2009年4月19日日曜日

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カクテル療法はジェネリック医薬品殺しか?

 


「風見鶏」と揶揄されたのは誰だったか

昨日の話の続きです。ご存じの通り、HIV をコロっと一撃でやっつける方法は、残念ながらまだ見つかっていないようなのですが、少なくとも HIV の増殖を抑制する薬は色々と開発されているのだそうで。ただ、厄介なことに HIV は変わり身が早く、すぐに薬に対する耐性をつけてしまうのだとか。

そこで有効なのが「カクテル療法」などと呼ばれる、複数の薬をイッキ飲みする方法なのだそうで。曰く、一種類の薬を飲み続けていては、HIV がすぐに耐性をつけてしまって薬が効かなくなるけれど、複数の薬を同時に服薬していれば、さしもの HIV もすべての薬に対する耐性を同時につけることは無いのだとか。イッキ飲みで(HIV を)袋叩きにして時間を稼ぐ、といった感じでしょうか。

最後のニュース

まぁ、当然のことながら「カクテル療法」にはお金がかかります。また、複数の薬を同時に、あるいは入れ替り立ち替り服薬することになりますから、場合によってはもの凄い副作用もあるのだそうです。しかし、それだけの代償を払っただけの結果もついてくるようで、HIV 感染者の平均寿命が 8 年伸びた、なんて話もあるのだとか。

あ、この辺の話ですが、全部テレビで見た話がベースです。:p

生かさず殺さず

番組では実際に「カクテル療法」にて治療中の HIV 感染者の話がありましたが、薬代が年間 1 万ドルかかるのだとか。1 ドル 100 円で換算すると、ひと月あたり約 8 万 3 千円ほどになります。それなりの収入を得ている人なら何とかなる金額ですが、月々の経費として考えると無視できない額でもありますね。

但し、日本の場合、アメリカなどと比較すると医療保険がしっかりしている(らしい)ので、実際の負担額はもっと低くて済むかも知れません。

Anti-HIV は Anti-Generic ?

ファイザーが、バイアグラの特許が切れて業績が急降下、なんて話がありましたが、医薬品の特許って 5 年ほどでどうにかなるもの、なんでしょうか? だいたいそれくらいで「ジェネリック医薬品」が出てくるような気もするのですが……。

さすがにちょっと気になったので少しだけ調べてみたのですが、やっぱ医薬品の特許権は 20 年みたいです。いくらなんでも 5 年は短すぎますよね。ただ、バイアグラのなんかの権利が切れて業績が降下した……ような気がするのですが、バイアグラが世に出てからまだ 20 年も立って……じゃなくて経ってませんし(← ちょっとお下劣

ま、なんで「ジェネジェネ」の話をしたかと言うと、薬の進歩とともにウィルスも進化する抗 HIV 薬の世界においては、「ジェネリック医薬品」の存在意義は無いに等しい(かもしれない)なぁ、と思ったわけで。しかも、特効薬は存在しない(とされている)今、HIV 患者は大量の薬剤を継続的に服薬してくれるので、製薬会社にとってはこれほどチャレンジングな市場は無いのだろうなぁ、なんて、ちょいと不謹慎なことを考えたのでした。

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