2009年5月8日金曜日

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異色のコンビ

 


月はどっちに出ている……という映画もありました

小林稔侍が犯人役で出演した回の TV ドラマ「古畑任三郎」のオープニングにて、古畑は「月は地球からほんの少しずつ遠ざかっています」と話していました。いや、だからどう……という話でも無いんですけどね。

もちろん冥王星も除外です

太陽系の惑星と言えば、水星、金星、地球、火星、木星、土星が古くから知られていました。その先の天王星や海王星は、近世になって天文学が発展するまでは知られていなかった天体なので、ちょいと除外してしまいましょう。

異色のコンビ

さて。地球は太陽系の惑星の中にあって、豊かな動植物を育んでいるという意味で極めて異色の存在ですが、月の存在もかなり異色のものです。

直径は地球の約 0.2724 倍 (1/3.7)。これは地球サイズの惑星をめぐる衛星としては非常に大きいものである。惑星と衛星の比率としては太陽系で最も大きい。また月の直径 (3,474 km) は、木星の衛星ガニメデ (5,262 km)、土星の衛星タイタン (5,150 km)、木星の衛星カリスト (4,806 km)、イオ (3,642 km) に次ぎ、衛星としては太陽系で 5 番目に大きく、太陽系の衛星の中でも巨大衛星として扱われている。
(Wikipedia 日本語版「」より引用)

ちなみに、かつて太陽系の第 9 惑星とされていた「冥王星」は、月よりも小かったとされます(直径 2,320 km)。

要するに、何が異色か……という話ですが、「月」という衛星は、地球サイズの惑星にとっては異様に大きな衛星なんですね。直径比 1/3.7 というのは、他には見られない、非常に大きな値です。

冥王星とその衛星「カロン」の直径比は 1/1.96 ですが、(1) 共通重心が冥王星とカロンの間の宇宙空間に存在するため「カロンは衛星ではなく冥王星との二重惑星である」という解釈が成り立つ可能性があること、(2) 冥王星はもはや惑星ではないこと :-) から、この直径比は例外として棄却できます。

月はどっちを向いている

というわけでぇ……、地球は「月」という、身の程を弁えないサイズの衛星を擁していること、そして月は自転と公転が同期しているわけですが、これは地球の潮汐力(要するに重力)の影響によるものだとされています……いや、されていると思います(ちょっと弱気)。

そして、月の重力は地球上における「汐の満ち引き」を生じさせます。

月の潮汐作用により、主に海洋と海底との摩擦(海水同士、地殻同士の摩擦などもある)による熱損失から、地球の自転速度がおよそ 10 万年に 1 秒の割合で遅くなっている。また、重力による地殻の変形によって、地球-月系の角運動量は月に移動しており、これにより月と地球の距離は、年約 3.8 cm ずつ離れつつある。
(Wikipedia 日本語版「月」より引用)

うむ、なるほど。古畑さんが言っていたのは「年約 3.8 cm ずつ離れつつある」ってことですね。それはまぁどうでもいいとして、「月の潮汐作用により……およそ 10 万年に 1 秒の割合で遅くなっている」という文章に注目です。

これが「閏秒」ですね……と言いかけたのですが、最近の「閏秒」ブームは、どう考えても 10 万年に 1 回のイベントとは思えませんね。うーむ、原因はまた別の所にあるんでしょうか。

「閏日」はなぜマイナーなのか

「閏秒」や「閏月」はあるのに「閏日」とは言わないなぁ……と思ったのですが、これは私だけなのかも知れません。ググっても「閏月」と「閏日」のヒット数はさほど大きな差もありませんし。今日のネタ、結論に至るまでのプロセスはそれなりに楽しめたのですが、結論がどうにも頂けません。ま、たまにはこんなのもいいでしょうかね。

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