2009年10月31日土曜日

サンフランシスコ 2009/夏 #49 「州間高速道路のお話」

州間高速道路(インターステート)のお話

Merced から San Francisco への帰り道ですが、こんなルートを通って帰ってきました。
土地勘ゼロの状態で乗車していたので、何とかルートを記録しようと、車内で「証拠写真」を撮りまくってました(←
えーと、これは「地点①」の写真です。まっすぐ行けばロサンゼルス、右に曲がればサンフランシスコ、という所ですが、地図でみるとこうなっています。

インターステート州間高速道路5 号線は、北はカナダのバンクーバーから南はメキシコ国境までを南北に貫く西の大動脈です。サンフランシスコから見てみると、ひと山超えた東側のローカルな道にも思えますが、インターステートの中でも事実上のエースナンバーだったりします。

日本では、国道 1 号線から 58 号まで、ほぼ欠番無く振られていますが、インターステートでは「末尾 0」が東西に走り、「末尾 5」が南北に走る番号体系なのだそうです。http://explorer.road.jp/us/highwaysystem/interstate/systemmap.shtml に解りやすい説明があります。

韻を踏む(違う)

さて。オークランドの市街地を南東から北西に抜けるには二通りのルートがあります。行きは何となく I-580 を通ったような気がするのですが、帰りは I-880 を通りました。改めて見てみると、末尾が似通った付番になっていますね。最初は「紛らわしいなぁ」なんて思ったりもしましたが、改めて考えてみると合理的なんだなぁ、と思えてきました。
「地点②」の写真です。ちょうど I-880 に入るところですね。

そしてベイブリッジ

「地点③」の写真です。San Francisco - Oakland Bay BridgeYerba Buena Island を経由する二つ?の橋の集合体なのですが、その最初(オークランド寄り)のほうです。
「地点④」の写真です。ちょうど Yerba Buena Island から見たところですね。

ついにサンフランシスコ

霧のサンフランシスコに帰ってきました。オークランド以東はあんなに良い天気だったのに、サンフランシスコはいつもこんな感じなのだそうです。

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2009年10月30日金曜日

サンフランシスコ 2009/夏 #48 「在外邦人の労働環境について考える(?)」

Back to San Francisco

さて。ヨセミテ日帰り日本人バスツアーご一行はヨセミテを後にして、サンフランシスコに戻ります。
帰りの休憩は Merced にて一回きりです。

在外邦人の労働環境について考える(!)

これはヨセミテの外れの辺りだったでしょうか。雲一つ無い青空がとても眩しいです。ちょうど日本時間では月曜日の朝 8 時過ぎ。そろそろ同僚が出社してくる頃です。

ですから、日本人観光客の中には、そろそろジェットラグが効いてくる人も出てきます。タダでさえ早起きして、しかもヨセミテで水遊びまでしたのであれば、仮にジェットラグが無かったとしても、寝入ってしまっても不思議はありません。

ということで、ツアー客の大半が眠ってしまった中、ガイドさん(兼ドライバー)は黙々とバスをサンフランシスコに走らせます。往復約 700 km の行程をひとりで運転しているわけですが、しかもどうやら前日(土曜日)も同じ行程を往復していたらしく、明らかに疲れの色が滲んでいます。朝に買った ROCKST★R が手放せないようでした。かなり過酷で危険な仕事です。
ROCKST★R、一時期日本にも上陸したんですが、最近は見かけませんねぇ。

ドライブインっぽいところ?

さて。マセド近郊のドライブイン?っぽいところに到着しました。帰路では最初で最後の休憩です。
お店の軒先には、タマネギやジャガイモなどが積んであるのですが、決して「八百屋さん」というわけではなく、
すぐ横にはこんなものも並べてあったりします。というか、これは一体何でしょうか。場所が余っているのでフリーマーケットっぽいことをやっているのでしょうか。
店の隣には……
山羊かな? 首の長いのは何でしょう?

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2009年10月28日水曜日

Bojan のホテル探訪~「ホテル日航東京」編

えーと、今年の 3 月に泊まったのですが、未だに記事にしていなかったような気がするので……。名前だけだと「あれ? どこだっけ?」と思ってしまいそうですが、お台場のアレです(← アレ呼ばわりするな)。

ちょうど今年の 3 月ということは、アメリカの経済が大混乱を来していた頃で、しかも今では信じられないことに、ジョージ・W・ブッシュがアメリカの大統領をやってました(ウソ)。まぁ、ちょっといいトコのホテルは常客(上客)をロストし始めていて、ホテルの稼働率もあまり良くなかった時期だったかと思います(まぁ、今もその傾向はあるでしょうけど)。

早めに着いて、さぁどうする

そんなわけで、レイトチェックイン(20 時から)でちと安め、というお買い得なプランがあったので、それで予約を入れてみました。しかーし、何の因果かお台場に着いたのは 18:30 ごろ。荷物もあるし、小雨も降っているので、20 時まで時間を潰すというのも余りにアレ(←)です。

……仕方がありません。しれーっと 19 時前にチェックインしてみました。基本的に清く美しい小市民たるわたくし、つい「まだ 20 時じゃないけどいいですか?」と確認をしてしまう始末。しかしフロントのお兄さんは意にも介さぬ様子で、しかも「ご予約頂いたお部屋より良いグレードの部屋が空いておりましたので」と、まさかのアップグレード!

惚れ直しましたよホテル日航!(のっけから好印象

こんな部屋でした

で、ベルボーイさんに案内されたお部屋がこちら。
とれびやーん!(←
ベッドはもちろんツイン。ひとりで泊まるのは勿体なくなります。
広すぎず狭すぎないデスク。テレビは少し離れた位置にあるので、そういった意味でも落ち着きます。諸事情あって、このデスクで朝の 3 時頃まで仕事していたような記憶がうっすらと……。
ソファーとテーブル。ソファーを横に並べるだけの余裕があるというのは素晴らしいことです。

1 万円とちょいの夜景(←

窓の外にはベイブリッジが。フジテレビから見えるものと似た角度ですね。

ストロベリーとオレンジだったかな

感心したのがコレ。ドリップコーヒーや乾き物はお金を取られる(←)のですが、緑茶とハーブティが無料サービスでした。この日はホテルに籠もってお仕事せざるを得なかったのですが、用意されていたフルーツハーブティがとてもいい感じで。あまりに気に入ったので、帰宅してから Amazon などで色々ハーブティを試したものです。

まさかの……

バスもまさかのセパレート! 
水栓もサーモスタット型で文句なしです。これは外人さん仕様ですね。温度の調整ができる代わりに、水量の調整ができないタイプです。

Rating

まぁ、のっけから好印象だったのもあるんですが、部屋の作りも期待以上!で、とにかくケチのつけようが無いといった感じでした。残念ながら朝食はつけていなかったので、その辺の評価はできないのですが、とにかく良い感じのホテルでした。改めて「ホテルは日航だよなぁ」などという、今ひとつ良くわからない確信?が持てました。

あ、Rating ですよね。なんか前回の日航福岡に引き続きで気が引けますが、今回は文句なしの ★★★ (3 つ星)で!!

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2009年10月27日火曜日

指をノドに突っ込め!

情処 ktkr !(←

先週の日曜日に、秋期の「情報処理技術者試験」が行われたのですが、もしかしたら当 Blog をご覧になった方の中にも「受験したよ!」って方がいらっしゃるかもしれません。かく言う私も……家で普通にマターリしてました(文章のつなぎ方がおかしい)。

さて、いかにも「情処」の問題に出そうな用語として「平均修復時間」というものがあります。

平均修復時間(へいきんしゅうふくじかん)とは、あるシステムに障害が発生してから修復が完了するまでの時間の平均値のこと。平均復旧時間(へいきんふっきゅうじかん)とも言い、英語の mean time to recovery から MTTR と略される。
(Wikipedia 日本語版「平均修復時間」より引用)
さてさてっ。MTTRmean time to recovery なら、MRTG は何の略か。

MRTG (Multi Router Traffic Grapher) は、ルータなどネットワーク機器が送受信したデータの量(トラフィック)をグラフによって可視化するプログラム。グラフ部分を PNG フォーマット、付帯情報を HTML フォーマットで出力するため、ウェブサーバと連携して結果を表示することが可能である。もともとはルータを対象として開発されたためこの名前となった。
(Wikipedia 日本語版「MRTG」より引用)
というわけで、答は "Multi Router Traffic Grapher" でした。

MTTR、MRTG、そして MMTR

では、"MTTR" そして "MRTG" の次ですが、"MMTR" は何と読めるでしょうか。

……「ももたろう」と読めた方、いらっしゃいませんか?

Momo たろうインターネットクラブ」という老舗の ISP があるのですね。そこのドメインが mmtr.or.jp なので、これで想像のついた方もいらっしゃるかも知れません。

"MMTR" ですから、読もうと思えば「まめてる」といった風に読めたりもするわけですが、そこはそう、何とか読める形にしようと無意識のうちに母音を補完しているわけですよ、きっと。

ローマ字入力に必要なストローク数は文字数の 2.5 倍説(またか

似たような形の「母音の無い言葉」は、もっと有名なものもありますね。そう、wktk とか ktkr とか(笑)。どちらも "k" が繰り返されていますが、「く」だったり「か」だったり、「き」だったり「こ」だったりするから、残念ながらロジカルに正確な音を読み解くことはできそうにないですけどね。

ただ、ローマ字入力に必要なストローク数は文字数の 2.5 倍説なんて話もあるわけで、[w][k][t][k] という 4 ストロークで「ワクテカ」と入力できるのであれば、それはある意味画期的だな、なんて思ったりもしています(←

指をノドに突っ込め!

さて本題ですが(ぇ)、チェコ語には Strč prst skrz krk という文章があるそうです。そう、見事なまでに母音を排した文章の例ですね。

ストゥルチュ・プルスト・スクルス・クルク(チェコ語:Strč prst skrz krk、IPA:[ˈstr̩tʃ ˈpr̩st ˈskr̩s ˈkr̩k]( 発音ヘルプファイル)))はチェコ語の言葉遊びの一種で、「指をノドに突っ込め」と意味になる文である。
(Wikipedia 日本語版「Strč prst skrz krk」より引用)
そういえば、モーツァルトに「俺の尻をなめろ」という題名の作品がありましたね(← 関係ないし

この文には母音がひとつも含まれていない。チェコ語には多くの子音が連続し、時に母音をひとつも含まない単語が多く存在する。このような母音を含まない語であっても、実際には r や l が自鳴音として機能し、音節の核を成すことになる。
(Wikipedia 日本語版「Strč prst skrz krk」より引用)
端的に言えば「閉音節」のことなんでしょうけど、日本語は非常に閉音節の少ない言語なので、より奇異に思えるのかもしれません。

このように「聞こえ度」の高い子音が自鳴音として機能し、結果として母音の少ない単語が頻出する傾向はチェコ語の他、スロヴァキア語やスロヴェニア語、セルビア・クロアチア語など、他のスラヴ語派の諸語にも見られるが、それ以外の言語の話者には発音が困難である場合が多く、そのためこの文はチェコ語を母語としない学習者にたいするチェコ語教育ではしばしば用いられる。
(Wikipedia 日本語版「Strč prst skrz krk」より引用)
なるほど。大阪弁における「これ、ちゃうちゃうちゃう?」「ちゃうちゃう。ちゃうちゃうちゃうんちゃうん」みたいなものでしょうか(←

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2009年10月25日日曜日

サンフランシスコ 2009/夏 #47 「ヨセミテ国立公園(Valley View 編)」

El Capitan でロッククライマー見物(←)を済ませて、最後に立ち寄ったのは、Valley View という定番ビューポイントでした。

As Seen on Wallpapers...

このような写真をご覧になったことはありませんか? 確か、Windows 2000 か Windows 98 あたりに「ヨセミテ.bmp」という壁紙があったと思うのですが、多分、似たような感じだったんじゃないかと記憶しています。

そう、この景色を見ることができるのが Valley View です。
Valley View は、Tunnel View とは違ってとてもこぢんまりとした所です。ご覧の通り、車も数台しか止まっていません。
宣材用の写真では絶対お目に掛かれない構図で撮影してみました(笑)。

The Power of Glaciers

ここにも案内板が設置されています。
ちょっと判りづらいですが、U 字谷が形成された経緯についてなどが書かれています。"Glacier" は「氷河」ですね。
木漏れ日が適度に眩しいです。

Bye-bye, El Capitan !

エル・キャピタンの雄姿をカメラに収め、ヨセミテを後にします。

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2009年10月24日土曜日

サンフランシスコ 2009/夏 #46 「ヨセミテ国立公園(エル・キャピタン編)」

ヨセミテ日帰り日本人バスツアーの一行は、ヨセミテロッジを後にして、エル・キャピタン見物に向かいます。
バスを止めて、向かったのは何も無さそうな原っぱ。
よーく見ると、謎の穴が地面に見えます。どうやらモグラの仕業のようです。
この木は火事か落雷にでもあったのでしょうか。なかなか派手な枯れっぷりです。

見えますか?

さて、180 度振り返ると……。El Capitan です。
ここをよーく見ると、登頂中のロッククライマーが見えると言うのですが……。
見えました!(´∀`)

ガイドさんに聞いたところでは、エル・キャピタンに登頂するのは認可制なのだそうで、過去にそれなりの岩登りの実績が無いと許可されないのだとか。結果として、かなりのエキスパートしか登頂が許されないため、ヨセミテの中では遭難の少ない山(岩?)なのだそうです。

あと、登るには数日かかるとのことで、途中で宙ぶらりんの状態で寝るのだそうです(・∀・)
この中に、よーく目をこらしてみると、10 人ほどが見えるのだそうです。

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2009年10月23日金曜日

サンフランシスコ 2009/夏 #45 「ヨセミテ国立公園(ヨセミテロッジ編)」

原寸の画像を添付しようとして、画像の投稿に失敗していたようです(汗)。意味不明な投稿をご覧になった皆様には失礼しました。
Lower Yosemite Fall から、集合場所の Yosemite Lodge に戻る道を歩いていたのですが……

火山岩とか深成岩とか

こんな岩が。何かメッシュが入ったような模様です。
拡大するとこうなるのですが、いかにも火山性の地形だな、って感じですね。白い部分は流紋岩でしょうか?

自転車に乗って♪

ヨセミテロッジには、テニスコートがあったりプールがあったりするのですが、レンタサイクルなんかもありました。サイクリングするのも良さそうです。
こんな親子(ですよね)の姿も。

というわけで

さて、再び集合した後は、最後に El Capitan を麓で眺めてから帰路につくことになります。
ということで、エル・キャピタンの写真はまた明日にでも。

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2009年10月22日木曜日

サンフランシスコ 2009/夏 #44 「ヨセミテ国立公園(ヨセミテ滝編のつづき)」

風邪引きました(それがどうした)。
さて。Lower Yosemite Fall を見ようとテクテク歩いていたのですが、ごつごつした石に囲まれた橋を見つけました。ということは、ここから上流に「下ヨセミテ滝」がある筈です。見てみましょう。

Lower Yosemite Fall

ありました。(・∀・)

ちなみに、この写真には人が写っています。拡大して見ましょう。
いました!(・∀・) 

どの辺を拡大したかと言いますと、
この辺です。(´∀`)

ウォーリーを探せ!

こんな感じに巨石がごろごろしている所からも、「ヨセミテ滝」の水量と、その持つ力の程が判るというものです。この写真にも、
左上に人影が見えます(拡大したものです)。

ヨセミテ滝の水は涸れていたけれど

これ以上先に進む時間も無いので、Yosemite Lodge に戻りましょう。
なんだか、ムソルグスキー「展覧会の絵」の「プロムナード」って感じですね(そうか?)

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