2016年3月31日木曜日

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札沼線各駅停車の旅 (2) 「桑園・八軒・新川・新琴似・太平・百合が原」

 


札幌発北海道医療大学行きの 595M は、定刻の 16:20 に札幌を発車しました。3 分ほどで次の桑園(そうえん)に到着です。

桑園駅(S02)

桑園駅の前身は 1913 年に開業した仮乗降場「競馬場前」で、札幌競馬が開催されている時だけ客扱いをしていたのだそうです。その後 1924 年に晴れて駅に昇格、1934 年には桑園から石狩当別まで札沼線(札沼南線)が開通しています。

地図を見ていて気がついたのですが、北大から JR に乗車する場合、場所によっては桑園駅のほうが近いケースもあるみたいですね。この時は土曜日だったので、大学生の姿を見ることは無かったのですが、それなりの数のお客さんが桑園からも乗車してきていました。

八軒駅(G03)

桑園を出発すると、札幌競馬場のあたりまで函館本線と並走した後、中央卸売市場のあたりで函館本線と別れて、札沼線は北に向かいます。「八軒」という地名は「二十四軒」と同様に、山鼻地区からこのあたりに移住してきた「八軒」の移住者に由来するのだそうです。

今では住宅地が広がる札幌の北部ですが、元来このあたりは泥炭地で、決して住みよい土地では無かった……というのはご存じの方も多いと思います。未開の土地を開拓すべく、荒野の七人……ならぬ「八軒」が送り込まれていたのですね。

ちなみに「八軒駅」の開業は JR に移行してからの 1988 年 11 月とのこと。同日に桑園駅の高架化が完成しています。

新川駅(G04)

札幌から八軒までは単線でしたが、八軒からは複線となります。この辺の構造が京都市内の山陰本線(嵯峨野線)と良く似てるんですよね……。

新川駅の開業は 1986 年のことで、当初は「新川臨時乗降場」だったのだそうです。開業半年後に国鉄が民営化され、同時に駅に昇格しています。

駅名の「新川」は、このあたり一帯の地質改良に大いに貢献した琴似川の新川運河に由来するものと思われます。かつての泥炭地も、今はすっかり建物で埋め尽くされていますね。

新琴似駅(G05)

新川から 3 分ほどで、次の新琴似です。新琴似駅は 1934 年に札沼南線が開通した時から設置されている歴史の長い駅です。

その後、1964 年に札幌市電の「鉄北線」が「新琴似駅前」まで開通したため、新琴似は札幌市電との乗換駅になりました。ただ、鉄北線自体が 1974 年に全線廃止されてしまったため、乗換駅として機能したのは僅か 10 年に留まっています。

ちなみにこの「鉄北線」ですが、世界的にも珍しい「路面ディーゼルカー」が走っていました。液体式のトルコンを備えた 2 段変速の車両は、なかなか軽快に走っていたのだとか……。

札沼線の高架区間は新琴似までで、ここから先は地平区間となります。



太平駅(G06)

新琴似から 3 分ほどで、次の太平です。段々書き出しがテンプレ化してきましたね(汗)。

太平駅の開業も新川駅と同じく 1986 年で、当初は「太平臨時乗降場」だったのだそうです。開業半年後に国鉄が民営化され、同時に駅に昇格しています。


高架から地上に変わったというだけで、雰囲気はそこそこ変わるものですね。

百合が原駅(G07)

丘珠空港の滑走路から 600m ほど北西に「百合が原公園」という公園があります。空港の西側はびっしりと建物で埋め尽くされているのですが、東側や北側は畑が広がっていて、昔の雰囲気を今に伝えていますね。

この「百合が原駅」は、百合が原公園で 1986 年に開催された「全国都市緑化フェア『'86さっぽろ花と緑の博覧会』」用の臨時乗降場として開設されたものなのだそうです。ただ、博覧会の終了後も臨時乗降場として営業を継続して、翌年の国鉄民営化の際に駅に昇格しています。

札幌近郊の駅は、1980 年代になってから急速にその数を増やしていますが、札沼線(あ、学園都市線か)も例外では無いようですね。

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