2009年7月3日金曜日

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自動船舶識別装置もしくは船舶自動識別装置のはなし

 


一定の間隔で放たれそして吸い込まれていく金属球……じゃなくて

船の話から、ちょいと浮上して空の話ですが、日本国内で一番過密な空域と言えば、やはり羽田への着陸アプローチだと思います。天王洲あたりで見ていると、ホントに一定間隔でどんどんジャンボジェットが着陸していくのが見えて、ただひたすら感心してしまいます。

当然、これらの航空機は全て、管制官による管制を受けています。管制官も、三次元レーダーを見ながら「ちょっと待って」とか「着陸の準備ができたよ」とか「三回まわって『ワン!』って言って」といった(いわない)指示をしているのだ……と聞いたことがあります。

自動列車制御装置……じゃなくて

まぁ、なんせ飛行機が次から次へと下りてくるので、レーダーに点だけが表示されているのでは、そのうち飛行機を取り違えてしまいます。そういったことが起こらないように、大型の航空機には「ATC トランスポンダ」というものが装着されています。

どういったものかと言うと、管区(日本にいくつあるのか、具体的にはさっぱり知りませんが)に入ったタイミングで、広域管制官から「今日のラッキーナンバー」(違)を割り当ててもらうことで、レーダーに 4 桁の個体識別番号が表示されるという、そういったものです。トランスポンダは 4 桁のマジックナンバー(違)といっしょに速度情報や高度情報も管制塔に送ってくれるので、これなら管制官もママも OK なわけです。

あ、この辺の仕事をしているのが「ATC トランスポンダ」です。イベントなんかで、RFID が埋め込まれたゲストカードが配られるのと似て……ないか。ま、それはともかく。

もちろん南港の「アジア太平洋トレードセンター」でもなくて

そんなわけで、航空管制の世界には「ATC トランスポンダ」というスグレモノがあるけれど、船舶の世界にはそんなハイテクが無くて大変だよね、と思っていたのですが……

自動船舶識別装置(じどうせんぱくしきべつそうち)もしくは船舶自動識別装置(せんぱくじどうしきべつそうち、英:Automatic Identification System, AIS)は、VHF 無線機を利用した、船舶を自動識別する装置。
(Wikipedia 日本語版「自動船舶識別装置」より引用)

なんだ、あるんじゃないですか。

東京湾限定でもなくて

いや、実はそーいったものが存在するのは知っていたのですが、確かコイツは東京湾だけで運用されていた……ような気がしたのですね。でも、

主目的は IMO MSC74(69)ANNEX 3 に規定される 船舶同士の衝突予防、通過船舶とその積荷情報の把握及び船舶運航管理業務 支援であるが、東京湾・名古屋港・伊勢湾・大阪湾・備讃瀬戸・来島海峡・関門海峡の全国 7 カ所の海上交通センター、ポートラジオなどの 航行管制としても利用されている。(ポートラジオは傍受のみも多い)
(Wikipedia 日本語版「自動船舶識別装置」より引用)

あ。伊勢湾でも使用されてるんですね。

日本国内における装置の搭載義務は、300 総トン数以上の国際航海する船舶、500 総トン数以上の非国際航海の船舶、国際航海の 全旅客船となっている。
(Wikipedia 日本語版「自動船舶識別装置」より引用)

伊勢湾フェリーの船舶は、約 2,300 トンだと言いますから、間違いなく「自動船舶識別装置」は装着済みの筈。なるほど、こいつがあれば過密海域でも自信を持ってかっ飛ばせるというものですね。今更ながら、安心したのでした。

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