2007年8月31日金曜日

GUAM の旅 2007/夏 #8 「防空壕からたどるグアムの歴史」

さて、そのラッテストーン公園の一角に、怪しげなものが見えます。

壕 空 防

よーく見ると、入り口のところに「壕 空 防」と書かれているのを読み取ることができます。中文じゃないですよ。右から読んでください。
見取り図はこちら。入り口は一つではなく、中で繋がっていたようです。
ちなみに、この防空壕、1940 年ごろに、日本軍が、現地の茶も魯迅、じゃなくてチャモロ人を強制動員して作らせたとか。真珠湾攻撃が 1941 年 12 月 7 日(現地時間)のことですから、その一年以上前から、グアムが戦場になることを想定して、軍は準備を進めていたことになります。

だからと言って、これが極東国際軍事法廷(いわゆる「東京裁判」)でのキーポイントとなった共同謀議が存在した裏付けとなる、とは思っていませんけどね。仮想敵国に対する備えを怠らないのは、近代国家の常識だと思いますので……。

そういう意味では、むしろ今の日本のほうが、近代国家としてはどうなのよ、とも思えて来ますが、論点が軌道を大幅に逸れてしまっているので、この話はこの辺で。

アプガン砦にてスペイン統治時代の遺産を見る

それから、次に回ったところが、えーと……。「アプガン砦」というところだったのですね。クラシックな大砲があるのですが、これはさすがに旧日本軍の遺物ではありません(いくらなんでも古すぎる)。

マリアナの歴史を振り返ってみる

そもそも、なんでグアムに日本軍が防空壕を建設できたのか、という歴史的経緯を考えると、グアムはもともとドイツ領で、第一次世界大戦にてドイツが敗北を喫した際に、日本領(正確には、日本の信託統治領、だったかもしれません)になった、という話だった筈です。ところが、先程の「スペイン広場」を始め、ドイツを思わせるものよりもスペインを思わせるものが多く、「あれれぇ?」と思っていたわけですが……。

あわてて Wikipedia の記事を読み返したりしているのですが、どうにも良くわからなくなってきました(笑)。北マリアナ諸島に関する Wikipedia の記事を読むと、これらの島々の諸外国による統治の歴史は、こうなるのでしょうか。

  1. もともとスペイン領だった
  2. スペインがドイツに売却(割譲?)した
  3. 第一次世界大戦のどさくさで、日本が占領した
  4. 第一次世界大戦後、国際連盟が日本の委任統治を認めた(追認した?)
  5. 第二次世界大戦後、アメリカが占領
  6. 第二次世界大戦後、国際連合がアメリカの信託統治領とした

グアムの歴史を振り返ってみる

ただ、グアムの場合は、「北マリアナ諸島」とは少々経緯が異なるようで、

  1. もともとスペイン領だった
  2. 米西戦争でアメリカがスペインに勝利し、フィリピンや東インド諸島とともにアメリカに割譲された
  3. 太平洋戦争中に日本が占領
  4. 太平洋戦争後期にアメリカが奪還

となるみたいです。カンのいい方は大いなる矛盾にお気づきですね。太平洋戦争が始まる前(1940 年)から、なんで日本軍は現地人を強制動員して、アメリカ領のグアムに防空壕を作ることができたのでしょう。わけがわからなくなってきました。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


2007年8月30日木曜日

GUAM の旅 2007/夏 #7 「ジョン・ポール 2 世」

昨日に引き続き、まずは恋人岬からの絶景をご覧に入れます。「恋人」なだけに、賞味期限が切れていますが(w
タモン地区遠景。この中のどこかにアウトリガー・グアム・リゾートがあります(だからどうした)。

アレ、ミンナ韓国人

恋人岬には、我々の他にも、老若男女十数名のグループが屯していたのですが、運ちゃん曰く「アレ、ミンナ韓国人」とのこと。グアムは観光客の 9 割が日本人、なんて噂も耳にしましたが、ここにも韓国人の進出が激しいようです。ホント、色んな意味で、昔の日本人を見ているようですね。

女子高生の山

続けて、ハガニャ(アガニア)地区に案内されました。なぜか自由の女神のミニチュアがあるのを見たあと、スペイン広場なる場所に案内されました。路上はなぜか女子高生の山。ただ、よーく見てみると肌の色がバラバラで、なかなか楽しいものですね。

大量の女子高生は、修学旅行ではなく、現地の学校の生徒さんのようでした。カトリック教会に付属した、こんなりっぱな女学院がありました。

ジョン・ポール 2 世

スペイン広場の前の道路の中央分離帯には、「あの方」が交通整理をなさっていました。「あの方」の名前は John Paul II とのこと。

それって誰?」と思われた貴方。前ローマ法王のヨハネ・パウロ II 世のことですからね。
そう思うと、何だか後光が差しているように見えませんか? 実際には単なる逆光ですけどね(をい

ラッテストーン公園

続けて、スペイン広場からちょいと行ったところにある「ラッテストーン公園」に案内されました。
石器時代の遺跡とのこと。私には、高床式住居の足場にしか見えないのですが、実際に何のために使われていたかは不明だそうです。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


2007年8月29日水曜日

GUAM の旅 2007/夏 #6 「グアムで『その手の遺構』を見ようかと」

外出中に、部屋に置かれていた「果物の盛り合わせ」。CIA の工作員が私を亡き者にしようとして、ついに実力行使に出た……わけはなく、よーく見ると隣にレターが添えられていたそうです。「間違えた部屋に案内しちゃってごめんね」といった内容のことが書かれていたとか。

うっかりしていて、私は現物を見ていないのです。今から思えば、ちゃーんと写真を撮っておけば良かったのですが。

かくして、怒濤の如く初日が過ぎていった

てなわけで、嵐のような? 初日が終わりました(まだ初日だったのですよ)。とはいえ、さすが南国、妙な疲れはそれほど覚えることなく、心地よい眠りにつくことができました。

で、翌朝。さっさと遊びに行った相方を尻目に、私は 11 時ごろまで、不足していた睡眠を補ったのでした(つまり、単なる寝不足)。ようやく寝床から這い出して、2 F のロビーで無線 LAN を設定して、せっせこと色々やってました(←

そうそう、アウトリガーの無線 LAN は、WEP すら設定されていません(笑)。さすが南国、何もかもが開放的です。

「その手の遺構」を見ようかと

実のところ、もろもろの事情でグアムに来ることになったのですが(勝手に決められたとの説もあり)、私自身は、どうせだったらサイパンのほうがいいなぁ、などと考えていました。やっぱ日本人としては、「バンザイ・クリフ」は見ておかないといけないよなぁ、などと。

とは言え、ご近所のグアムにも、その手の遺構は結構あるみたいでして、ホテルのツアーガイドに聞いてみたところ、一冊のリーフレットを渡してくれました。確かに、あちこちにトーチカが埋まっているようです。

ツアーガイドのお姉さんに、「こういった所を回ってくれるタクシーは無い?」ときいたところ、「うーん、運転手次第ね」との、ナイスな答が返ってきました。それと、手持ちの現金が決して豊富では無いので、「カードは使える?」と確認したところ、「大丈夫よ」と。これならママも OK ですね(古い?)。

タクシーをチャーターすることに

ホテルの入り口には、提携しているタクシー会社のチラシがあり、おっちゃんが客引きをしていました。そのおっちゃんに英語と日本語のちゃんぽんな会話で聞いてみると、「決められたツアーコースがある。$100 でどうだ?」とのこと。内心「ま、いっか」と思い、OK したのでした。

ホテルの前に止めてあるタクシーに案内されると、中にはドライバーも誰もいないもぬけの殻。「あれれぇ?」と江戸川コナンばりに疑問を呈していると、客引きのおっちゃんが運転席に乗り込んできたのでした。なるほど、おっちゃんがドライバーだったのね。

タクシーの中でも、おっちゃん改め運ちゃんが怪しい日本語、私が怪しい英語のちゃんぽんで会話が成立するという、楽しい構図が繰り広げられました。

なぜか恋人岬

その手の遺構」巡りが主眼のツアーではあるのですが、最初に案内されたのが「恋人岬」でした。展望台の入場料として 3 ドルかかるとのことで、私ははっきり言ってどうでもいいので、「いいよ。先行こう」と言ったのですが、運ちゃんが 3 ドル払ってくれたので、その好意を無駄にすることもできず、展望台巡りをすることになりました。
展望台から太平洋を望むと、こんな感じ。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


2007年8月28日火曜日

GUAM の旅 2007/夏 #5 「え る し っ て い る か」

不都合な真実、消される真実

こんなところですべき話では無いのですが、実はわたくし、アメリカ当局から、「好ましくない人物」、いわゆる「要注意人物」としてマークされています。なぜそうなったかもだいたい想像がついていまして、私がライフワーク的に調査を行っている、ある事件の真相が、どうやらアメリカ国益大幅に損なう可能性が高い、ということのようです。ぶっちゃけ、いつ消されても不思議はない、のかもしれません。

まぁ、私も、いつ消されてもいいように、重要な情報は某嬢にそれとなく伝えるようにしています。このブログもそうで、ある一定の日付の題名から、文字列をある順番で拾っていくと、例えばこんな文章が出てきたりします。

し に が み は り ん ご し か た べ な い

すいません。全部冗談です。忘れてください。

特殊工作員とわたくし

まぁ、私の調査がアメリカの国益を損なうおそれのある、「不都合な真実」を導出することはもはや避けられない事態となった今(まだデタラメを言い続けますか)、アメリカ当局、具体的には CIA が、いつ私の口を封じようとしても不思議はありません。

実際、熟練した CIA の工作員は、痕跡も残さず施錠された部屋に侵入し、家捜しを行うと言います。それを少しでも避けるために、私の自宅の部屋はいつも散らかったままになっています(←

そして、CIA は、日本国内での活動には色々と制約があるものの、アメリカの主権が及ぶ範囲であれば、暗殺を含む、様々な活動を実施することができます。彼らにとっては、私がグアムにやってきたのはもっけの幸いなわけです。もちろん、私が重要な資料をグアムに持参する可能性は限りなく低いわけですから、彼らの選択肢は口減らし、じゃないや、口封じしか無いわけですが。

かくして暗殺工作は行われた

そんな緊張感に充ち満ちた状態で、トニーローマからアウトリガーに戻ったわたくし。部屋に戻ると、いきなり、妙な感覚に襲われました。まだチェックインした当日にも関わらず、何者かが部屋に忍び込んだ形跡があるのです。

何故わかったのか、疑問に思われる向きもあるでしょう。まぁ、私レベルの、死線をかいくぐった人間にだけわかる、野生のカン、とでも言いましょうか……。いや、決してそんなことは無く、誰でもわかることなんですけどね(ぇ

部屋の中央に、いつの間にか「フルーツ盛り合わせ」が置かれていたのです。おそらく、青酸カリか何かの毒物が仕込まれているのでしょう。いや、おそらく遅効性で致死性を持つ、何かしらの毒物かもしれませんね。

全ては仕組まれていたのか

私は、「ついに来たか!」と思いながら、そのいやに大胆な暗殺手法に、戦慄を覚えずには居られませんでした。ここで私と相方の死体が見つかっても、彼らはそれを公にすることなく処理できる、そんな自信のようなものすら感じられます。

そう言えば、私たちは、入国の際に、指紋や網膜パターンを採取されなかったことを思い出します。多くの観光客が指紋を採られる中、私たちは指紋を採取されることなくスルーパスだったのは、「二度と出国することは無い」ということが既に決まっていたからかもしれません。つまり、「入国すらしていない」ということにするのが彼らの狙いです。

部屋に置かれていた「フルーツ盛り合わせ」を目の前にして、私が上記のような思索にふけっている間に、何も知らない私の相方は、嬉々としてフルーツを食べ始めてしまったのでした。
※ 写真は本文とは一切関係ありません。

言うまでもありませんが、本文は、実際の出来事を元にしたフィクションです。いくらなんでも、ねぇ(笑)

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


2007年8月27日月曜日

GUAM の旅 2007/夏 #4 「『アウトバック』にて本場のステーキを食する予定だったんだけど」

「アウトバック」にて本場のステーキを食する(予定

さて、初日から「部屋が違う」「電話番号が違う」と言うドキドキわくわくでスタートした今回の旅。いい加減、小腹が(いや、大腹が、かも)空いたので、「メシ食いに行こう」ってことで、空港からアウトリガーに送ってもらう間に見た、Outback Stakehouse に行こう! ということになりました。

アウトバック」は、カプリチョーザの近くだそうなので、バスに乗ることになりました。「確か、タモン地区の入り口近くに店があったから、東行きに乗ればいいんだな」と思っていたのですが、出発前に「地球の歩き方」を熟読してきたわが相方によると、全く逆方向とのこと。うむ、まだグアム初日、土地勘がありません。

ちなみに。タモン地区を巡回するバス会社は、「ラムラム路線バス」と「ザ・ショッピング・バス」の 2 社があります。確か、1 回 2 ドルだったと思うのですが、旅行会社のツアーパスを見せると、どちらも無料で乗車できます。これは便利で、なかなか楽しいです。

「ザ・ショッピング・バス」にて風と一体になる(w

さて、西行きのバスを待っていると、「ザ・ショッピング・バス」の 2 階建てバスがやって来たので、それに乗りました。2 階建てですが、2 階部分には屋根はありません。
どっぷり日が暮れたグアムの眼下に見ながら、開放感あふれる 2 階席にて、マッハのり子ばりに風と一体になっていた(笑)ところ、いきなり日本語で「キヲツケテ!」とのアナウンスが。何がなんだかわからなかったところ、そのわずか 3 秒後、眼前にシュロだか椰子だかの葉っぱが迫ってきました。あわてて上体をかがめたから助かったものの、あと数秒遅れていれば、顔面を葉っぱでしばかれていたところでした。

数秒後、今度は「アーユーオーケィ?」とのアナウンスが。運転席に届かないのを承知で「オケーィ」と返事してしまいました(笑)。まぁ、それだけ楽しめた、ということです。いい趣向ですよね。

「アウトバック」の姿は見えず

さて、相方の指示通り、ロイヤルオーキッドホテルに着いた私たち。確かにカプリチョーザはありますが、肝心のアウトバックはどこにもありません。

「やっぱ逆だったんじゃないの?」との疑いが捨て切れない私は、相方から地図を強奪して、確認してみました。やはり、アウトバックがあるのは東寄りのパシフィックプレイスで、ロイヤルオーキッドホテルではありません。カプリチョーザが 2 軒あったのを取り違えた、というオチでした。

フラビオ・ローマは今いずこ

幸か不幸か、ロイヤルオーキッドには、Tony Roma’s という、リブの美味しい店があるので、そこに行ってみよう、ということになりました。どうも、予約が必要なくらい繁盛しているとのことで、予約無しで入れるかなー、と、ちょっと心配したのですが、時間が比較的早かった(現地時間 19 時前)こともあり、空席を案内してもらえました。

もちろん、名物のリブを頼みましたですよ。確かに美味しかったです。食前に写真を撮るのを忘れたのが心残りですが、代わりに食後の写真をご用意しました。
すいませんね。妙なもの見せちゃって。

米国産牛肉に関する考察(なのか?

あ、トニーローマですが、日本にも 6 店舗ほどあるみたいですね。でも、米国産牛肉を使えているのかなぁ? 病気うんぬんの話はありますけど、やっぱ植物飼育のオージービーフより、アメリカ産牛肉のほうが、いい「味」がするんですよね……。ふぐと一緒で、旨いものには毒がある、ってことでしょうかね。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


2007年8月26日日曜日

GUAM の旅 2007/夏 #3 「The Phantom of the Outrigger ~ アウトリガーの怪人」

今日は本格ミステリー(ぇ

空港でレンタル携帯電話を受け取り、某旅行会社のツアーバスでアウトリガー・グアム・リゾートまで送ってもらったわたくし。ホテルにも某旅行会社のツアーデスクの女性が常駐していて、チェックインも代行してくれたのでした。

いやー、パッケージツアーって楽チンですね。実は生まれて初めてだったり。

渡された鍵は 1420 号室のもの。カードキーを 2 枚渡され、それぞれちゃんと名前がプリントされたシールが貼付されています。見慣れない女性の名前が書いてあったのですが、ツアーデスクの方の名前ですかね。

てなわけで、1420 号室に到着した私は、皆さんにご覧いただくべく写真を撮り始めたのでした(最近日課になりつつある)。それが一段落した後は、寝ころんでレンタルした携帯電話の使い方などをチェックしていました。すると……。

The Phantom of the Outrigger

オートロックの筈のドアが開いて、見知らぬ観光客が部屋に入ろうとするではありませんか! 「ウソ! 誰かもう入ってる」と日本語で驚きながら、慌てて逃げるように去っていきましたが……。即座に、一体何が起こったのか、私が察知したのは言うまでもありません。

手元のカードキーを改めていると、フロントから電話が(英語で)。いきなり「お客様はレイトチェックアウトですか?」などと聞いてきたので、「いや、今チェックインしたばかりだが、間違ったカードキーを渡されたみたい」と必死に英語で答えようとするも、まだ英語モードに頭が切り替わっていないからか、慌てているからか、しどろもどろな応対に。

向こう(フロント)も気を遣って、日本語ができる係員に代わってくれました。私も平静を取り戻しながら「多分、間違ったカードキーを渡されましたよ」と答え、「今からフロントに行きます」と伝えたのでした。その前に荷物を整えてから。

昨日の記事でお見せした部屋は、結局、他のお客様用だったのでした。貴重でしょ?

今週のホテルブログ@グアム%やり直し

フロントで、荷物をまとめて引き払った旨を伝えると、係員は平身低頭(ま、当たり前でしょうが)。「こちらがお客様のルームキーです」と渡されたカードキーには、1840 号室のもので、しっかりと私の名前が書いてありました(笑)。

あ、1840 号室はこんな感じでしたよ。写真には写ってないですけど、ソファがあったり、さっきの部屋よりはちょいと広い感じです。

着信ナシ……

結局、このゴタゴタで、現地時間で 18 時頃になってしまいました。18 階の部屋(ちょっと広いですが、これが所与の部屋なわけで)で、改めてくつろぎながら、携帯の使い方をチェックしました。

携帯を 2 つ借りたので、それぞれ相互に通話ができるかを確認しました。1 号機から 2 号機には、ふつーに発着信が可能で、通話ができました。ところが、2 号機から 1 号機に電話をかけても、1 号機はうんともすんとも言いません

いやーな予感がしたので、「コンチャフォン」の取り次ぎをしてくれた、某旅行会社のカウンターまで持って行きました。日本人の女性が日本語で対応してくれたので楽々だったのですが、確かに 2 号機から 1 号機には電話がつながりません。

未知との遭遇

そのうち、異変が起こりました。カウンターの女性は 1 号機の電話番号をコールしているはずなのに、1 号機が着信することなく、見知らぬ人と会話が成立しているのです。

どういうことかは、もうお判りですよね。1 号機の電話番号が、間違っていたのです(しかも、カウンターの女性は「電話番号がいつの間にか変えられていた」と。そんなことがあるんですか!?)。そりゃ、繋がるはずもありませんよね。

結局、わがレンタル携帯電話には、こんなナイスなパッチワークが施されたのでした。ルームキーの件と言い、携帯と言い、大丈夫か、グアム!?

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


2007年8月25日土曜日

GUAM の旅 2007/夏 #2 「アウトリガーとは」

リサイクルでエコな暮らし

さて、ノースウェスト 80 便の B757-200 は、順調に飛行を続けていました。途中で例によって機内食が配られ、食していたわけですが、連れの者がフォークを落とすという失態をしでかしてしまったため、キャビンアテンダントのお姉さんを呼んでスペアのフォークをお願いしました。

いや、拾えば良かったのですけど、どこかのシートの下に潜り込んだらしく、行方不明になってしまったのですね。

ところが、返ってきた答えは予想だにしないものでして、「スペアが無いんです」と。「落とされた食器を渡していただければ洗って参りますが」とも。うむ、このご時世にここまでエコロジカルな心がけは素晴らしいと思いました(まる)。え、作文っ!?

そして入国

それでですね……。海外旅行を舐めきっている Bojan さん。機内で「入国書類」を準備する必要があることもすっかり記憶から抜け落ちていたのでした。この手の書類には、旅券番号旅券の取得日を入力する欄があるわけですが、当然そんなものを控えているわけもなく、やむなく空欄のまま、到着後に書くことを余儀なくされたのでした。

入国は……。審査官のお姉さんが優しそうだったので良かったです(まる)。え、作(ry

入国後、空港にてレンタル携帯電話を借りに行きました。「コンチャフォン」という名前で、こんなものです。現地での緊急連絡用に、2 台レンタルしました。
そういえば、手持ちの金が 4 ドルちょいしか無い。どうしたものか。

今週のホテルブログ@グアム

さて、やって来ました。「今週のホテルブログ」のお時間です。

今回宿泊するのは、Outrigger Guam Resort(アウトリガー・グアム・リゾート)です。参考までに Wikipedia で「アウトリガー」を調べてみましょう。

アウトリガーとは、クレーン車や高所作業車、コンクリートポンプ車などでアームを伸ばしたり物を吊ったりする際に、車体横に張り出して接地させることで車体を安定させる装置である。真横に伸ばすものが多いが、X字になるように展開させるものもある。なお走行装置が無限軌道であるタイプのクレーン車にはアウトリガーはない。

あ、そうですか……。

アウトリガー・グアム・リゾートの「アウトリガー」は、もちろんクレーン車のアレではなく、アウトリガー・カヌーに由来するそうです。ふーん。

室内はこんな感じ。この写真は貴重ですよ! 種明かしは次の記事で。Stay Tuned !!

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


2007年8月24日金曜日

GUAM の旅 2007/夏 #1 「隣の門は底特律への扉」

てなわけで、昨日から米領グアム島に来訪中でございます。うん、まぁ、いいんじゃないでしょうか(意味不明)。

高級だけど、下取りはきっとゼロ円

えと、自宅から関西国際空港まで、高級外車(ただし中古)ですいすいドライブしたのでした。全然関係ないのですがこの高級外車(中古だってばよ)、最近、右側のスピーカーから音が出なくなることが多くなりました。接点活性剤が必要かもしれません。うぅむ。

関空で、駐車場のおじさんに車を預けて、ターミナルビルまで送ってもらいました。途中、青色ではなく金色に輝く ANA の機体を見たような気がするのですが、あれは何でしょうか。特別塗装か、あるいは貨物機か……。

小腹が空いていたのですが、3 階のレストラン街をチェックもしたのですが、特に食べたいものもなかったので、てきとーに出国を済ませ、北ウィングの 6 番ゲートに向かいました。そういえば、まだ円をドルに換えて無いな……という前に、手持ちの現金が 2 万円を切ってるな(´・ω・`)。大丈夫か私!?

隣の門は底特律への扉

ゲートには、「グアム」「Guam」「關島」という文字列が順番に表示されていました。時代はやっぱり中国ですね。ちゃんと中文でも表示されています。

あ、隣のゲートは底特律行きでした。センスのいい方ならもうお気づきですね。モータウンとの別名でも名高い、ミシガン州のデトロイトのことです。

今回の航空会社はノースウェストです。ノースウェストと言えば、成田でパンクして日本の国際線を大混乱にさせることで名高いですが(ぇ)、ノースウェスト航空と日本の歴史は意外と古く、例えば昭和 27 年に三原山に激突した、日航の「もく星号」の運航は、実はノースウェストが担当していたのでした。

ホントに大丈夫かな……(ぅ

見慣れない機体

で、6 番ゲートから、準備中の機体を眺めていたのですが、うーん、やけに小さい……(´・ω・`)。まがりなりにも「リゾート」な「国際線」ですから、できれば B777、悪くとも B767 程度は回ってくるだろうと期待していたのですが……。

と、まぁ、生意気なことを言ってますが、実はわたくし、大半のジャンボの機種を見分けることができません。B747 かそれ以外か、ならわかるんですけどね(誰でもわかるかも)。妙に小振りな機体だったので、「んー、767 にしては小さく見えるなぁ。まさか 737 ?」などと邪推していたのですが……。

ウィキってみましょ

実際には、B757-200 というタイプでした。そういえば、757 には今まであんまり縁が無かったですね。参考までに Wikipedia でチェックしてみますか。

日系航空会社では、1機も使用されていない。

なるほど(笑)。一言で片付きました。今まで縁が無かった筈です。

  • アメリカ同時多発テロ事件:アメリカ国防総省(ペンタゴン)に突入した航空機及び、ペンシルバニア州ピッツバーグ郊外に墜落した航空機は共にボーイング757である。後者の乗員乗客の行動は映画『ユナイテッド93』で再現された。

ちょ、それって……。

ようやくテイクオフ(←無駄に長く語りすぎ

機内は 3-3 の 6 人がけ。私は B 列(つまり、3 人席の真ん中)だったのですが、残念なことに、C 列にもお客さんがいました。これでは荷物を出すのも容易ではありません。

かくして、ほぼ満員の乗客を乗せたノースウェスト 80 便は、関西空港を離陸し、一路グアム国際空港に向かったのでした。所要時間は 3 時間半ほど。快適なフライト……だといいんだけど。

続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


2007年8月17日金曜日

Bojan のホテル探訪~「ホテルサンルート品川シーサイド」編

帰ってきた「今週のホテルブログ」

いや、別に帰ってこなくてもいいんですけどね。今週も、懲りずに「ホテルサンルート品川シーサイド」に泊まりました。つまり、先週とまったく同じホテルです。何の工夫もありませんね、ハイ。

今回はお部屋写真から。
今回も、チェックインした時に「宜しかったらどうぞ~☆」と、リポビタン D を貰ったのですが、それはさておき(だったら書くな)、「本日より一泊でご予約ですねー。ひとつ良いお部屋を用意しましたので」との嬉しいひとことが。まぁ、先週のようにツインを用意して貰ったわけでは無いのですけどね。

いつもより多い目に回しています(?

どのあたりがワンランク良いかと言えば、写真をよーく見るとですね……。マッサージチェアーと思しきものが写ってますね。あと、もしかしたらベッドも数十センチ広いのかもしれません。セミダブルってヤツですかね。
さて、昨日の話ですが、このクソ暑いなか、会社の同僚から飲みの誘いがありました。「場所はどこでもいいですよ。こっちから出向きます」とのことだったのですが、さすがに「じゃ、品川シーサイドにおいで」とは言えなかったので(笑)、「じゃ、とりあえず渋谷で」と話をつけました。

ハチ公と西郷どんと、もう一つは?

で、どこで合流するかという話になったのですが……。会社の同僚は、多分半蔵門線を使って来る筈なので、「じゃ、ハチ公前で」という、田舎者にとってはベタの極致なスポットを指定したのでした。

ちなみに、渋谷まで埼京線に乗る、なんてことはしませんでしたよ。埼京線のホームは随分と南に寄っているので、ハチ公口からはかなり遠いですからね。大崎で乗り換えました。結局、結構歩かされたけど(ダメじゃん)。

んでですね。渋谷の某大衆居酒屋で打ち合わせを兼ねて飲んできましたです。ビール野菜焼き鳥刺身フライドポテト馬刺しグレープフルーツジュースと。うん、それなりにバランスは取れていたかも。馬刺しは先週に引き続きですが、偶々ですよ、偶々。

QUICPay を使ってみたよ

あ、そうそう。ホテルに戻った時に、地下 1 F のローソンで買い物をしたのですが、生まれて初めて QUICPay を使ってきました! QUICPay は、要するに IC クレジットカードなんですが、PiTaPa と同じようにチャージ不要で、サインレスで決済できるのですね。

JCB だったか NICOS だったかが勝手に送りつけてきたので、今の今まで使っていなかったのですが、いざ使ってみると、こいつは便利ですね。ampm でも使えるようになったら、Edy(おサイフケータイ)使うのやめちゃうかも!?

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


2007年8月9日木曜日

昼寝のできる昼休み

本日のホテル

さてと。今日も「ホテル紹介ブログ」のお時間がやってまいりました。本日のお宿は「ホテルサンルート品川シーサイド」です。昨日から明日までの滞在なのですが、ラッキーなことにツインのお部屋が回ってきました。ツイン大好き☆

まずは、お部屋の写真から。KYOCERAWX320K で撮っているのですが、この機種で写真を撮ると、白熱灯の光が無駄にセピアになるのがいい感じです。すごく画質の荒れも激しいけれど。
品川プリンスのアネックスタワーでも見かけた、謎のクッション?のようなものが、ここにもありました。これってもしかすると品川限定オプションとか……(そんなわけはあるまい

本日のお風呂

続けて、お風呂写真を。ツインだけあっても、十分な広さがあります。やっぱホテルはこうでないとね。

本日のトイレ(ぇ

特筆すべきはトイレでして……。
TOTOウォシュレット《商標名》です。これ、実は意外と無いんですよね。一昔前のホテルだと、INAX とか National は結構あるんですが、無理矢理既存の便座を取り替えているので、据わりが悪かったりする場合が結構あって……。便座の据わりも悪ければ、本人の尻の据わりも悪かったりして、どうにも落ち着かないケースがあって……って、何、便座について熱く語っているのだか。

本日の朝食会場

えと、今回は朝食をつけました。二泊で \23,000 くらいなので、立地を考えると十分でしょう。「りんかい線」ってのが比較的マイナーなおかげで、ツインの部屋も回ってくるとなると、これはしばらく頻繁に使うことになるかもしれません(頻繁に都内に来ないといけないっぽいので;)。

あ、朝食の件でしたね。眼下に京浜運河を眺め、その先には首都高湾岸線の大井 JCT の渋滞ぶりを一望しつつ、焼きたてのパンを食する贅沢を味わうことができます。その先には東京貨物ターミナル新幹線車両庫も望むことができ、タモさんもきっと大満足のことでしょう。

本日の昼寝

さて、朝から品川某所で仕事だったわたくし。前日は、諸事情で朝 3 時頃までホテルで仕事をせざるをいけない羽目になり、疲労も極限に達してしまったのでした。最初の仕事が 13 時頃に終わり、次の仕事が 16 時からだったので、なにはともかく一旦ホテルに直行し、ラテン系よろしく昼寝をとったのでした。

最近は、ラテン系の国々でも、「昼寝のできる昼休み」の風習が廃れつつあると言われますが、いやいやどうして、あれは生理的にはとっても理に適った制度ですよね。是非、復活はおろか、全世界に向けて普及に努めてもらいたいものです。

続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International