2008年12月29日月曜日

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絶対君主制やめよっかなキャンペーン

 


パウロ・ワンチョペと絶対君主制

昨日は、「国民総幸福量」先進国のブータンに追いつき追い越すためには、加山雄三の量産が必要であるという話をお伝えしました。まぁ、それはどうでもいいことなのですが(そう来たか)。

さて、ブータンです。ブータンは、1907 年にウゲン・ワンチュクが国王となって以来、絶対君主制の国家でしたが、「国民総幸福量」を提唱した第 4 代国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクの「いまどき絶対君主制なんて古いよねぇ」との意向により(まじでか)、立憲君主制に移行しつつあります。

もちろん、元コスタリカ代表のパウロ・ワンチョペとは一切血縁関係はありません。

ちなみに、「絶対君主制」と「立憲君主制」の違いですが……。

立憲君主制(りっけんくんしゅせい)とは、世襲あるいは選挙制の君主を元首とする君主制をとるが、君主の持つ権力が憲法によって制限されている政体のことである。対義語は絶対君主制である。また絶対君主制と共和制を兼ね備えたものを専制君主制という。
(Wikipedia 日本語版「立憲君主制」より引用)

ということだそうです。あまり今まで考えたことがなかったですが、なるほど、理解できたような気がします。ちなみに「日本国」も「大日本帝国」も、「立憲君主制と考えて差し支えない」とされます。たとえ「天皇陛下バンザイ」でも「絶対君主制」ではないので注意が必要です。ここ、学年末テストに出ます(←

絶対君主制やめよっかなキャンペーン

さて、ブータンです(またか)。第 4 代国王の「絶対君主制やめよっかな」キャンペーンの結果、やめることになりました(←)。立憲君主制にするためにはどーすりゃいいかな、ということで、「とりあえず憲法作ろう」「選挙やろう」「じゃ、政党も必要だぁね」となりました。

面白いのが、有権者たる国民の反応で、「今のままがいいから、選挙なんてやめましょうよ」と国王に嘆願した人もいたのだとか。トップダウンで普通選挙が進められることが珍しければ、国民が民権の拡大に拒否感を示しているというのも実に面白い現象です。

仏教国故の鷹揚さなのか……と思ったりもしますが、最近のタイ王国の盛り上がりっぷりを見ているとそれも違うのかな、とも思えてきます。

ちなみに、普通選挙に際して準備された政党は「ブータン高徳党」と「国民民主党」の 2 つで、保守的な「ブータン高徳党」と、一層の民主化を推進する「国民民主党」という色分けだそうで。47 の選挙区(小選挙区制)で争われた選挙は、ブータン高徳党が 2/3 の得票を得て第一党となったそうですが、議席数では何と 45 議席(全 47 議席中)も獲得してしまったのだとか。

やっぱ小選挙区制って死票が多すぎて良くないですよね……。

まぁ、議席数の是非はともかく、この選挙結果は「急速な変革は望んでいない」というブータンの民意を如実に現しているようで、そういう意味では大成功だったと言えるのかも知れません。

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