2010年2月6日土曜日

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チューリッヒ × ズリーゴ

 


ずーっと同じネタだと飽きてしまうので……。

えーと、Amazon の梱包の中に、保険屋さんの Zurich のチラシが紛れ込んでいたのですね。で、ふと思い出したのが、「チューリッヒ」ってイタリア語では「ズリーゴ」だったよな、と。チューリッヒとズリーゴ、カタカナだと何のことやら、と思わせますが、ZurichZurigo と書けば、その類似性は一目瞭然です。

余談ですが、保険屋さんのチューリッヒは、イタリアでも "Zurich" でした。

Schweiz-Suisse-Svizzera

Zurich の場合、スイスという五族協和……じゃなくてドイツ語・フランス語・イタリア語圏が共存する国なだけに、ひとつの街にいくつも読み方があって当たり前、だったりするようで。そもそも、国名自体が "Schweiz", "Suisse", "Svizzera" と書かれる始末ですし(ちなみに英語だと "Switzerland")。あ、「シュヴァイツ」がドイツ語、「スュイス」がフランス語、「スヴィッツェラ」がイタリア語、ですね。



国名
スイス連邦の正式名称は4種の公用語で定められているが、硬貨や切手などのように4種を併記する余裕がない場合に単独で使用することが許されるラテン語の国名(Helvetia)が定められている。
ドイツ語名:Schweizerische Eidgenossenschaft
フランス語名:Confédération Suisse
イタリア語名:Confederazione Svizzera
ロマンシュ語名:Confederaziun Svizra
ラテン語名:Confoederatio Helvetica
(Wikipedia 日本語版「スイス」より引用)

……公用語、3つじゃなくて4つだったんですね(恥)。

ロマンシュ語とは

さて、その超マイナーな第四の公用語、ロマンシュ語について。

ロマンシュ語(Rumantsch)は、インド・ヨーロッパ語系統のロマンス語派に属するレト・ロマンス語群に属する言語。スイス連邦において、ドイツ語(アレマン語)、フランス語、イタリア語(ロンバルド語・ティチーノ語)とならび、第4の国語として認められている。これは2000年に制定されたスイス連邦新憲法においても変わりはない。
(Wikipedia 日本語版「ロマンシュ語」より引用)

ふむふむ。ベルギーなんかで使われる「フラマン語」みたいなものなんでしょうか。

ただし、スイス全域で公的に使用出来るスイスの公用語の地位はなく、実際はスイス南東部にあるグラウビュンデン州のアルプス北山麓の渓谷地などきわめて限られた土地でしか使用されていない。その使用人口は3万人強といわれスイス人口の0.5%にも満たない。 また年齢別に見た場合、使用人口の大半が高齢層であるため、2010年ごろには絶滅の危機にあるといわれている。現在この言語をスイス連邦はさまざまな策で保存を試みている。
(Wikipedia 日本語版「ロマンシュ語」より引用)

あれ……?「スイス全域で公的に使用出来るスイスの公用語の地位はなく」って記述は微妙に矛盾しますね。国語だけれども非公用語、ということなんでしょうか? ちょっとわけがわかりませんね。

言語の響きはイタリア語にほど近いが、イタリア語ほど母音過多ではなく、語彙などの分布はフランス語に共通する。最も地理的に近いドイツ語は、ロマンシュ語とは語派が異なる(ドイツ語はゲルマン語派)にもかかわらず、この言語に大きな影響を及ぼしている。
(Wikipedia 日本語版「ロマンシュ語」より引用)

母音過多……(笑)。確かにチェコ語と比べると母音過多なんでしょうけど(比較対象が極端すぎ)。なるほど、「チューリッヒ」が「ズリーゴ」になるわけです。「っひ」が「ご」になってますからね。

イタリアなのにドイツ系

余談を続けますが、

ロマンシュ語と親類関係にある同じレト・ロマンス言語群に属する言語で、現在も使用されているものに、イタリア北部のドロミテ山岳地帯で話されているラディン語、及び、イタリア北東部とスロベニアの国境付近のフリウーリ地方で話されているフリウリ語がある。後者は50万人の話者を持ち、レト・ロマンシュ言語群では最大であるが、スイスにおける公用語のような地位はイタリアでは獲得していない。
(Wikipedia 日本語版「ロマンシュ語」より引用)

ドロミテと言えば、毎年ダウンヒルが開催されているボルミオ (Bormio) があるところですね。ワールドカップスキーが開催されるイタリアのスキー場と言えば、ボルミオのほかはヴァル・ガルデナ (Val Gardena) やコルチナ・ダンペッツォ (Cortina d'Ampezzo) といったあたりの名前が出てきますが、いずれも「北部」のアルプス寄りのところで、ドイツ語圏の影響が強いところです。実際、イタリア人なのにバリバリのドイツ名の人が多いですからね。

ビアンコ・ネロのパチもんです(←

フリウーリ地方の中心都市は、ご存じウディネです。ウディネーゼ・カルチョ(サッカー)の本拠地ですね。ウディネーゼは、忘れた頃に上位に食い込んでくる、おもしろいポジションのクラブですね。意外と歴史が古く、設立は AC ミランやインテル、ユベントスよりも古い 1896 年だったと記憶しています。もちろんシャルケ 04 よりも古いです。

シャルケ 04(ヌルフィーヤ)の設立は 1904 年だったはず。つまり、そのまんま。

さてと。めちゃくちゃいい感じに話が滑っているので、とりあえず今日はこのあたりで。続きはまた気が向いた時にでも……。

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