2015年11月2日月曜日

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日本最長路線バスの旅 (17) 「果てしない夢を追い続け」

 


奈良県最南端の奥地に「果てしなく続くトンネル」が実在するとの情報を入手した我々取材班は、その真偽を確かめるために早速十津川村に向かった。そこで我々が目にしたものは……


あ、いや、こんなバス停があっただけなんですけどね(汗)。で、「果無隧道口」バス停を過ぎてトンネルに入ると……


ふつーに出口が見えていました。誰ですか「果てしなく続くトンネル」などとホラを吹いたのは……。実は、田辺市から熊野川の間を東西に伸びる「果無山脈」という山脈があり、このトンネルがちょうど山脈の東端部にあたるのですね。なんだ、ちゃんと果てはあるじゃないですか……(そりゃそうでしょ)。

わずかな望みを求めさすらう

果無山脈について、Wikipedia には次のように記されています。

果無山脈の山々は、最高地点でも 1000m をわずかに超える程度である。そうした山々に果無という名が生じたのは、江戸時代の地誌『日本輿地通誌』に「谷幽かにして嶺遠し、因りて無果という」と説かれたように、行けども行けども果てなく山道が続く様子からであると言われている。
(Wikipedia 日本語版「果無山脈」より引用)

ということで、山の奥深さに由来する……という説があるようですが、一方でこんな面白い話もあるのだとか。

ただ、地元の民俗伝承は果無の名を地理的な特徴ではなく、この地方に伝わる一本だたらの怪異譚によるものとしている。それによれば、果無山脈にはある怪物が棲んでいた。その怪物はハテ(年末20日過ぎ)になると現れ、旅人を喰ったことから、峠越えをする者がなくなった(ナシ)という。ここからハテナシの名がついたという。
(Wikipedia 日本語版「果無山脈」より引用)

ふむ。怪物は「年末20日過ぎになると現れ」とありますが、それまではどこで何をしていたのでしょうね。出稼ぎでもしていたのでしょうか(笑)。

期待と不安がひとつになって

十津川南部にある「二津野ダム」を通り過ぎ、南西に向かいます。国道 168 号は果無山脈の南斜面にへばりつくような感じでカーブの多い道を走っていたのですが、前方にバイパスが見えてきました。


このバイパス、崖沿いでおそらくは落石も多かったであろう旧ルートを全否定するかのように、なんと崖と川の間に全て高架で建設されています。


こんな感じで。まるで高規格道路のようですよね。


新道から旧道のほうを見てみると、カーブ上に構築された覆道が見えました。覆道の上にまで木が生えているのが面白いですね。


全高架の新道は多少の地形の違いはお構い無く最短ルートで建設されていますが、旧道は地形に沿って作られていたので、このようにかなり遠回りを強いられている場所もありました。



これも運命と生きてゆくのか

快適なバイパスの旅……の筈だったのですが、なんとこの先の「土河屋トンネル」が「コンクリート剥落のおそれ」があるとのことで通行止めになっていました。


さすがは通行止めに定評のある www.bojan.net です(ぉぃ)。八木新宮線の路線バスはバイパスを外れ、旧道に向かいます。

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