2011年10月24日月曜日

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第37回「日本唯一?の『黒耀石専門店』へ」

 


日本唯一?の「黒曜石専門店」へ

謎が謎を呼ぶ「伊勢命神社」にて脳内が謎だらけになってしまいましたが、気を取り直して……、次なる目的地に車を走らせます(いや、実際は歩ける距離ではあったんですけどね)。次の目的地も、同じく「久見」の、今度は海沿いです。


久見の集落の中の、ちょっと狭い道を行きます。川沿いの空き地に車を停めて、とある民家にテクテクと歩いて行きます。

辿り着いたのは、一見すると普通の民家のようにも見えるのですが、かなり広い土間のある家です。そして、テーブルの上にはなにやら黒い石が並べられています。


そう。この黒い石の正体は……「黒曜石」です。

「黒曜石」については、「黒耀石」という表記も見かけますが、今回の記事では原則として「黒石」を使用することとします。ご了承ください。


中の人の正体?は……

ガイドの S さんは、中の人とは随分と昵懇のようで、本来は許可が無いと土木工事ができないはずの「海苔田ノ鼻」に重機が入って節理が動かされていた、なんて話をされています。それもその筈で、こちらの工房のご主人は、S さんと同じく「隠岐ジオパーク」のガイドとしても名高い Y さんご本人だったのでした。

Y さんは(S さんと一緒に)http://www.oki-geopark.jp/guide.htm でも紹介されています。ぜひチェックを!

さて、では改めまして「黒曜石」ってなーに? というところから参りましょう。

化学組成上は流紋岩(まれにデイサイト)で、石基はほぼガラス質で少量の斑晶を含むことがある。流紋岩質マグマが水中などの特殊な条件下で噴出することによってできると考えられている。同じくガラス質で丸い割れ目の多数あるものはパーライト(真珠岩)という。 二酸化珪素が約70%で酸化マグネシウムや酸化鉄を含む。急激に冷却される事によりできる。外縁部と内側では構造が異なる。内部では結晶が認められるものもある。
(Wikipedia 日本語版「黒曜石」より引用)

うーん、何やら小難しいことが書いてありますね……。でも、S さんの説明はもっと簡潔なものでした。曰く、「要するに『ガラス』です」と。うむ、これはわかりやすい(笑)。


これを見ると、確かにガラスっぽい雰囲気です。ヘタをすれば、ウィスキーボトルの破片と見分けがつかないかも知れません(実際には色合いが違うので、間違えることは無いと思いますが)。この「天然のガラス」とも言うべき特性を活かして……

外見は黒く(茶色、また半透明の場合もある)ガラスとよく似た性質を持ち、割ると非常に鋭い破断面(貝殻状断口)を示すことから先史時代より世界各地でナイフや鏃(やじり)、槍の穂先などの石器として長く使用された。日本でも後期旧石器時代から使われていた。
(Wikipedia 日本語版「黒曜石」より引用)

という歴史を持つことは皆さんよーくご存じかと思います。

古代の鏃を作ってみよう!

Y さんは、この工房で黒曜石を加工して色々なものを制作されているのですが、中にはこんなものもあります。


ご覧の通り、石器時代の「矢」の復元を試みられています。鏃(やじり)の部分は研磨するのではなく、カッターナイフで鉛筆を削るような感じで削りだして行きます。当然カッターナイフなんかはありませんから、代わりに何を使うかと言えば……なんと、「鹿の角」を使うのだとか。

詳細は http://fish.miracle.ne.jp/koji/sekizoku.htm をどうぞ。

で、できあがったこの鏃、写真で見た感じではいびつに見えるかも知れませんが、切れ味は十分です。制作中の鏃で、試みに新聞紙を切って頂いたところ、新品のカッターナイフばりの切れ味を見せてくれました……。

このキラキラの正体は!?

せっかくなのでお土産を買って帰ろう……ということで、こちらの携帯ストラップを購入することとしました。


このキラキラと光るネコのシルエットに惹かれて購入したのですが、このキラキラの正体、皆さんはお判りでしょうか!?

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