2010年1月3日日曜日

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鈴鹿でレーシングカートに乗ってきました(そのに)

 

なぜか新年早々鈴鹿でレーシングカートに乗ることになった、というお話の続きです。

「壊れます!」

ブリーフィングでは、受付のお姉さんからいろいろと説明を聞きました。説明されたことは、まず「左足がブレーキ、右足がアクセル」(これは問題ない)。ただ「ブレーキとアクセルを同時に踏まないで下さい。壊れます!」と(断言した!)。いや、そりゃそーなんでしょうけど、「壊れます!」というのはさすがにインパクトでかいよな、と。

イエローカットは厳禁です

あとはコースインの仕方の説明。後方を確認の上、どちらか挙手してコースイン。注意点としては「ピット出口のイエローラインは踏むな」とのことだったのですが……一番最初に出走した少年、思いっきりイエローラインを跨いでコースインしてましたね(笑)。
それとフラッグの説明。具体的には「イエローフラッグ」「レッドフラッグ」「チェッカーフラッグ」と「黒/白の旗」なんですが……恥ずかしながら、「黒/白」については「あれ、こんなのあったっけ?」状態でした。スポーツマンシップに反する行為を行った際に提示される「警告旗」が正解だったようです。

あ、そうそう。改めて考えてみると当たり前の話なんですが、スピンしたりして自走での復帰が困難になった場合も、決して車(カート)から降りてはいけないそうです。カートだから、一旦降車して自分で向きを変えて……ということもできなくは無い筈ですが、そういった事態が起こった場合も、じっとマーシャルが助けに来るのを待つ、が正解です。

何かあったら車外に飛び出て復旧作業、という発想は「ラリー」のものですね。

ライン取りの検討(←

「ロングコース」のレイアウトがこちら。初心者でもいきなり「ロングコース」を走らせてもらえるのは、ひとえに普通免許証のおかげです(笑)。
どことなくラグナ・セカを思わせる(←)左回りのコースです。コークスクリューが無い代わりに、バックストレッチエンドにスプーンばりの高速左カーブがあります。ここがおそらくタイムの稼ぎどころなんでしょうねぇ。

3 周のスーパーラップ(←

「初めての人」に与えられた周回数は 5 周で、最初の周回(アウトラップ)はパレードラップです(ホワイトボードには「コース確認(スロー走行)」と書かれていますね)。次の周から 3 周続けてタイムアタックとなります。

3 周のアタックラップを走り終えたところで、コントロール ラインでチェッカーが振られます。最後の周回はピットインのためのスロー走行です。間違えてもドーナツ ターンとかを試みてはいけません(←

ブレーキの感覚が掴めない……

さて。実際にコースインしてみました。まず気になったのが、ブレーキの感覚がさっぱりわからないということ。自転車でもスクーターでも自動車でも、ブレーキをかければそれっぽく減速してくれるものですが、カートのブレーキは良く判りません。実際にちゃんと減速されているので、「利きが悪い」なんてことは無い筈なんですが……。
あと、これも当たり前の話ですが、ホイールベースが今までに乗ったどんな乗り物よりも短いということ。ついでに言えばホイールベースと比べてトレッド幅が広いので、旋回性能がもの凄いということに驚かされました。パレードラップの 1 コーナー(中速で深い左カーブ)で、危うくインカットしそうになったくらいです。

「インカット」=「タイヤバリアにヒット」です。

反射的にカウンターステア!

そういえば、最初に出走した少年、確か 1 コーナーでいきなり「クルッ」と回ってマーシャルの雇用を創出していましたねぇ。確かに、外から見ていた限りでは、タイヤが鳴くレベルまで攻めた走りをするとテールが流れることがあるみたいです。それを「ひょえ~、すごいなぁ~」と思って見ていたのですが……。

アタックラップに入って最初の周回(つまり 2/5 周目)で、1 コーナーの出口でインにつけず、2 コーナーを曲がるためにアクセルを戻すと同時にブレーキを踏みながらステアリングを右に切ったところ、反射的にカウンターを当ててしまいました(笑)。

「あっ、滑るっ!」とか「やばいっ!」とか、そういった意識は皆無で、ホントに反射的にステアリングを左に切った自分を褒めてあげたい(←)気持ちになりました。「なるほど……こんなに簡単にリアがブレークするんだな」と体感してからは、いつでも逆ハンが切れる心構えもついたわけで。

ベストラップは 47.832 秒

結局、その後は 2 回ほどカウンターを当てつつ、気がつけば 3 周のアタックラップもすぐに終わり、チェッカーに迎えられました。ピットに向かう周回はスローダウンして、後方を見ながらレコードラインを外してゆっくりと走行。ただ、スプーンライクな高速左カーブは全速で走り、抜けた先の右ヘアピンでは意図的にフルブレーキをかけリアをブレークさせたりして遊んだり。最初のドキドキ感はどこへやら、遅いながらもすっかりエンジョイしている私がいました。
で、ラップチャートがこちら。1 周ごとにタイムがアップしているので上出来です。ベストラップは 47.832 秒。コースレコードが 34.044 秒ですから、約 140.5 % のタイムとなります。……遅いですね(苦笑)。

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