2008年7月21日月曜日

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帝国主義 vs 冊封体制

 


進歩的歴史認識(笑)

昨夜、寝ながら考えたのですが、「日本は韓国に攻め入ったことがある」「韓国は日本に攻め入ったことが無い(と思う)」という「事実」から、何が導き出せるのかな、と。

一部のウヨさんが勘違いして、「日本人は韓国人より優れている」なんて言い出しかねないですが、これは却下でしょう。日本が韓国を国力で凌駕した時期は、確かにあったと思いますが、その理由を人種や民族に求めるのは間違っていますから。

反対に、「日本人は韓国人より野蛮である」という命題も導き出せるかもしれませんが、こいつは……どうでしょう。うーん、意外といいセン行ってるかも、とも思えてしまいますね。まぁ、当時の「一等国(笑)」は、すべからく野蛮だった、と言えそうな気もしますが。

中村屋のボース

現在進行形か、過去完了形か。その辺は正直良くわからないにせよ、日本が東アジアで一番進んだ国だった時期は、確かにありました。実際、明治から大正にかけては、アジア諸国から多くの若者が、日本の急速な進歩の秘訣を求めるべく、大挙してやってきたこともありました。ラース・ビハーリー・ボース(ラス・ビハリ・ボースとも)なんかも、その一人です。

ボースの功績は、何と言っても日本にカレーライスを広めたことですが(笑)、Wikipedia の記事にあるように「日本を愛し、日本人と結婚、日本で客死した」という彼は、「日本に帰化した」という表現が合っているような気がします。

ちなみに、同じくインドの独立運動家で、「大東亜会議」などにも出席したスバス・チャンドラ・ボースとは血縁関係は無いそうです。

話が微妙に逸れまくったような気がするので、少し戻しにかかりましょうか。

「沽券に関わる」「面子を潰される」

東アジアの歴史的な秩序……じゃないな。何と言ったらいいのかな。まぁ、また譬え話になりますけど、歴史(文明)の古さやその伝達(伝来)経路を考えると、韓国(朝鮮)と日本は兄弟のようなもので、中国は親のようなものなのでしょう、きっと。ただ、20 世紀のある時期、親(中国)と兄(韓国)が身を持ち崩している間に、利発な弟(日本)が急成長してしまった、と。

日本は、最初は DV に走り(笑)、その後は改心して、親と兄を経済的に支援した、といったところでしょうか。よくある話と言えばよくある話なんですが、親や兄にとっては「沽券に関わる」「面子を潰される」といった感覚を持っても不思議はありません。

帝国主義 vs 冊封体制

弟(日本)は、割と天然なところがあるので、時には親や兄の気に障ることを、平気でやっちゃうこともある、んでしょうね。親や兄は、弟が自分たちより「うまくやっている」ことを意識しているので、何かにつけて気にくわないのでしょう。だから、「帰化」という言葉の語義も気になってくるのではないか、と思います。

ただ、少なくとも 19 世紀以降は、もはや東アジアにおける中国中心の冊封体制は存在しないわけで、親子関係も兄弟関係もあり得ない、とも言えます。ことある度に「日本の(再)帝国主義化」に対するアピールを行うのも、中国を中心とする冊封体制を脅かすものだから目障りだ、というのが真相だったりして……。「正しい歴史認識」の根っこが「冊封体制」だったりしたら、あまりにも笑えませんね……。

どうでもいいことですが、新明解さんには、「冊封」や「冊封体制」という項目はありませんでした。ちょっと辞書としてはどーなのよ? と思ってしまいましたが、こんなもんでしょうか。

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