2010年10月21日木曜日

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無愛想……ではなくて

 


おとなの事情

えー、今回は何日もシークレットで引っ張れるほどの写真を用意できなかったので(色々と大人の事情というものがあったのです)、あっさりと回答編に移ります。

鶴川駅(急行は通過)

はい、えー、こちらの「こどもの国 下車駅」の写真ですが、


小田急電鉄小田原線の「鶴川」駅です。東京都は町田市にあります。はい、町田は東京都です(くどい)。

緑山スタジオ行き

駅前からは「こどもの国」や、TBS の「緑山スタジオ」に向かうバスが出ています。


ちなみに、駅前から「目的地」の最寄りのバス停まではほんの数分で、十分歩ける距離です。

人が……多い!

入り口の道路には、ガードマンのおじさんがいました。


ちなみに、目の前で大勢の団体さんが退出したところでした(写真の奥の方に見えますね)。もっと人っ気の無いところだと思っていたので、この時点で少々ビビっていたりします。

左に曲がって、坂道を登ってゆきます。


鬱蒼とした森が広がるような印象もありますが、周りはご覧の通り、住宅が広がっています。昔は田畑ばかりの農村地帯だったそうですが、今やご覧の通りです。

無愛想……ではなくて

入り口です。


……もう答を隠すことも無いですよね。ここが「旧白洲邸・武相荘(ぶあいそう)」です。ここは「蔵国」と「模国」の境界線のあたりで「武相荘」という名前ですが、もちろん「無愛想」にひっかけていることは言うまでもありません。

武相荘(ぶあいそう)とは、東京都町田市にある白洲次郎正子夫妻の旧邸宅。 現在は「旧白洲邸・武相荘」として、記念館・資料館となり一般公開されている。館長は白洲夫妻の長女・牧山桂子。
(Wikipedia 日本語版「武相荘」より引用)

はい、「白洲邸」の住人は、かの「白洲次郎」(実業家)と「白洲正子」(随筆家)ご夫妻だったのでした。しかし、改めて考えてみると、政界にも顔が利いたコッテコテの実業家(しかも「イギリス英語」の使い手)と、能や古美術への造詣が深かった随筆家の夫婦というのも不思議な組み合わせですね。

もっとも、結果として旧白洲邸には「白洲次郎」を慕って?やってくる人と、「白洲正子」の世界にあこがれて?やってくる人がそれぞれ存在することになるわけで、そしてこの両者がかぶることはあまり無いわけですから、マーケティング的には大成功と言えるのかもしれません(何のことやら)。

蟄居の真相

ちなみに、何故に実業家・白洲次郎は農村に隠遁したか、ということですが……

沿革
武相荘の歴史は1942年10月、白洲夫妻が当時の東京府南多摩郡鶴川村(現在の東京都町田市能ヶ谷)に農家を購入した事に始まる。その数年前から白洲夫妻は、戦況の悪化による空襲や食糧難を予測して農地の付いた郊外の家を探しており、当時の使用人の親戚が鶴川村で駐在をしていた縁で購入した。当時の次郎は日本水産・帝国水産統制株式会社(後のニチレイ)役員であったが、職を全て投げ打ち、退職金を注ぎ込んで購入した。
(Wikipedia 日本語版「武相荘」より引用)

こんな理由からでした。ちなみに日本軍がミッドウェー海戦に敗れたのが 1942 年 6 月で、山本五十六がブーゲンビル島(パプアニューギニア)で被撃墜死を遂げるのが 1943 年 4 月ですから、その数年前から「戦況の悪化による空襲や食糧難を予測」していたというのは慧眼と言うほかありません。

もっとも、この当時すでに白洲(次郎)は吉田茂と面識があったようですので、おそらくは吉田茂の線から吹き込まれたと考えるべきでしょう。

スタン反戦

ちなみに、Wikipedia の「白洲次郎」の項には、次のような記載もあります。

疎開、徴兵回避
1940年(昭和15年)、東京府南多摩郡鶴川村能ヶ谷(のち東京都町田市能ヶ谷)の古い農家(武相荘(ぶあいそう)と名付けた)を購入し、疎開した。特権階級であった白洲は徴兵を回避し、農業に励む日々を送った。一方で吉田を中心とする宮中反戦グループ(ヨハンセングループ)に加わっていたようである。
(Wikipedia 日本語版「白洲次郎」より引用)

「特権階級であった白洲は徴兵を回避し」と書かれるとちょっとアレ(どれ?)な雰囲気ですが、白洲(次郎)は真珠湾攻撃の時点で 40 歳だったわけですから、赤紙を貰うには少し年齢が上すぎたかな、という気もします。それはそうと、こちらの記事では「武相荘」を購入したのが 1940 年のことになっています。僅か 2 年の違いとはいえ、結構大きな意味を持ってくる違いではあります。さて、正しいのはどっちでしょうか?

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