2009年12月31日木曜日

千鳥ヶ淵戦没者墓苑を歩く(最終回)

「千鳥ヶ淵戦没者墓苑を歩く」の第四回です。これ、さすがに年を越してはまずいので、何とか今日中に片付けないと……(←

「番外編」は、いずれ日を改めて。
藤棚から「前屋」を望んだところです。待合所のような使われ方をするのだと思います。もう少し適切な表現があると思うのですが、なにぶん語彙が乏しいもので……。
「前屋」の中から外を撮影したものです。ちょうど段差のないプラットホームのような感じですね。
このように、長椅子が用意されていて、一息つくことができます。そして、柱になにやら張り紙がしてあるのですが……。
モラルハザードもここまで来たか、といったところでしょうか。

献花してきました

「前屋」から「本屋」(納骨堂相当?)を望んだところです。近すぎず遠すぎず、広すぎず狭すぎず。適度な距離感のように思えます。「本屋」のサイズもこぢんまりとしていて良いと思うのですが、納骨室自体は既に手狭になっているようですね。先の戦争にて、国外で非業の死を遂げた人の数がいかほどのものだったか知れるというものです。
祭壇には多くの菊花が供えられていました。墓苑を訪れることがあっても、花を供えるという発想が無かったもので、「失敗したなぁ」と思ったのですが……。
祭壇のすぐ外で菊の花が無人販売されていました(・∀・)。おかげさまで、白と黄色を一本ずつお供えすることができました。ありがたいことです。

まとめ

墓苑を訪れたのは 12/23 の天皇誕生日だったのですが、殆ど人の姿を見かけることがありませんでした(見かけたのは、散歩をしていたと思しき年配の方と、苑内を掃き清めていた女性作業員の方のみ)。まぁ、この墓苑の性質上、これが正しい姿なのかも知れません。

この墓苑には、政争の道具として使われることなく、いつまでも今のままの姿であり続けてもらいたいと、心より思うものです。

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2009年12月30日水曜日

千鳥ヶ淵戦没者墓苑の花

千鳥ヶ淵戦没者墓苑を歩く(第三回)

「千鳥ヶ淵戦没者墓苑を歩く」の第三回です(ついにシリーズ化したか)。
西門から入ってすぐのところに、藤棚があります。大きすぎず、小さすぎず、すごく計算されて作られている印象を受けます。それもその筈で……
このように案内板もありまして、
せっかくなので、引用しますね。

千鳥ヶ淵戦没者墓苑の森林
千鳥ヶ淵戦没者墓苑の森林は、近代造園学の父とよばれた田村剛博士の設計により、都心における洗心・安息を旨とした単純・質素を理念とし、昭和34年(1959)に新たに造営されたものです。
当時は、約5,000坪(約1.6ha)の敷地に、シイやケヤキなどの高木13種、ツバキなどの灌木11種の合計1,800本が植えられましたが、その後の寄進や植樹、実生による自然繁殖などにより、現在では約4,000本に達しています。
植樹後約半世紀を経ることで、主に武蔵野の樹木を用いた植栽当初の樹木も大きく育ち、常緑樹を中心とした静寂、荘厳な森を形成しています。なかには、幹周りが二人がかりで手がつながるほどに大きくなった樹木(樹周250cm前後)も数多くみられます。
(後略)
(千鳥ヶ淵戦没者墓苑にて掲示されている案内板より引用)

「千鳥ヶ淵戦没者墓苑の花」

もう一つのほうも。

千鳥ヶ淵戦没者墓苑の花
千鳥ヶ淵戦没者墓苑は、静寂さと荘厳さを主眼とした造営当初からの理念に基づき、常緑樹を中心とした植樹がなされています。苑内ではこうした高木の林床を中心に季節を彩る花々を楽しむことができます。

苑内の主な花木
花木名 花期 花色
(1) フクジュソウ 2~3月 黄色
(2) サクラ 3~4月 淡紅色
(3) ボタン 4~5月 紅色~白色
(4) アセビ 4~5月 白色
(5) フジ 4~6月 紫色
(6) カルミア 5月 淡紅色
(7) センダン 5~6月 紫色
(8) アベリア 5~11月 白色~淡紅色
(9) サルスベリ 7~9月 紅色、白色
(10) 大賀ハス 8月 白色~紅色
(11) ヒガンバナ 8~9月 紅色、白色
(12) ツバキ 12~3 月 紅色、白色
(千鳥ヶ淵戦没者墓苑にて掲示されている案内板より引用)
カルミア」はツツジ科の花で、北アメリカやキューバ原産なのだそうです。つまり、外来種ですね。ちなみに、名前の由来は次の通り。

北アメリカの植物を収集したスウェーデンの植物学者ペール・カルム(Pehr Kalm)にちなみ命名された。
(Wikipedia 日本語版「カルミア属」より引用)
カルミア種の中には「アメリカシャクナゲ」と呼ばれるものがあるようですが、日本のシャクナゲ(石楠花)が「ツツジ属シャクナゲ亜属」なのに対し、アメリカシャクナゲは「カルミア属」なので、赤の他人……のようですね。

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2009年12月29日火曜日

静寂に身を包まれながら

「千鳥ヶ淵」にやってきました。スメタナの「モルダウ」が絶妙なタイミングで流れ始めたのですが、ここは墓地です。ヘッドホンは鞄の中に収めました。静寂が全身を包みます。
都心にありながら、閑かな陽光と静寂な雰囲気を湛えた佇まいは何よりも嘉賞すべきことですが、その反面、多少の寂しさを感じたのも事実です。
昭和 34 年に創建されたと言いますから、靖国神社と比べると随分と歴史が浅いということになります。つまり、意図的に靖国神社の近所に設けた、ということになりますね。

千鳥ヶ淵戦没者墓苑

では、まいりましょうか。
自転車や犬も進入禁止のようですが、それはさておき。「公開日」「公開時間」という表現に、何となく不自然なものを感じてしまいました。そうですね、「開門」でいいような気が……。
駐車場もご覧の通り。もしかしたら中には誰もいないのかも知れません……。
ここは西門で、東門もあるようですが、どっちが「正門」といったことも無いようです。そして……意外と広くないですね。思った以上に狭いとも言えます。
お手洗いもご覧の通り、質素なものです。

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2009年12月28日月曜日

ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調

ワーグナーの「タンホイザー序曲」を聴きながら北の丸公園を歩いていたのですが、公園を抜けたあたりでタンホイザーを聴き終え、次の曲が始まりました。次は……リストの「ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調」です。重っ苦しい「ダダーン♪」で始まるアレなんですが、ピアノではなくオケの演奏なので、オケならではの威圧感が……。
その、つい背筋が伸びてしまいそうな「ババーン♪」(← オケなので擬音を変えてみました)を耳にしたとき、ちょうどここの交差点に差し掛かっていたのでした。どこの交差点かと言えば……。
千鳥ヶ淵」の交差点です。察しの良い方なら、「ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調」の重っ苦しい雰囲気が、いかにこの場に合っていたかがお判り頂けると思います。そう、あの深刻かつ風雲急を告げるような曲調は、「千鳥ヶ淵」という場所にぴったりなのです。全くの偶然なのですが、実にナイスなセレクションだったのでした。ここでまかり間違えて「ジンギスカン」の「めざせモスクワ」なんかが流れてきた日には目も当てられません……。

リストを聴きながら

さて、木漏れ日が差す歩道を、リストを聴きながら目的地へと進みます。
そう、目的地は「千鳥ケ淵戦没者墓苑」です。

千鳥ケ淵戦没者墓苑(ちどりがふちせんぼつしゃぼえん)は、東京都千代田区三番町にある「無名戦没者の墓」である。第二次世界大戦の折に海外で死亡した日本の軍人・一般人のうち、身元が不明の遺骨を安置するため、1959年(昭和34年)につくられた。「千鳥ヶ淵」とも表記される。
(Wikipedia 日本語版「千鳥ケ淵戦没者墓苑」より引用)
靖国神社に行くのなら、まずはその前に千鳥ヶ淵に。物事には順序というものがある……と思うわけです。個人的に、ですが。

そしてスメタナ「わが祖国」

というわけで、やってきました。
ご覧の通り、入口には人の気配はありません。

そして……、リストの「ハンガリー狂詩曲」は 9 分弱の演奏を終え、次の曲が奏でられました。曲はスメタナの「わが祖国」から『モルダウ』です。

……もちろん偶然の産物なんですが、海外で非業の死を遂げた、身元不詳の邦人が葬られているというこの場所においては、この上ない選曲ではないでしょうか。ここで松山千春が「画~期的な、5 段変速♪」などと歌っていてはお話にならないわけで……(←

画期的な三段オチを決めるだけの筆力は持ち合わせていないので、次回に続きます(←

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2009年12月27日日曜日

北の丸公園から西へ

お勤めご苦労様です

ワーグナーの「タンホイザー序曲」を聴きながら北の丸公園を歩いていたのですが、結構な数の青白の車が……。
この日は天皇誕生日だったのでその所為か、それとも日頃からそうなのか、果たして実際はどうなんでしょうか。遠目からさりげなく撮影です。

これは誰?

馬に跨った軍人さんの銅像が。パッと思いつくのが乃木希典で、というか乃木以外誰も思いつかなかったのですが、手前にあった説明を見ると……。
「北白川宮能久親王銅像」なのだそうです。

弘化四年(一八四七)伏見宮邦家親王の第九皇子として御誕生。嘉永元年(一八四八)青蓮院宮御相続、安政五年(一八五八)輪王寺宮御相続、公現法親王(俗名能久)と称せられ、上野寛永寺の門跡となられる。明治三年(一八七〇)還俗して伏見宮に御復帰、軍籍に就かれた。同年勅令によりプロシヤ国留学を命ぜられ、同国歩兵・砲兵聯隊、参謀学校等で兵学を学ばれ、明治十年御帰朝、近衛歩兵聯隊御隊附。御留学中の同五年北白川宮を御相続遊ばされた。同十七年陸軍少将に任ぜられ、第六・第四師団長を御歴任、同二十八年一月近衛師団長に親補せられ、近衛師団を率いて台湾に御出征、炎熱瘴癘の地で疫病に罹らせ給い、明治二十八年十月二十八日(一八九五)台南に於て薨去遊ばされた。御年四十九歳。陸軍大将に任ぜられ、大勲位菊花章顕飾および功三級金鵄勲章を賜わり、国葬を以て豊島岡陵に御埋棺された。
(写真の案内板より引用)
ちなみに「瘴癘」は(しょうれい)とルビが振ってあったので無事変換できたのですが、こんな意味なのだそうです。
あ、それと「金鵄勲章」が読めなかったのは内緒の方向でお願いします(正解は「きんしくんしょう」)。

なお、結論から言えば、全然知らない人でした。orz

東京国立近代美術館工芸館

北の丸公園を抜けて、西の方に歩いていくと、なにやら立派な煉瓦造り(風?)の建物が見えてきます。
これは「東京国立近代美術館工芸館」なのだそうです。ちなみに英語では "Crafts Gallery - The National Museum of Modern Art, Tokyo" なのだとか。英語にしただけでモダンな(←)雰囲気になるのが何とも言えません。
別アングルからもう一枚。手前になにやらせり出しているのは美術館とは何ら関係無く、
首都高関連の何か、のようです。閑静な場所のように思えて、実際は地下を車がじゃんじゃん通っている、ということですね。

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2009年12月24日木曜日

皇宮警察本部では正社員を募集中です

楽曲にも順序というものがある

さて。「物事には順序というものがある」ということで、靖国神社を公式参拝(公式って?)する前に、北の丸公園をてくてくと歩いているところです。
街歩きをする時も音楽は欠かせません。雑食とは言いながらも、最近はゴシック・メタルとクラシック率が高いわたくしですが、皇居・北の丸公園を歩いていたその時に聴いていたのが、ワーグナーの「タンホイザー序曲」。

荘厳にして雄大な曲調が、まさに "Imperial" な雰囲気を醸し出していて、実に素晴らしいチョイスだと思いました。もちろん自分で選んだわけではなくて、たまたまそういう順番だった、というだけの話なんですけどね。ちなみに、直前に聴いていたのがルロイ・アンダーソンの「ザ・タイプライター」ですから……危ないところでした(←)。皇居を歩きながら「かちゃかちゃチーン♪」はダメですよね(←

メモリウォークマンには 2,300 曲以上入っているので、実は、結構な確率ではあります。

人を赦さないでください

犬を放さないでください」と書いてあるのですが……いわゆる「太明朝」とでも言うべきこの手の書体は、水平の線がおそろしく細くなるというデザイン上の特徴があります。

……遠目には「犬」が「人」に見えたのですよ(笑)。最初が「人」だったら「放さないでください」という表現はあり得ないので、似た字にエラー訂正をかけた結果……「人を赦さないでください」と読んでしまいました(←

いや、どっかの宗教関連の看板かなぁ、とか(←

ちなみにわたくし視力はそれほど悪くないです。1.0~1.5 程度はあります。

皇宮警察本部では正社員を募集中です

このように、北の丸公園には意図的に様々な種類の樹が植えられています。
よーく見ると、奥の方に公安関係?の車輌が。手前で犬を散歩している人は一般の方だと思いますが、右の方には制服を着た警察関係者も見えます。
後ろを振り返ると……またも制服を着た関係者の方が(「皇宮警察」の方でしょうか)。あ、ちなみに皇宮警察本部では正社員を募集中だそうです(←

身近な植物に目をむけるように努力しましょう

ヘッドホンからは「タンホイザー序曲」が盛り上がりを見せる中、「グリーンアドベンチャー」の解答表なるものをご紹介。どうやら北の丸公園にはこれら 30 種類もの植生が見られるそうで、いくつかの樹には番号札が貼りつけられていました。私はきっと「10 点以下」だと思うのですが、10 点以下の人の評価は「身近な植物に目をむけるように努力しましょう」なのだそうです。がんばりますです。

ただ、職業柄(でもないだろ)、こんなところに目がいってしまうんですよね(真ん中右のほう)。
もしかしたら、「学設」なんて専門用語があるのかも知れませんが……。

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2009年12月23日水曜日

物事には順序というものがある

困ったときの街ブラネタ、です(←)。えーと、昨日から東京に来てまして、明日帰るんですが、今日は午前中フリーだったので、「そうだ 靖 国 行こう」と思い立ち、行ってきました。

物事には順序というものがある

で、九品仏……じゃなくて九段下までやってきました。
ちょーっと遠くの方に鳥居が見えるのがお解りでしょうか? このまま、靖国通りをまっすぐ行けば靖国神社です。

ただ、靖国神社に行く前にどうしても行っておきたい場所が……。まずはお堀端を西に進みます。
ちょうど理科大の向い側の、「牛ヶ淵」と呼ばれる堀……のようです(今知った)。

列を成すアル中の方々

ここは、江戸城の北の丸(現・北の丸公園)に向かう「田安門」です。そう、そしてこのすぐ先が日本武道館になります。

朝の十時過ぎだったのですが、重度のアル中の方が列を成していました。その数、十数人から数十人くらいでしょうか。
「アル中」の原因がこちら。あ、アルコール中毒の方では無いので念のため。それにしても、夕刻に開演だと言うのに、朝早くから並んで待っているというのも……ご苦労様です。"My Truth" はいい曲だと思いますけどね(ぇ

合歓の木も残った

まぁ、私は日本武道館には用はないので、そのまま北の丸公園を先に進みます。ここにはいろいろな植生が見られるようですが、途中、「樅ノ木」ではなく「合歓ノ木」が残ってました(←

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2009年12月19日土曜日

サンフランシスコ 2009/夏 最終回「まさかの展開」

崖っぷちの……

レンタカーでドライブに行く前日に、地図を買おうと Powell St.Borders に行きました。Street View でもおわかりのように、"BORDERS BOOKS & MUSIC と書いてあります。現地ではそれなりにメジャーなチェーン店……だと思ったのですが、いかがでしょうか。

ちなみに、この Borders、確か 5 階建てだったのですが、支払いは全て 1 階のレジで行います。日本だと、たとえ同じ店であっても「支払いは同一階で」というパターンが多いように思いますが、レジの機能を 1 階に集約するというのは何とも合理的な話です。

ただ、もちろん他のフロアが無人といったことは無く、コンシェルジュの……というのは言い過ぎか、"May I help you ?" な仕事(どんなだ)をしてくれる人は居るので安心です。立ち読み(座り読み?)している人も結構いましたねー。あれで本屋としてやっていけるのかも少々心配になってきますが、あれでいいのでしょうね、きっと。

本屋とチョコレート屋の境界線

さて。そんな "Books & Music" な Borders のお店なんですが、1 階のレジカウンターには、何と Ghirardelli の袋が! "Ghirardelli" は日本では「ギラデリ」と発音されるようですが、チョコレート屋さんです。近くの Stockton St. にもお店がありました。ちなみに隣の Ferrari Store には F1 マシンも飾ってありました(どうでもいい)。さらに言えば、そのちょい先の Walgreens (マツキヨみたいな店?)にも Ghirardelli のチョコは売っていたのですが、本屋でも薬屋でも手に入るチョコレートってのも……(笑)。

まさかの展開

まぁ、そういうわけで、お目当ての Road Atlas を見つけた後は CD コーナーをうろうろと。で、その後は諸々で $100 近くの商品を抱えて 1 階のレジまで。レジのお兄さん曰く「メンバーカードは持ってますか?」と。まさかの展開です。

「メンバーカードは持ってますか?」
持ってません。
「メールアドレスを記入頂ければその場でお作りしますが、どうしますか?」
(しばし間を置くも考えを巡らせる間もなく)……え、ええ。お願いします。
「じゃ、この用紙に書いて下さい」
(名前とメアドを……と)書きました。
「じゃ、これがカードです。次回から有効ですので、またどうぞ」
……あ、ありがとう(汗)。

そんなやりとりの甲斐もあり(?)、こんなメールがじゃんじゃか来るようになりました(笑)。最近は少し届く数が減りましたし、害もないので、たまーに眺めては楽しんでいるところです。
"Offers and prices not valid outside the United States or in Puerto Rico." なんて書いてありますね。プエルトリコの微妙な位置づけが窺い知れる一文です(←

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2009年12月17日木曜日

冬の散歩道

早く家へ帰りたい

時間が無いときは写真で誤魔化す、これ基本。ということで……。

いや、その……。諸事情あってですね……。(←
御堂筋の夜の風景です。「大江橋南詰」交差点から「天満橋」のほうを撮影したものです。どちらも隠れてしまっていますが、右に日銀が、左に市役所があります。
その市役所もこんな感じに……。金が無くても小綺麗にライティングしてくれるのは嬉しい限りです。夜間撮影だとシャッタースピードがゆっくりになるのか、車もいい具合に流れてくれますね。

冬の散歩道

別アングル(淀屋橋側)から市役所を。市役所の南側(赤信号の先)は遊歩道なのですが、そこもなにやら派手にライティングされています。
軽くズームして撮影してみたのですが……、ちょいとブレちゃってますねー。

当日にも架かる橋(←

そして、淀屋橋の交差点から南方向を望む図、です。淀屋橋から先は銀杏並木がもの凄い(どう凄いんだか)のですが、そこにも綺麗に飾り付けされています。

なんか、冬ですね……。こちらも少し雪がちらつき始めました。初雪かも知れません。

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2009年12月16日水曜日

サンフランシスコ 2009/夏 #90 「これが噂の……」

ゆとり世代

成田から伊丹までは、ほんの 70 分ほどのフライトなのですが、実は結構楽しみにしていたのですね。理由はご覧の通り……というわけで。
さて、ここはどこでしょう。先程までのエコノミーとは打って変わって、何やらやたらとゆとりがあるのですが……。

広々とした足もとの空間

おや? これは何でしょう?

これが噂の……

反対側を見ると……。そう、これが噂の(噂か?)「プレミアムシート」とか言うヤツです! いや、そのですね、エコノミーの狭苦しい座席に半日近く座らされたからには、きっとうんざりしているだろう、という計算から、最後の最後にご褒美を……という「一点豪華主義」に出てみましたです、ハイ。
さりげなく前のほうのシートをカシャリ(死語?)と。確かに結構なお値段ではあるのですが、それ以上に一人あたりの専有面積が凄い気がします。エコノミーの 3 倍どころでは無いでしょう、きっと。

2 枚目の写真は、実はフットレストなのですが、なんとフットレストまでの距離が遠いこと遠いこと(笑)。しかぁし、このシートは何とフルリクライニングしてしまうので、あの随分と奥にあるフットレストまで、シートがスライドしてしまうわけです。当然ながら新幹線のグリーン車どころの騒ぎではありません。ある意味、かなり衝撃的です。

隣席の兄ちゃん、大いにはじける

リモコンのスイッチはこんな感じです。"Bed" と書かれたボタンを押せば、フルフラットになってしまいます。さすがにわずか 70 分弱のフライト、フルフラットにする必要性も無かろう、ということで適当にリクライニングさせて寛いでいたのですが……。

隣のシートのお兄さん、どうやらプレミアムシートが初めてだったらしく、リクライニングさせたりフルフラットにしたりして大はしゃぎ(笑)。しかもキャビンアテンダントのお姉さんにデジカメで写真まで撮らせたりして。アテンダントのお姉さんも嫌な顔ひとつ見せずに応じてくれます。うん、確かにプレミアムです(←

雲の上でもイソターネット

プレミアムシートの恐ろしいところはこんなところにも……。各種電源が完備されているのはもちろんのこと、RJ-45(Ethernet)の口まで用意されています。今や雲上でもイソターネットの時代だとは聞いていましたが、改めてそれを実感した次第です。

当然のことながら、電子機器は離着陸時には使用できません。成田-伊丹程度であれば、ものの 25 分程度で「当機は、間もなく着陸に向けて~」なんてアナウンスが入るわけで、PC を繋ごう、なんてことはハナから考慮の外ではあったのですけどね。

というか、そもそも無線 LAN しかついてない PC だった(汗)。

シロートは困る!

用意されたお菓子もプレミアム♪なものでした(←

ちなみに、隣席の兄ちゃんは着陸直前までリクライニングシートに興じてました。これだからシロートは困るんだよなぁ、なんてことを考えていたりしたのですが、そんな私もプレミアムシートはこれが初めてでした(←←←

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