。

1980 年のモスクワオリンピックでブレジネフが演説を始めた。 "O !"(拍手)"O !!"(大きな拍手)"O !!!"(さらに大きな拍手)"O !!!!"(立ち上がって拍手喝采)"O !!!!!"(総立ちの鳴り止まない拍手喝采)。 側近が演壇に駆け寄ってささやいた。「レオニート・イリイチ、それはオリンピックの旗です読む必要はありません
(Wikipedia 日本語版「アネクドート」より引用 / ※ 一部「!」の数を改変)

五輪旗を「五つのオー」に勘違いした、というネタなのですが(実際にはあり得ないですね)、観衆の反応が実に素晴らしいです(笑)。スターリンばりの、あるいは「裸の王様」チックな全体主義的色彩を、痛烈に皮肉っている、とも言えますね。

前の記事次の記事

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International

0 件のコメント:

最近の記事