2013年5月31日金曜日

利尻・礼文の旅 2012/夏 (29) 「ひまわりを中心とした町づくり」

雨竜町から北竜町へ

国道 275 号を、沼田 IC に向かって進みます。
雨竜町を通って……
恵岱別川を渡ると、そこは……
北竜町です。「ひまわり」のカントリーサインが光りますね。それにしても、相変わらず空の色合いが素晴らしいです。

北竜町は「ひまわり」推し!

ここ「北竜町」は、とにかく「ひまわり」が大好きなようで、深川留萌自動車道のインターチェンジまで「北竜ひまわり」という名前だったりします。そして、街灯もひまわりを模したもの……。
2 km 先には「ひまわりの里」まであります。
まだ続きます。道の駅は「サンフラワー北竜」という名前です。とりあえず英語にしたけれど、「ひまわり」は「ひまわり」ですよね(笑)。
とまぁ、とにかく見るものすべてが「ひまわり」だったのでした!

ひまわりと中心とした町づくり

最後にうぃきぺから。

北竜町(ほくりゅうちょう)は、北海道の空知管内北部にある町。
町名は母町の雨竜町北部に隣接することによる。 ヒマワリの作付面積は日本一を誇り、ヒマワリを中心とした町づくりを行っている。
(Wikipedia 日本語版「北竜町」より引用)
ふむ……。確かに「ヒマワリを中心とした町づくり」でした。この目で確と見届けました(笑)。

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2013年5月30日木曜日

利尻・礼文の旅 2012/夏 (28) 「予告通りに」

オーバー・ザ・徳富

「新十津川橋」で「徳富(とっぷ)川」を越えると……交差点なのですが(見ればわかる)、このまま真っ直ぐ行ってしまうと石狩川を渡って滝川に逆戻りなので、ここは……左折です。
左折すると、ほんの少しの間だけ、国道 451 号との重複区間となります。
重複区間は約 1 km ほどで、国道 451 号は左に分岐して石狩市浜益のほうに向かいます。

快適な陸の旅

国道 275 号はこのまま直進なのですが、好天もあいまって、とても気持ちが良いですね!
尾白利加(おしらりか)川を越えて……
雨竜町へ。相変わらずいいお天気です。色んな看板が見えますが、右側の看板を拡大すると……
この辺りが、石狩川の河口から 100 km の地点なのだとか。昔はもっと距離が長かったのでしょうけどね。

予告通りに

さて、予告されていた通り、工事のため片側交互通行となっていました。
そこから 1 km ほど進んだあたりに、これまた予告通りにこんなものが。
地図をつけておきますと、この辺です(多分ここは二度目だと思いますが)。

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2013年5月29日水曜日

利尻・礼文の旅 2012/夏 (27) 「オーバー・ザ・新十津川」

ファミレスだったら知ってるけど

空知川を渡って、滝川市に入ります。
右に行けば滝川 IC で、まっすぐ行けば滝川市街を通って神居古潭に向かいますが、今回は左折して新十津川へ。
この「スカイパーク」って何なんでしょうね。ふむふむ、スカイスポーツをテーマとした日本初の公園……ですか。そういえば、昔「J Sky Sports」という CS 放送局がありましたが、紆余曲折の末、今では「J Sports」になっちゃいましたね。全然関係無いですが。

石狩川!

「スカイパーク」は華麗にスルーして、新十津川に向かいます。
ここで石狩川を渡ります。
いやー、抜けるような青空の下、まっすぐな道が続いている……ように見えますが、これ、石狩川にかかる橋です。左の奥に見えるのは、暑寒別岳でしょうかねぇ。

懐かしの新十津川

石狩川を渡ると、国道 275 号と合流です。
……が、ちょいと裏道を通って、新十津川の街中をぶらりと。

北竜町碧水へ

ここでようやく国道 275 号と合流して、北竜町碧水を目指します。
ありゃりゃ、この先で片側交互通行ですか。

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2013年5月28日火曜日

利尻・礼文の旅 2012/夏 (26) 「北海道名所?」

Day 2 は 400 km 超え!

「北海道(利尻・礼文)2012/夏」は、未だに利尻の「利」の字も見えないまま Day 2 に突入です。Day 2 のルートはこちらです。
いやはや、とても意味不明なルートになっていますが……。どうせなら走ったことの無い道を行きたいよね、となりまして。わざわざ羽幌まで行って引き返しているのは完全な趣味なのですけどね。

歌志内から砂川へ

計算では、走行距離は 424.810 km で、予想される所要時間は 8 時間 30 分とのこと。ひさびさの 400 km 超えなので、朝は早めに出発しました(8:20 ごろ)。
前の日に駆け上がった快適な道を、今度はゆっくりと下りて行きます。
かつての国鉄歌志内線沿いを、砂川に向かって走ります。
これ、よーく見ると左の方に謎なループ橋も映っていたりしますが……。一体何なんでしょう、あのループ橋。

国道 12 号線へ

ペンケウタシナイ川を渡って……
ひたすらまっすぐ、西へ向かいます。

北海道名物……?

函館本線を渡った先で右折して、国道 12 号線を北に向かいます。
砂川市空知太にやってきました。まっすぐ行けば 12 号線、左に曲がっても 12 号線。ということで、左に曲がります。
で、交差点の先にはこんなものが並んでいるのですが……
この「北海道名所──」は、何度見ても違和感がぬぐえませんね(笑)。

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2013年5月27日月曜日

Bojan のホテル探訪~「かもい岳温泉」編(おしまい)

はい。というわけで続きは夕食の話題から。
この「かもい岳温泉」は、「スキー場」そして「温泉」という付加価値がある宿なのですが、晩夏なので雪は無く、温泉も実は天然では無かったりするので、この時期は少々「売り」が弱かったりします。そんなわけで、「スキー場」「温泉」の次は「料理」でプッシュ! という路線のようなのですが……

確かに、日本ならではの「魅せる」料理が出てきましたね。
せいろの中には……
あれっ?(汗) 写真を撮るのを忘れていたようです(汗)。なーにやってんだか……。

というわけで、記録する側のポカで残念なことになっていますが、それほどお堅い雰囲気では無い宿にあって、随分としっかりした夕食を出してくれるのは良いですね。

メロンには罪は無い

料理は地産材料をふんだんに使ったものなのですが、締めのデザートも……
産地は不明ですが、おそらく、このあたり(あるいは夕張か?)で採れたものなのでしょうね。ちなみに、まさにどうでもいい話なのですが、好き嫌いがそれほど無い筈の Bojan さん、実は「メロン」が大の苦手だったりします。

もちろんメロンに罪は無いのですけどね。無理をすれば食べられないことは無いのですが……。

朝食!

続いては朝食の話題です。
会場は夕食と同じ場所……なんですが、外の景色が見えるだけで随分と雰囲気が変わりますね。よーく見ると、馬が草を食んでいます。
朝食は、やはりと言うべきかバイキングでして……
逆光なのでかなりアレな感じですが、なかなか個人的にはポイント高かったです。卵料理が……というところで基本点はちと下がるのですが、ヨーグルトやゼリーがなかなかのお味で、中盤から後半にかけてグッと盛り上がってきた感じです(何のことやら)。

石炭の露天掘り

ちなみに、窓にはこんな貼り紙が……
なんと、ここから見えるのが「日本最大の石炭の露天掘り現場」なのだそうです。
日本の石炭採掘は事実上終わった……と思っていたのですが、ここでは何と、今でも石炭の露天掘りが行われているのだとか。環境面での重大な懸念はあるものの(PM2.5 とかね)、かつて一世を風靡した北海道の基幹産業がこうやって生き残っているのを見るのは、悪いものではありませんね。

Rating

今回はちょっと評価するのが難しいですねぇ~。というのも、ここは「シティホテル」では無いので……。シティホテルじゃ無いんだよ、と考えると、ポイントはそこそこ上積みされるわけでして。

ということなので、他のシティホテルとの相対比較は意味が無いですよ、という前提つきで「★★★★・」(四つ星)としてみました。あ、名前は「──温泉」ですが、コテコテの温泉旅館でも無いので、その辺もご了承ください。

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2013年5月26日日曜日

北海道のアイヌ語地名 (110) 「樽前・覚生・社台」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。

樽前(たるまえ)

taor-oma-i?
高岸・そこにある・もの
(? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり)
樽前山の麓に道央道の樽前 SA があるので、皆さんも良くご存じの地名だと思いますが、原義は比較的早く忘れられたのか、色々な解釈が残っているようです。

今回も、山田秀三さんの「北海道の地名」から。

 判読の困難な地名である。秦檍麻呂の解が知っている中で一番古いが「タルは垂る,マエは燃る。山焼けて土砂崩るる故よりして名付く」とあり,何とも変だ。
(山田秀三「北海道の地名」草風館 p.382 より引用)
これは……そもそもアイヌ語すら無いですね。いや、アイヌ語由来でないといけない、という話では無いのですが。

次が上原熊次郎地名考で「夷語ヲタルマイの略語なるべし。ヲタは砂、ルーは解ける又は道、マイはヲマイ略語にて入る又は在る。昔時此嶺焼て土砂降りてより以来、川を砂の流るるゆへ此名になすべしといふ。未詳」と自信のなさそうな書き方である。だが以後,蝦夷地名解(書名),松浦武四郎,野作東部日記等はこれと同じことを書いた。孫引きの説らしい。
(山田秀三「北海道の地名」草風館 p.382 より引用。強調部は原著者による)
ota-ru-oma-i で「砂・路・そこにある・所」でしょうか。樽前山は近世から近代にかけて活発な火山活動が記録されているので、確かに、そういう意味ではアリかも……とも思えるのですが。

一方、永田方正翁の「北海道蝦夷語地名解」では、taor-oma-i で「高岸・そこにある・もの」という新説が出てきています。アイヌ語地名としては、こちらのほうが自然な感じがしますね。

ちなみに、こんな珍説?もあるそうです。再び「北海道の地名」から。

 白老のアイヌ長老(故)は「タラ・オマ・イ(背負い縄・ある・処)じゃよ」と話してくれた。
(山田秀三「北海道の地名」草風館 p.382 より引用)
いろんな風に、解釈できるものですね(笑)。

覚生(おぼう、おぼっぷ)

o-pop?
川尻・湧き出る
(? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり)
樽前 SA の近く、樽前川の東側を流れる川の名前です。国土地理院の地形図には「おぼっぷ」とルビが振ってあったのですが、「おぼう」とも読むようですね。

今回は「角川──」(略──)を見てみましょう。

古くはヲホヲ・ヲホフ・ヲボウ・オポプ・オポップともいい,大鵜・雄鳳・大保富とも書く。胆振(いぶり)地方中央部、太平洋沿岸の覚生川流域。北に樽前山がそびえる。
(「角川日本地名大辞典」編纂委員会・編「角川日本地名大辞典 1 北海道(上巻)」角川書店 p.326 より引用)
ふむふむ。続きを見てみましょうか。

地名はアイヌ語のオポプで「川尻ニ水ガ湧キ出ル処」の意。この川は樽前川と合流していたが,噴火の時水が湧き上り破裂して別流となったという(北海道蝦夷語地名解)。
(「角川日本地名大辞典」編纂委員会・編「角川日本地名大辞典 1 北海道(上巻)」角川書店 p.326-327 より引用)
うーん、なんか尤もらしいことが書いてありますが、樽前川と合流云々のところは、素直に頷けない気もしますね……。o-pop で「川尻・湧き出る」だと言うのですが、はてさて。

山田秀三さんは「北海道の地名」にて、次のようにも記しています。

 意味はともかく,古くはオボウの音だったようである。
(山田秀三「北海道の地名」草風館 p.382 より引用)
この音と地形から素直に?考えると、oho(-p) で「深くなる(・所)」という解釈も成り立たないかな? と思うのですが、いかがなものでしょうか。

社台(しゃだい)

sa-tay-pet
浜側・林・川
(典拠あり、類型あり)
社台は白老町の東部にある地名で、JR 室蘭本線「社台駅」があります。社台川は駅から見て更に西側を流れていますね。

山田秀三さんによると、sa-tay-pet で「浜側・林・川」だ、とのこと。何となく釈然としないものを感じたので、Google Map の航空写真を見てみたのですが……おおお! 山間部はおろか、平野部でも、いわゆる「川原」と呼ばれる部分にびっしりと木が茂っています。川から見た「川原」が「浜側」だと言うのであれば、この命名にはしっくり来ますね。

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2013年5月25日土曜日

北海道のアイヌ語地名 (109) 「苫小牧・小糸魚・錦多峰」

しばらく(4 ヶ月ほど)お休みを頂いておりましたが、本日より再開です。ドゾヨロシク。

苫小牧(とまこまい)

to-mak-oma-i
沼・山奥・入る・もの
(典拠あり、類型あり)
というわけで、一発目は大ネタから。苫小牧は、北海道における太平洋側の玄関口のひとつですね。もともとは遠浅の地形でしたが、砂浜を浚渫して港を造る一大プロジェクトがあったところです。

さて、苫小牧は to-mak-oma-i で「沼・山奥・入る・もの」なのですが、改めて見てみると、かなり意味不明です。逐語的には意味は明瞭なのに、一体どうしたことでしょう……。

ということなので、山田秀三さんの「北海道の地名」を見てみましょうか。

 今まで,苫小牧については何度か書いてきたのではあるが,後で考えると何とも自信がない。改めて自信のないままの姿で書くことにした。
(山田秀三「北海道の地名」草風館 p.380 より引用)
山田さんらしい率直な筆致ですね。続きを見ていきましょうか。

まず永田地名解(明治 24 年)は次のように記述したのであった。
「トー・マコマ・ナイ(沼の・後にある・川)。マコマ・ナイ(後の・川)。村の後背にある川。土人云,今は苫小牧と称すれども,実はマコマナイにしてトマコマイにあらず」。
(山田秀三「北海道の地名」草風館 p.380 より引用)
あれ? 「苫小牧」の筈が、なんだか「真駒内」の話になってしまっていますね。

 この二つの名は,語尾がナイで書かれているが,それを「イ -i(もの)」で呼んでも同じことで,今残っているトマコマイ,マコマイのことなのであった。永田地名解の読み方が少々変なので,一般の川名の流儀で読み直した。
(山田秀三「北海道の地名」草風館 p.380 より引用)
ふむふむ、なるほど。

 マコマイ(mak-oma-i)は「後に・ある・もの(川)」と解され,ここでは「村の」後と読まれた。あるいはその意味だったのかもしれないが,他地方にいくつかあるマコマナイは,どうも「山の方・に入っている・川」だったようで,これもそう解したくなる。樽前山のほうにずっと入り込んでいる川の意だったのではなかろうか。
(山田秀三「北海道の地名」草風館 p.380 より引用)
ということで、長々と引用してしまいましたが……。ポイントは、「トマコマイ」をまとめて解釈しようとするから話がややこしくなる、というところでしょうか。これは、もともと mak-oma-i(「山奥・入る・もの」)という川があって、そこから派生した to-mak-oma-i(「沼・マコマイ川」)という支流の名前が、いつしか一帯を指す大地名になってしまった……ということみたいです。

なお、to-mak-oma-i の「トー」ですが、沼ノ端の近くにある「ウトナイ湖」のことでは無いみたいです。ウトナイ湖も苫小牧市内なので、つい混同してしまいそうになりますが……。

糸井(いとい)・小糸魚(こいとい)

koy-tuye
波・切る
(典拠あり、類型あり)
苫小牧駅の西側、二つ先に「糸井駅」があります。このあたりは「糸井」という地名で、これのどこがアイヌ語地名なんだ? と思いたくなりますが……。

この辺りの JR 室蘭本線は、ずーっと一直線に延びていて、確か「日本一長い直線区間」だったような記憶があります。これは、太平洋に沿って延びる海岸線が比較的真っ直ぐであることに依るところも大きいわけですが、このような海岸線が形成されるということは、沿岸の流れの強さを窺い知ることができます。

……わざとらしく前振りを並べましたが、「糸井」は、もともとは「小糸魚」(こいとい)という地名だったのだそうです。「コイトイ」といえば、釧路の「恋問」や稚内の「声問」の存在を思い出しますが、実は全く由来が同じで、koy-tuye で「波・切る」なのだとか。

ちなみに、地名は「糸井」に変わってしまいましたが、川の名前は今も「小糸魚川」のままです。せめて川の名前だけでもずーっと残してもらいたいものですね。

錦岡(にしきおか)・錦多峰(にしたっぷ)

ni-usi-tap?
木・多くある・山
(? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり)
JR 室蘭本線「糸井駅」の西隣にあるのが「錦岡駅」です。そして、その錦岡のあたりを流れている川が「錦多峰川」なのですが、ここも糸井と同じく「錦多峰」では読みづらい、ということで、地名は「錦岡」に改称されてしまったようです。

さてさて、その「にしたっぷ」の由来なのですが……。我らが「角川──」(略──)を見てみましょうか。

古くはニシタフ・ニシラウともいい,西太府・仁慕とも書く。胆振(いぶり)地方中央部,太平洋沿岸の錦多峰川流域。北に樽前山がそびえる。
(「角川日本地名大辞典」編纂委員会・編「角川日本地名大辞典 1 北海道(上巻)」角川書店 p.1088 より引用)
おおー、「にしたっぷ」に「仁慕」という字を当てた人がいましたか。なかなかこれは洒落ていますね! 続きを見てみましょう。

地名は,
(「角川日本地名大辞典」編纂委員会・編「角川日本地名大辞典 1 北海道(上巻)」角川書店 p.1088 より引用)
おっ、出ましたね。さらに続けます。

アイヌ語のニシタプにより「樹木収縮スル処」の意(北海道蝦夷語地名解)。このほかニシタプで「雲を被った山」の意とする説(バチェラー地名考),ニウシタプで「木多い山」の意とする説など(北海道の地名)諸説がある。
(「角川日本地名大辞典」編纂委員会・編「角川日本地名大辞典 1 北海道(上巻)」角川書店 p.1088 より引用)
永田方正翁の「樹木収縮スル処」という解、たまーに目にするのですが(富良野市西達布とか)、これ、良くわからないんですよね。ni-si-tapu で「樹木・自ら・丸まる」かなぁ、と思うのですが……。

バチェラーさんの解はさておき……(さておいた!)、まだ続きがあるので、それを見てみましょうか。

松浦武四郎は「ニシタプは昔し此川上に森が有,其に何時も雲が有しと,依て号し也」としている(東蝦夷日誌)。
(「角川日本地名大辞典」編纂委員会・編「角川日本地名大辞典 1 北海道(上巻)」角川書店 p.1088-1089 より引用)
うーむ。どうやらこれがバチェラー説のオリジナルなんでしょうか。nis-ta-p で「雲・がある・所」となりますね。

これらの「雲を掴むような」地名解に対して、より一般的な解釈を出して来たのが山田秀三さんで、ni-usi-tap で「木・多くある・山」だと言うのですが……。妥当な感じはするのですが、それほど明確な特徴を持つ地名では無いので、今ひとつ決定打に欠けるというか。字面からはぴったりなんですけどね。

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2013年5月24日金曜日

Bojan のホテル探訪~「かもい岳温泉」編

この日は歌志内市の「かもい岳スキー場」の麓にある「かもい岳温泉」にやってきました。ん、こんな所に温泉なんてあったっけ? という疑問もあったのですが……。

部屋はとにかくシンプルなつくり

チェックインを済ませて、部屋にやってきました。
部屋はご覧の通り、ツインなのですが、なかなかシンプルなつくりです。ベッドの幅も、一般的なシングルサイズっぽく見えますね。
これまたシンプルなデスクがあって……
デスクの下には冷蔵庫が。
もちろん、中には何も入っていません。持ち込み用の冷蔵庫ですね。

セキュリティボックスもデスクの下に

テレビの陰には……
セキュリティボックスが。何かとシンプルにできていますね。

でも、温泉なので

ただ、「かもい岳温泉」と言うだけあって、
浴衣やタオル類は、部屋にきちんと用意されています。

ここまでご覧いただいてピンと来た方もいらっしゃるかも知れませんが、この「かもい岳温泉」は、基本的には「スキー客向けの宿」がベースになっているようです。雪の無い夏場は、体育系の学生さんが合宿に使っていたりするような感じでした。

洗面所とトイレは意外と豪華

建物は全体的に新しい感じで、洗面所もご覧の通り。
洗面所として独立している(バスやトイレと一緒になっているわけではない)のは嬉しい限りですね。その先には……
トイレがあります。トイレもご覧の通り、
なかなか新しいものでして、
温水洗浄便座も、TOTO ウォシュレットの上位モデル?が使用されています。

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