2015年1月14日水曜日

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青函連絡船記念館「摩周丸」 (8) 「無線通信室」

 


電鍵

無線通信室のお客さんが操舵室に移動されたようなので、無線通信室の中に入ってみることにしました。いかにも質実剛健な感じのする部屋ですね。


机の上をよーく見ると、こんなものが……


モールス符号を送出するための「電鍵」ですね。これを使って、実際にモールス符号の打ち方を教えていただけるようです(もしかしたら日によるのかも知れません)。

無線通信室の心臓部

そして、部屋の中央には巨大なコンソールが。


……すいません。現物の写真を撮影するのを失念していました。ということで、最初の写真に写り込んでいた写真を拡大してみました(ホントすいません……!)。

室内を見物していると、ちょうど操舵室から元・通信長の N さんが戻ってこられました。ありがたいことに、室内の様々な機器類を惜しみなく解説してくださいます。

魅惑の真空管

まずはこちらから。貴重なものだからか、アクリルのカバーがかけられていますが……


「魅惑の真空管」というパンフレットが立ててありますが、この機械は 1955 年から 1976 年まで「檜山丸」で使用された「真空管受信機」なのだそうです。説明文によると、「当時として、この受信機は、一般外航船に優るとも劣らない優秀なものでした」とあります。

展示物には「手を触れないで下さい」と書かれたものもあったのですが、N さんは気に留めること無く、どんどん中を見せてくださいました。


この機器も、左の方に大型の真空管が見えますね。N さんは「真空管ってご存じですか?」というところから話を始められます。なるほど、言われてみれば「真空管」を知らない世代が増えているわけですよね。そういう私も実物を見るのは初めてだったかもしれませんが……(汗)。

「高圧注意」と書かれた扉の中も見せていただきました。


「船内指令機」と書かれています。艦内放送などの機械だったのでしょうか。

特別サービス!?

甲板に出るドアの横には、電話機のような機械もありました。


N さんは、「普段はあまりお見せしないんですが……」と前置きしつつ、わざわざ中を見せてくださいました。ありがとうございます!


海上における無線通信はきわめて重要なもので、その途絶は「あってはならないもの」と考えられていたのでしょうね。「摩周丸」においても、このように 3 系統のアンテナ線を無線通信室に引き込んでいたようです。



貴重な時間は早く流れるもので

こうして N さんにお話を伺うこと 40 分近く。幸か不幸かお客さんの数も多くなかったので、ずーっと興味深いお話を伺うことができました。気がつけば、長万部行きの発車時間まであと 30 分となっていました。

一日 4 本しか無い長万部行きを逃してしまうと大変なことになってしまうので、発車時刻が近づいていることをお伝えしたところ……


「それでは」ということで、無線通信室から操舵室に移動して、操舵室の機器などもご説明いただきました。操舵輪を掴んでいるのは N さんの手です。

ありがとうございました!

長万部行きの発車まであと 20 分となりました。「摩周丸」から函館駅まではそれほど遠くないとは言え、函館駅は近年の改築で少し北に移動したこともあり、歩いてどの程度かかるか把握できていませんでした。N さんに感謝の意を重ね重ね伝えながら、駅に急ぐことにしました。


というわけで、メインの展示室は涙を呑んでスルーすることになったのでした。:)

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