2012年3月7日水曜日

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道東の旅 2011/春 (14) 「『新十津川駅』探訪」

 

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えーと、この「どこだろう?」という場所ですが……
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はい。JR 札沼線の現在の終着駅・新十津川駅です。新十津川駅と言えば、島田荘司さんの「奇想、天を動かす」にも登場する駅ですね。

「沼」の由来

「札沼線」は、札幌から「新琴似」や「篠路」といった、沼の多いところを抜けて「石狩当別」にやってきます。当別からは「石狩月形」「浦臼」を経て新十津川まで伸びています。そんなわけで、沿線に沼が多いから「札沼線」……というのは、もちろん全くのデタラメです(←

札沼線は、もともとは新十津川からずーっと先の「石狩沼田」というところまで伸びていました。ただ、1968 年に国鉄の「赤字83線」にリストアップされ、1972 年に新十津川から石狩沼田までの 34.9 km が廃止されてしまいました。島田荘司さんの「奇想、天を動かす」では、昭和 30 年代の札沼線での出来事として、この、真っ先に廃止されてしまった区間でのミステリーが描かれています。

「新十津川駅」探訪

さて、そんな「新十津川駅」を見てみましょう。小ぶりな駅舎の中に入ると……
左手には割と近代的?な椅子が並びます。そしてその向かいは、と言えば……
方角で言えば北側なのですが、ご覧のように窓があって、いかにも「昔ながら」の長椅子が見えます。長椅子の右のほうに、なにやら置いてあるのが見えますが……
掃除用具でしょうか。「家庭ゴミを捨てないでください」という張り紙も見えますね。

朝・昼・晩に一本ずつ

この駅は(現在は)終着駅ですが、ご覧の通りの無人駅です。ガラス戸を開ければ、ホームに出ることができます。そして、そのガラス戸の上には……
時刻表があります(基本ですね)。拡大しましょう。
この通り、列車は 1 日 3 往復しかやってきません。朝・昼・晩に一本ずつですね。1 日 1 本の「札幌行き」のところに記事があるのですが、
「4 月 2 日~12月14日まで 石狩当別行きに変わります」とあります。札幌直通は冬場の閑散期のみ、と言い換えられそうですね。

こども半額

参考までに、「普通運賃表」もつけておきましょう。

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