2016年10月6日木曜日

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秋の道南・奥尻の旅 (66) 「奥尻島津波館『もっと光を!』」

 


奥尻島津波館の「198 のひかり」は、その名の通り 198 の窓から成っています(由来については 10/5 の記事をご確認ください)。


中には、観葉植物が見える窓もあるのですが……



もっと光を!

展示室の外に出ました。展示室の外のオープンスペースから「198 のひかり」を見てみると、休憩スペースのテーブルの上に観葉植物が置かれているのが見えます(窓から見えていた観葉植物がこれですね)。そして、格子状の窓が見えるわけですが……


よーく見ると、窓と窓の間隔がかなり狭くなっていることに気づきます。つまり、開口部を大きくとって、より光が入りやすくしているんですね。中から見た「198 のひかり」とは、随分と印象が異なりますよね。



今、世界が注目!

そして、休憩スペースの奥の柱にポスターらしきものが貼り出されているのですが……


「今、世界が注目!奥尻島」と題された記事スクラップで、青苗の「人工地盤」や誘導灯と避難路などの「先進的な地震対策」について、ニューヨーク・タイムズ紙やル・モンド紙に取り上げられたよ、というものです。

きっかけとなった出来事はこの上なく悲しいものでしたが、またいつかやってくる地震や大津波に毅然と立ち向かおうとする姿が海外の有力紙に報道されたのは、素直に誇りに思っていいんじゃないかな、と思います。

写真パネル展

続いては、地震発生直後を記録した写真のパネル展の中から特に印象的だったものをいくつかご紹介します。



震災 3 日後の奥尻港

まずは奥尻港の写真です。現在のハートランドフェリーの前身である「東日本海フェリー」の船舶が映っているのですが、これ、良く見ると歩行者用のボーディングブリッジが出ていないことがわかるかと思います。


「岸壁が破損していて船が接舷できない」ことがその理由で、車両用ブリッジからの乗り降りを強いられたのだとか。

震災翌日の青苗灯台

地震による火災と津波で青苗地区が壊滅的な被害を受けたことは何度も記した通りですが、地震そのものの振動だけでもかなりの破壊力があったことがわかる写真が、こちらの青苗灯台の写真です。



震災 3 日後の稲穂小学校

地震の被害は最南端の青苗地区のものが甚大だったため、どうしても他の地区の被害については印象が薄くなってしまうのですが、最北端の稲穂地区でも大きな被害が記録されていました。


これは当時創立 99 年目だった「稲穂小学校」の写真ですが、校門の門柱が無残にも転倒したほか、校舎も壁が破壊され、廊下に海水が侵入したとあります。

この写真パネル展には、他にも衝撃的な写真や印象的な写真が多く展示されていました。ぜひ、実物を現地(奥尻島津波館)でご覧になってください。

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