2017年8月17日木曜日

次の投稿 › ‹  前の投稿

秋の道南・奥尻の旅 (139) 「礼文と礼文華」

 

礼文華トンネルを抜けた先には、更に礼文トンネルがありました(げっ)。
トンネル抜けた先が「豊浦町礼文華」です。「礼文」と「礼文華」、うどんと優曇華くらいの違いがあるのでしょうか(さてどうだか)。

真面目に書いちゃいますと、どっちも rep-un(沖合に・ある)なのは同じっぽいような。
優曇……ではなくて礼文華峠を抜けて、緩やかな下り坂を走っていたところ……。おおっ! 前方右側に海が! 礼文華は海沿いの集落ですが、国道は礼文華に向かわずに山側を走っていただけに、ここで海が見えたのは意外でした。

「れ」で始まる駅

礼文華川にかかる橋の名前も「礼文橋」です。「礼文華」は礼文華であって「礼文」では無いのですが、「下北沢」が「下北」に略されるようなものなのでしょうか。
今更ですが、礼文華の最寄りの駅も「礼文駅」です(礼文島からはめちゃくちゃ遠いですが……)。今や貴重な「れ」で始まる駅の一つですね。左折してしまった場合の行く末が少し気になりますが、3 km ほど進んだところで行き止まりのようです。
礼文華川を渡って、そのまま南に向かえば「礼文華」の集落ですが、国道は再び坂を駆け上がって「大岸トンネル」に入ります。トンネルポータルに掲げられた「大岸トンネル」の文字が相撲文字っぽいのが気になるところです。

道道 32 号豊浦ニセコ線

トンネルを抜けて、またしても緩やかな下り坂を走った先に交叉点があります。右折すると室蘭本線の大岸駅で、左折すると……道道 32 号(豊浦ニセコ線)という割と若番の道なのですが……どこへ行くのでしょう。
豊浦町の北には「昆布岳」がそびえていて、昆布岳の南半分が豊浦町に属しています。ただ、昆布岳の西側は「昆布川」の流域のため、日本海側となります。言い方を変えれば、豊浦町の北西部は「日本海側」ということになります。

道道 32 号は、「日本海側」に属する豊浦町新富に抜ける道なのですが、地形図で見たところでは随分と狭い道のようで、下手に青看板に「蘭越 ニセコ」などと書いてしまうと迷い込む人が出るかも知れないので、あえて消した……のかな、などと(もしかしたら通行止めになることが多いのかもしれません)。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

道々32号線。今から12年前に全線走破しました。二桁番号の道々なのでと思い豊浦側から入りましたが、道央道を過ぎたあたりから道路状況が激変、ほぼ林道です。グーグルアースで見ると今も変わらないようです。北海道の道路はまだまだです。道道についても、距離が長く整備(舗装化)もさることながらメンテナンスも良くありません。充分調査の上、安全なご通行に心がけて下さい、。

Bojan さんのコメント...

コメントありがとうございます。
ああ、やはり林道レベルの状態の道だったんですね。北海道の道路は、国道だとかなり良く整備されている印象がありますが、道道は路線によって整備状態がまちまちのようですね。他にルートがあるなどであまり使われない道は整備が後回しになり、最終的にそのまま放置されてしまう……という印象があります。

道道32号、今のところ走行する予定はありませんが、いつか機会があれば、しっかりと気合を入れて挑戦してみたいです。

Unknown さんのコメント...

今の礼文トンネルってポータル(トンネル出入口の構築物)の形が、NHKの時報時計(通称・NHK時計)をほぼ横半分に切ったような意匠だったのが印象的に見えるけど、1996~99年辺りに新しく開通したトンネルだったとは改めて驚きですね。
(この国道区間でいちばん長い)礼文華トンネルにいたってはそれよりさらに前の開通だっただけに、事故ひとつ無き快適なドライブを可能とするために道幅を広げるなど工夫した結果の賜物に他ならないと思います。
なのでトンネルの中ほどより一層注意した走行を心がけたいと考えています。

Bojan さんのコメント...

コメントありがとうございます。
「NHK 時計を横半分に切った」というのは言い得て妙ですね。まるで戦国時代の兜のようにも見えますが、あれは雪崩防止用のものなのかな……と勝手に想像していました(本当のところはどうなんでしょう)。

このあたりは道央道もありますが、片側一車線で 70 km/h 制限(80 km/h だったかも?)で、そのうえ有料と言われると「だったら国道でいいや」と思いたくなりますよね。道央道よりも線形は良くないですが、峠のあたりなどで継続的に改良が行われていることもあり、少しずつ走りやすくなっているのもありがたいところです。

新着記事