2009年4月22日水曜日

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大阪いいでっせ

 


日本一ディープな駅

同じ場所にあるのに違う名前の駅……と言えば、都内だと「馬喰町」(JR 総武線)と「馬喰横山」(都営新宿線)なんかもそうですね。「原宿」(JR 山手線)と「明治神宮前」(東京メトロ各線)もそうでしょうか。ネイティブ関西人にはなかなかしんどい話です。「三田」(都営地下鉄各線)と「田町」(JR 各線)なんてのもアリでしょうか。

阿倍野区の阿部野橋駅

この手の「同じ場所にあるのに違う名前」の最たるモノが、「大阪」(JR 各線)と「梅田」(地下鉄・私鉄各線)ですが、ほかにも「天王寺」(JR 各線・地下鉄)と「大阪阿部野橋」(近鉄)というのもあります。ただ、これはなかなかふるった理由があってですね……。「天王寺」駅があるのは大阪市天王寺区、「大阪阿部野橋」駅があるのは大阪市阿倍野区なんですね。

「大阪阿部野橋」駅にして「阿倍野」区というのもポイントですして(「べ」の字が違う)。その辺の理由をコピペしてみますと……(←

区名や町名が「阿野」であるのに、駅名は「阿野」と異なっている。阿倍野区内には阿部野神社があり、こちらの表記の方が古い。また、大阪市の一部となる以前は『東成郡天王寺村阿部野』だった。1923 年(大正 12 年)の開業当初は大阪天王寺駅と称していたが、早くも翌 1924 年に大阪阿部野橋駅へと改称されている。
(Wikipedia 日本語版「大阪阿部野橋駅」より引用)

「品川駅」が「港区」にあるのは有名な話ですが、「天王寺駅」が「阿倍野区」にあるのは地元感情が許さなかったのでしょうか。

どっちゃでもええやん

ちなみに、「天王寺駅」は JR も地下鉄も仲良く名前を合わせていますが、隣の駅はと言うと、結構笑える話になってます。「通天閣」や「新世界」、そして「フェスゲ」の最寄り駅になるのですが、JR と南海が「新今宮」、地下鉄が「動物園前」そして阪堺電車が「南霞町」となります。

この界隈には、「ジャンジャン横丁」という、ちょっぴり有名かも知れない商店街があるのですが、人によっては「ジャンジャン町」と呼ぶ場合も……。「ジャンジャン横丁」と呼ぶのか「ジャンジャン町」と呼ぶのか、投票で決めようとしたという話も聞いたことがあるような。

結局、「どっちゃでもええがな」という話なんですけどね。大阪人は、んな細かいコト気にしたらあかんねんて。

んで、と。まさにぶっちゃけ「どっちゃでもええやん」という話になりつつあるのですが、つい先日開通した「阪神なんば線」の「桜川」駅。まぁ、「桜川」という駅名はどことなく「桜坂」みたいで悪い印象は持たないのですが、実際には、南海汐見橋線の「汐見橋」駅に隣接していて、むしろ地下鉄千日前線の「桜川」のほうが、やや離れているようなんですね(地図で見た限り)。

汐見橋の黄昏

もしかしたら、南海汐見橋線(通称)をご存じない方もいらっしゃるかも知れません。大阪環状線の「環の中」に乗り入れている割には、誰もがその存在を忘れているという哀れな線です。もともとは、南海高野線の始発駅だった筈なのですが、高野線の全列車がなんば直通になってしまい、事実上切り捨てられてしまった線です。「なにわ筋線」ができれば、また復権の機会が生まれるのでしょうけど……。

そんなわけで、「汐見橋」という駅名自体が、現時点ではトマソン的な扱いになってしまっているわけなのですね。だから、汐見橋駅に隣接しているにもかかわらず「桜川」駅になってしまった……のでしょう、きっと。

まぁ、そんな背景は実際どうでも良くてですね……。そう、「汐見橋」という駅名のほうが、なんか趣があって良かったのになぁ、と思っていたりします。

大阪ええやんか

大阪にお越しの折には、「ジャンジャン横丁」「新世界」そして「南海汐見橋駅」を訪ねてみてはいかがでしょうか。おそろしくディープな一面を垣間見ることができると思います。絵になりますよ、きっと。

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