2008年10月12日日曜日

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北海道の旅 2008/夏 (51) 「ここでは出られません ~Do not enter~」

 

There's no time to lose !

シューパロ湖にて夕張の未来に思いを馳せつつ、足早に立ち去ります。何せこれから函館まで行かねばなりません。函館までは、あと 358 km、少なく見積もっても 5 時間はかかる計算になります。時間は 15 時近く。もたもたしている時間はありません。

国道 452 号線は、新夕張の手前で石勝線とクロスします。たまたま特急が走ってきたので撮ってみたのですが……ラッキーでした。これは、国鉄末期に作られたタイプかな? 北海道らしい、いい色合いですよね。
夕張 IC からは、今日 2 度目のスペシャルステージ(笑) です。道東自動車道は、片側 1 車線なのでアレですが……(アレって何?)。
夕張から千歳に向かう途中、雲の隙間から漏れる光が綺麗だったので……。ケータイのデジカメでどこまで再現できるかと思いつつ、パシャリと。意外といい感じに仕上がりました。

気分はジム・クラーク……ではなくてフランソワ・デルクール(なんで?

千歳からの道央道は、片側 2 車線にして、中央分離帯もおそろしく広くなっているのが特徴的でした。一瞬ホッケンハイムかと……(←)。
そんな快適な道も、確か室蘭を過ぎたあたりだったか、またしても片側 1 車線に戻ってしまいました。交通量は少ないけれど、速度取り締まりの現場も目撃しちゃったので、滅多なことはできません。

やがて、有珠山の麓にやってきます。随分と天気が悪くなってきました(16:30 頃)。

ここでは出られません

さて。ちょっと妙なものが見えてきました。
「ここでは出られません」「Do not enter」の標示が。日本語だと「出る」なのに英語だと「Enter」なのはなんぞや、という話は置いといてですね……。ここ、全国的にも例は少ないと思うのですが、「インターチェンジの跡」のようです。

よくよく調べてみると、どうやら 2000 年に有珠山が噴火したのがすべての始まりだったようで。もともと(旧)虻田洞爺湖 IC と接続していた国道 230 号線が、あろうことか道路上で噴火するという災難に見舞われたため、現ルートを放棄し、新たに西側にトンネルを掘って復旧することになったのだとか。

旧・国道 230 号線は完全に放棄され(一部は池になってしまったとか)、復旧の見込みが無くなったため、新・国道 230 線に接続する IC を、まったく別の場所に作り直した、というのが正解のようです。

現地走行中にはそんな情報などついぞ知ること無く、ひたすら「なんでやねん」と思っていたのですが……。謎が解けてみると、実に理に適った話だったわけですね。

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