2011年10月10日月曜日

隠岐ジオパークの旅 (23) 「『大変危険』な遊歩道」

このみち歩くべからず

隠岐の島は島後の東側、旧布施村の「浄土ヶ浦」にやって来ました。ここでもちょいと変わった「石」が見られる、とのことだそうですが……。

浄土ヶ浦(じょうどがうら)は島根県隠岐諸島の島後、東部に位置する海岸。浄土ヶ浦海岸ともいう。風光明媚な景勝地で知られ、また隠岐布施海岸の名で、国の名勝にも指定されている。大山隠岐国立公園に含まれる。なお、名は一休宗純がこの地を訪れ、さながら極楽浄土のようだと謳ったとことにちなんでいるという。
(Wikipedia 日本語版「浄土ヶ浦」より引用)
ふむふむ、なるほど。せっかくなので「概要」も見ておきましょうか。

島後東部に突出した崎山岬に位置し、一帯には隠岐地方随一の多島海風景が見られる。島前の国賀海岸と比較すると規模は大きくないが、小島、岩礁の密度が高い。赤褐色の流紋岩、安山岩、堆積岩が混在しているため、地肌が赤褐色であるのが特徴。小島には老松が潮風に耐え、逞しく生育しており、それが多島海風景と相まってさながら山水画のような美しさを見せる。国立公園切手の題材にも採り上げられたことで、名が知られるようになった。
(Wikipedia 日本語版「浄土ヶ浦」より引用)
ふむふむ。島前は西ノ島の「国賀海岸」はとても雄大な景色で(比較的)有名なのですが、「浄土ヶ浦」も切手の題材になったりと、結構有名だったんですねぇ……。

進むのか進んじゃっていいのか、それが問題だ

さて、そんな「浄土ヶ浦」のちょいと東側に、変わった「石」があるとのことで、「遊歩道」を進みます。いや、「進んでいいのか!?」という話から始まったりもするのですが……。

まずはこちらから。
基本ですね。これは即ち、この辺では「『あわび』や『さざえ』が採れちゃうよ」という意味ですね(違います)。

とにかく「通行禁止」

そして目の前には……
いやー、これまたご丁寧な「通行禁止!」のダブルパンチが。まずは左側のほうから。
こりゃまた、随分と現代風のデザインですね(笑)。交通標識を巧みにあしらうことで、ユニバーサルデザインを指向しているように見て取れます(←)。

そして右側の看板は……
こちらはコンサバなデザインで「土砂崩落のため大変危険です! 絶対に通行しないでください。」と書かれています。あの……「絶対に通行しないでください」って書いてありますよ、ね? ご覧の通り、S さんは随分と先に進まれてしまっているわけですが……。

今更とは思いながら、S さんに確認してみます。「これ、進んじゃっても大丈夫なんですか?」との問いに対しては「自己責任でお願いします」と。うわ(笑)。

大変危険な遊歩道

そんなわけで、自己責任で「大変危険な遊歩道」を進みます。
うーん、これは確かに「大変危険」ですね。これほど判りやすい絵も無いでしょう(笑)。

まぁ、とは言え、遊歩道自体はとても良く整備されています。
転落防止用の手すりなどは無いとは言え(手すりがあれば余計に危険なケースもあるのかも)、足元はセメントで固められているので、足を挫いたりする危険性も殆どありません。

もっとも、岩肌にはいい感じにクラックが広がっているわけですが……。あ、この写真だとサイズが判りづらいですが、遊歩道の幅が 1 m あるか無いか、だとご理解ください。体格の良い人同士だとすれ違うのも少々難しいかもしれません。

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