2010年6月6日日曜日

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第 94 回インディ 500 を振り返る(さいご)

 


Texas Indy 550(今朝、生中継されていました)も意外な展開で面白かったです。ダリオが失速した原因ですが、リスタート直後にウォールに触れる寸前までラインを膨らませていたように見えたので、もしかしたらほんの少し接触していたのかも知れません。いくら何でもペースの落ち方が酷すぎましたからね。

で、昨日の記事の続きなのですが、「出走できなかった 4~5 人?の話題を」と言いながら全く触れることができなかったので、ここで触れておきます。インディ 500 関連の記事はいったん今日で最後にしますので。

というわけで、最終日?の今日は、決勝に出走できなかった人特集です。

Jay Howard (ENG)

ルーキーの Jay Howard (Sarah Fisher Racing) は、残念ながら予選を通過することができませんでした。Jay Howard は、2008 年にあの Roth Racing から参戦するも、スポンサーを持ち込んでいなかったためにシーズン途中で John Andretti にシートを奪われたり、ワトキンスグレンで復活するも Roth Racing の規模縮小(結果、シーズン終了後に Marty Roth の引退?とともにチームは消滅してしまうわけですが)に伴ってシートを喪失するなど、なかなか気の毒な経歴を辿っていたりします。

今季はカンザスから Sarah Fisher Racing に拾われるも、結果は予選落ちということで……残念でした。テキサスでもレース開始後すぐにエンジントラブルでピットインして、そのままレースに戻ることはありませんでした。

Paul Tracy (CAN)

そう、普通は予選落ちの選手の話題を敢えて触れることは無いんですが、今回は超大物が予選落ちの憂き目にあったということで、こうやって記事にしていたりします。今回は、あの Paul Tracy (KV Racing Technology) が Bump Out されてしまったのですね。CART / Champ Car に 261 戦出走、ポールポジション 25 回、優勝 31 回という実力者だった彼が、です。

「ポール・トレーシーがまだ走っていたのか」と思われる方もいらっしゃると思いますが、改めて確認してみると、意外や意外、昨年の時点で 6 回しか出走していません。1991 年には Dale Coyne Racing からエントリーするも「ルーキーオリエンテーションで除外」という珍事に見舞われ、1992 年から 1995 年まで出走するも一度も完走できず。その後は CART に専念したこともあり、2002 年まで 7 年間「お休み」となります。2002 年に「あわや優勝」という位置につけるも、また 2009 年まで 7 年間「お休み」をしていました。最近は「一度インディで優勝するまでは辞められない」と語っているようですが、果たして来年にチャンスがあるのかどうか……。

(Wikimedia Commons より借用。この作品の著作権者である Manningmdb 氏は、この作品を以下のライセンスで提供しています。:
Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0 Unported ライセンス)

Milka Duno (VEN)

今回のインディ 500 には 5 人の女性ドライバーがエントリーして注目を集めましたが、残念なことに Milka Duno (Dale Coyne Racing) が予選を通過することができませんでした。スポットの Ana Beatriz が予選を通過した(しかも女性では最上位)だけに、ちょっと格好悪い形になってしまいました。

(Wikimedia Commons より借用。この作品の著作権者である Manningmdb 氏は、この作品を以下のライセンスで提供しています。:
Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0 Unported ライセンス)

A.J. Foyt IV (USA)

久々にインディカーシーンに戻ってきた「孫」こと A.J. Foyt IV (A.J. Foyt Enterprises) ですが、Pole Day-1 で好タイムを出すことができず、そのままチームを離れてしまったそうです(!)。インディ 500 の面白いところは、ドライバー単位でエントリーするのではなく、シャーシ単位でエントリーする形となっているらしく、極端な話、途中でドライバーが変わってしまうのもアリらしいのですね。「孫」がチームを離れたのが本人の意志なのか、それとも「おじいちゃん」(= A.J. Foyt Jr.)の意志だったのかは良くわからないのですが、とにかく A.J. Foyt IV が Pole Day-1 のみでレースカーから降りた、というのは事実のようです。

Jaques Lazier (USA)

で、その「孫」の車を引き継いだのが Jaques Lazier (A.J. Foyt Enterprises) なのですが、そう都合良く代わりのドライバーがウロウロしているのか? という疑問も出てきます。で、その疑問の答ですが、「ウロウロしているもんです」というのが正解らしいです。インディ 500 の場合は、予選から決勝までの期間が結構長いので、ドライバーが途中で怪我をしたりすることも少なくないのですね。ですから、シートが無くても、パドックをウロウロしていれば声が掛かるケースもある……ような気がします。

また、オーバルレースならではのシステムとして「スポッター」という仕事があります。これはコースを上から俯瞰して、担当する車の右(Outside)や左(Inside)に車が来ていることを無線で伝えるという仕事なのですが、結構職にあぶれたドライバーが務めていることがあります。一時期 Alex Barron がスポッターを務めていたと聞きますし、最近ですとロジャー安川さんが佐藤琢磨のスポッターを務めています。今日(現地時間だと土曜日)の Texas Indy 550 では、Versus(現地テレビ局)のカメラにどアップで抜かれていましたね。

あ、Jaques Lazier の話でしたね。結局「孫」の代わりに彼を走らせても結果は芳しくなかったようで、結局予選を通過することはできなかったようです。仮に予選を通過したなら通過したで、色々と小競り合いを起こしそうな人ではあるのですが(John Andretti に負けず劣らず、色々と曰くのある運転をする人ですので)。

まとめ

どうしても、F1 などと比べると知名度が下回るインディカーですが、結果が読めないところは F1 などの比ではないので、ホントに楽しめるシリーズです。皆様も、機会があれば是非一度ご覧いただければと思います(GAORA の TV 中継もノリがいいのでかなり笑えます。いや、楽しめます)。

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