2009年3月25日水曜日

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「青蔵」よりは「青海チベット」のほうが魅力的なのは事実で

 


青海チベット鉄道」を取材したドキュメンタリー番組を見ました。NHK の番組だったんですが、Wikipedia で答え合わせをすると、どうやら 2007/1/2 に初回放送された番組だったようです。

どんだけ HDD の肥やしにしてたんだ……。orz

あ、「青海チベット鉄道」は日本のメディアによる便宜的な命名で、より原語表記に近づけると「青蔵鉄道」(せいぞう──)になるそうです。

海省」と「チベット(西)自治区」を結ぶ鉄道だから「青蔵」とのこと。

青蔵鉄道の特色と言えば

青蔵鉄道の特徴は、何と言っても海抜の高い場所を走破するところで……。

青蔵鉄道チベット区間は最高地点が海抜 5,072 m の唐古拉峠(Tanggula Pass = タングラ峠)、その近くの唐古拉駅が海抜 5,068 m であり「世界一高い場所にある鉄道駅」となる。平均海抜は約 4,500 m、また海抜 4,000 m 以上の部分が 960 km もあり、このような高所に鉄道が建設されるのは世界でも例がない。まさに世界の屋根を走る鉄道といえる。ちなみに並行する青海・チベットハイウェイの唐古拉峠は海抜 5,231 m である。
(Wikipedia 日本語版「青蔵鉄道」より引用)

ま、よーするに、めちゃくちゃ高い所を走っているわけですね。

与圧は大切です

海抜 5,000 m を超えるとどれくらい酸素が薄くなるのか、おそらく海岸沿いの平地と比べると半分くらいになると思うのですが、こうなると、やはり高山病へのケアは必要となります。

また、医師と看護師が同乗して高山病患者に対応している。
(Wikipedia 日本語版「青蔵鉄道」より引用)

北京(西)発ラサ行きの列車は所要時間が 48 時間と言いますから、これくらいのケアはあっても当然なのかもしれません。

飛行機なんかだと、機内は密閉状態が保たれ、地上での気圧の 80 % 程度の状態に与圧されますが、なんと青蔵鉄道の車両も、同様に与圧する仕組みがあるそうです。いやいや、何ともいい時代になったものですね。

客車

空気の希薄な地域を走行するため、航空機メーカーでもあるボンバルディアの技術を導入した、与圧設備を持つ 25T 型客車が投入されている。寝台車(軟臥、硬臥)には酸素吸引設備が用意され、吸入チューブが無料で配布される。軟臥には個人用液晶モニターが設置されている。
(Wikipedia 日本語版「青蔵鉄道」より引用)

メーカー名に微妙に不安を感じたのは私だけでは無い筈です(←

逆流するストロー

最後に、ちょっと暗い側面の話を。

展望

青蔵鉄道の開通により、チベット産業の主柱である観光業が飛躍的に発展することが予測されており、また、チベットと中国他省との物流が大きく改善することにより、チベットの産業開発全般にも寄与することが期待されている。
(Wikipedia 日本語版「青蔵鉄道」より引用)

ま、そりゃそーなんでしょうけど……。

ちょいと違う場所から引用。

経済活動の発展が期待される一方、チベット亡命政府は、自治区内で暴動等が発生した際、中国人民解放軍の戦車部隊等の輸送が容易となることを警戒している。
(Wikipedia 日本語版「青蔵鉄道」より引用)

そーゆーことなんでしょうね。結局、こういった大量交通手段には、副産物としてストロー効果(あるいは「逆流ストロー効果」)がついて回るのが避けられないってことで。特にこの「青蔵鉄道」の場合、主たる目的がそれ(ストロー効果、あるいは逆流ストロー効果)だということは、もはや公然の秘密なのかもしれません。

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