2008年11月2日日曜日

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私と WRC (←

 


走ってます

Sarah Brightman の "Running" を久しぶりに聴いているのですが、こいつ、いいですね。ひとことで言うと「頭を使わなくていい」というところが。音楽的にも全然高度じゃないし(あはは)、長調だし。

イントロはホルストの「木星」そのものだから、改めていろいろ考える必要も無いし。疲れてる時に、10 回くらいリピートして聴いてみるといいような。真ん中のパートがあと 2 分くらい長かったら、なお良いんですけどね。

がんばれ BP Ford !

さて。Rally Japan が終わりました(終わった筈です)。まぁ、まだタイトル争いは終わってない筈なので(白々しい?)、RAC ラリーいつの時代ですか)に期待しましょう……。BP Ford のマニュファクチャラー 3 連覇がかかっています(めちゃくちゃ厳しいですけど)。

近代 WRC のおもひで

WRC をまともに見るようになったのは 2002 年頃からで、例えば Rally GB で Marcus Grönholm が SS 中に笑いながらドライブしていて、案の定、転倒してリタイア、というのを覚えています。当時は Peugeot 206 WRC が死ぬほど強くて、マーカスも笑いが止まらなかったのでしょう。二度目にして最後のドライバーズタイトルを既に掌中に収めていたので、明らかに油断していたのでしょうね。

翌年は、SUBARU の Petter Solberg が初めてのドライバーズタイトルを獲得した年でした……が、CitroënSébastien Loeb が躍進を遂げた年でもありました。そして、偉大な Tommi Mäkinen が引退した年でもありましたね。ソルベルグのドライバーズタイトルは、案の定翌年はローブに奪われてしまいます。

福井敏雄さん(お天気おじさんじゃない方)は、Loeb を「ロウブ」と綴りますね。言われてみれば、そっちのほうがより原発音に近そうな気がします。ちょっとした拘りですね。

舗装路専門のヒト

フランスは、伝統的にターマックスペシャリストを多く輩出してきたことで知られます。例えば、François Delecour とか Gilles Panizzi とかですね。もちろん、中には Didier Auriol のようにターマックでもグラベルでもイケるタイプもいましたが、ローブも最初は Philippe Bugalski みたいな「ターマック専門のヒト」だとばかり思っていました。

ローブの初優勝は、ご存じ 2002 年のラリー・ドイチェランドだったわけですが……、2002 年に平成の大合併(違)で始まったこのイベント、ローブの勝率100% という……。いやはや、あり得ないですよね。同一イベント 7 連覇という記録も然る事ながら、他に Winner がいないってのが……。

ローブは初勝利を失い、マキネンが最後の勝利を得た

WRC に関する各種の記録は、Wikipedia の List of World Rally Championship records(英語)に良くまとまっているのですが、同一イベント連続勝利記録なんてのは、さすがに無いみたいです。ローブがドイツで 5 連覇をするまでは、トミ・マキネンのモンテカルロ 4 連覇が記録だったような……気がします。

ただ、マキネンが 4 連覇を決めた 2002 年のモンテカルロは、当初はローブが WRC 初優勝かと思われていたのでした。結局、規定外のところでサービスを受けたか何かでタイムペナルティを受けて、2 位に後退したと記憶しています。ローブは初優勝を逃し、マキネンは SUBARU での初勝利、そして自身の最後の勝利を得たことになります。

確変中のヒト

ローブは、ドイチェランドほどでは無いにせよ、モンテカルロも庭のようなもので、ペナルティで勝利を失った翌シーズンから 6 年間で 5 勝という、圧倒的な強さを見せています。ローブの 6 連勝を阻んだのが、かのグロンホルムでした。もっとも、ローブが珍しく氷に足を取られたかでガケから落ちてコースアウトしたのが勝因でしたが(笑)。

ガケから落ちたのが Day 1 の最後の方だったことも相まって、スーパーラリー方式で復活したローブは、結局 2 位まで上り詰めたんでしたね。「敗者復活」でポディウムを獲得した最初の例だったと記憶しています。というか、他にありましたっけ?

1000 湖ラリーのおもひで

ま、そんなわけで、世界のローブも足を掬われるという話ですが、グロンホルムも負けず劣らず偉大な記録に近づいていたのでした。ラリー・フィンランド(かつての 「1000 湖ラリー」)にて、2000 年から 2007 年にかけて 7 勝を挙げているのですね。連覇記録が途切れたのは 2003 年で、エストニアの Markko Märtin が Ford Focus WRC で優勝しています。

これが無ければ、フィンランド 8 連覇という、素晴らしい記録を達成していたことになりますね。2004 年と 2005 年は、Peugeot 307 という、結果的にはイマイチだったマシンを駆っての記録ですから、なおさらその素晴らしさが光ります。

フィンランドで 7 勝を挙げているのは、Hannu Mikkola とグロンホルムの二人だけですね。ミッコラ(懐かしい!)の 7 勝は 1968 年から 1983 年の間、足かけ 16 年にわたって達成されたのに対し、グロンホルムの 7 勝は、わずか 8 年の間ですから、大したものだと思います……。

ラリー・フィンランドというラリーは、57 年の歴史の中で、フィンランド人・スウェーデン人以外に優勝を掠われたことが、わずか 4 回しかありません。最初が Carlos Sainz(スペイン)で、その次が Didier Auriol(フランス)、そして 2003 年の Markko Märtin と、今年の Sébastien Loeb です。

セブの「穴」

これでセブ(ローブ)が勝っていないメジャーイベントはあるのだろうか……と思って調べてみると、ありました。:) ラリー・グレートブリテンが、まだ未勝利なのですね。2005 年、ラリー GB は珍しくシーズン最終戦を外れ、ラリー・ジャパンの前にスケジュールされたのですが、そこでは案の定、ローブがラリーをリードしていました。ところが、マルコ・マーチンがコースアウトし、コ・ドライバーの Michael Park が命を落とすという悲惨な出来事が起こります。

ローブは、このままラリー GB を勝てばドライバーズタイトル 2 連覇を達成することができたのですが、「とても祝う気分にはなれない」のか、故意にタイムコントロールへの到着を遅らせた……か何かでタイムペナルティを受け、意図的に順位を下げるという行為に出ました。このローブの「行為」のおかげで優勝が転がり込んできたのがペター・ソルベルグだったのですが、ソルベルグのはらわたは煮えくりかえっていたと聞きます。

そして、その後、ペター・ソルベルグは一度も優勝していません……

ネタバレ注意

うむ。これだけ書けばネタバレしても文句は言われないでしょう。セブ、史上初ドライバーズタイトル 5 連覇おめでとう。6 連覇と 8 回のドライバーズタイトル獲得を期待しています(そうすれば、F1 における Michael Schumacher の記録を破ることができるので)。

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