2009年4月23日木曜日

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めくるめく読書の世界

 


森且行の名前はすぐに出てきたのに中居正広の名前が出てこなかった Bojan さんですこんばんは。たまには趣向を変えて(?)、最近読んでる本の話とか。

そういや「Bojan の本棚」を更新してないなぁ……。まずいっ

米原万里「米原万里の『愛の法則』」

集英社新書

2006 年に亡くなった米原万里さんの「最初で最後の講演録集」と銘打たれた一冊で、四部構成になっています。まさに「講演録」そのものなので、はっきり言ってかなり速読が可能です(たぶん 1 時間で通読できるかと)。

内容は、女史の著作に触れたことのある人には、それほど目新しさを感じる部分は無いかもしれませんが、逆に「米原万里初心者」の方にはいいかも知れません。「不実な美女か貞淑な醜女か」は確かに名作かも知れませんが、ちょっと内容に凝ったところがあって、味読(みどく)しないと勿体ない感じがするので……。

どーでもいいのですが、「昧読」(まいどく)という表現って誤用なんでしょうか。

山室信一「キメラ ─満州国の肖像」

中公新書

随分前に、京橋のツイン 21 でやっていた古本市で入手したもの……だったと記憶しています。興味を惹くテーマの本なだけに、いずれ読みたいなぁ……と思っていたのは確かなのですが、わざわざ買うまでには至っていなかった一冊です。

読み始めたときは正直言ってどーしよーかと思いました。ええ、なんかワケワカなメタファーばっかで……(書名から言ってそーですもんね)。あと、この時代の話、あるいはこの地方の話をする際に、極端に特定のイデオロギーに肩入れしたりする人がいるので、その類だったらやだなー……とも危惧していたのですが、今のところは良心的な内容であるように思えます。

「今のところは」と留保しているのは、まだ途中までしか読んでないからです。

秦 郁彦「歪められる日本現代史」

PHP 研究所

言わずと知れた秦センセの御本。「多作な学者は信用できない」という金言がありますが(← 今、自分で考えました)、氏は数少ない例外の一人……だと思います。まぁ、五大紙の中では産経の紙面で見かけることが多いので、「右寄り」と見られているんだと思いますが、上坂冬子なんかと比べると格段にマトモだと思います(個人的には)。

随分前に NHK の番組か何かで上坂冬子が出てるのを見ましたが、「ロジカル」という単語からは程遠い情緒的な主張を繰り返していて……。「これでは話にならんな」と思った次第です、ハイ。

うん、秦センセの話でしたね。秦センセは「作家」や「評論家」とは違って「歴史家」が本業なので、その著作も、とても読ませるものです。

学風

専攻は、日本の近現代史、第二次世界大戦を中心とする日本の軍事史。その他、昭和史に数多くの著作がある。緻密で客観的な実証を重んじる実証史家として知られ、史料の発掘・研究だけでなく、現地での調査と証言の収集によって検証している。著書『日中戦争史』は、この分野における古典的名著であると評価されている。
(Wikipedia 日本語版「秦郁彦」より引用)

そうですね、「緻密で客観的な実証を重んじる」というのは、うまい表現ですね。何しろ、氏の持論は、ものすごくロジカルですから……。それでいて「愛煙家の権利」を主張したりする時とか、たまーにメチャクチャなロジックを振りかざしてくるところがお茶目なところで……。もう結構なお歳でらっしゃる筈ですが、まだまだ活躍して頂きたいと切に願うものです。

廣松毅/R. ドーンブッシュ/S. フィッシャー「マクロ経済学[上]」

CAP 出版

ブラジル人の才媛と別れたのをきっかけに、「これからはブラジルの時代だ」という自説を引っ込めたドーンブッシュさんの著作です。シャレではなく、ホントに買いましたし、ちゃんと読んでます(笑)。まだ途中です。

平沢武彦(編著)「平沢死刑囚の脳は語る」

インパクト出版会

「平沢死刑囚」とは、言わずと知れた「帝銀事件」で死刑判決を受けた、平沢貞通翁のことです。これも、ずーっと入手だけして読まずに放っておいたのですが、部屋の片付けをしていて発掘してしまい(爆)、ついでに読み始めたものです。かなり面白い本ですね(これもまだ途中です)。

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