2012年5月31日木曜日

泰緬鉄道乗車記 (終) 「おまけ?」

おまけ ~ちょっと変かも?

長らくご愛顧いただきました「泰緬鉄道乗車記」も、ようやく最終回となりました。最終回ということで、昨日に引き続き「おまけ」をお送りします。

タイ版新幹線?

まずはこちらから。
これはトンブリーの駅で見かけたものですが、後ろの新幹線っぽい車両は一体何なんでしょう。タイにはこの手の高速鉄道は、まだ存在してなかったと思うのですが……。

サイドカー屋台

これは、帰り道、Tharua Noi 駅で見かけたのですが……
ある意味、画期的な屋台です。手前のものは、いかにもふつーの屋台に見えるのですが、実はこれはバイクの「サイドカー」だったりします。日本でも、バイクなどで牽引するタイプの屋台?はあったと思いますが、このサイドカー形式のほうがコンパクトで、とても合理的に思えます。アイスクリームを販売していたおじさんがいたのですが、まだ列車が停車中にも関わらず、さっさと店をたたんで目の前で撤収していきました。

片手運転でワイルドに行こう

バイクと言えば……
列車に併走してバイクで疾走していた女性がいたのですが、よーく見ると……
ノーヘルで、片手で日差しを遮りながらバイクで疾走するという……。なかなか豪快な走りっぷりです。

映り込んでしまった人たち

最後に、なぜか映り込んでしまった方々の姿をご覧に入れます。
このおじさんは……、駅の端っこのあたりでゴミ収集でもしていたのでしょうか。同じく駅の端っこにはこんな人も。
拡大すると……
通話中でしょうか(汗)。

このポーズは何!?

また、一見何の変哲も無い写真のようで、よーく見てみると……
うーん、ストレッチでしょうか。ダイエット体操でしょうか(汗)。

前の記事

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


2012年5月30日水曜日

泰緬鉄道乗車記 (40) 「テュクテュク?」

We Love King !

今月もあと二日ですね……ということで、もうちょいとタイの話題を続けます。ここからは「番外編」ということで……。まずはこちらの写真から。
はい。見ての通り "TAXI-METER" なメータータクシーなんですが、これはまた派手にへこんでしまっていますね……。続いてはこちら。
リアウィンドウに www.weloveking.org という URL が。ここでいう "king" はタイ国王のことだと思うのですが、いかにも国民に愛されてるんだなー、ということが見て取れます。

縮尺がおかしい

続いては、チャオプラヤ川を渡る手前で見かけたバスなんですが……
最近は山手線なんかでもちょくちょく見かけるようになった、窓の部分までフィルムを貼って、遠目からは宣伝が見える、というアレです。で、何がおかしいかと言うと……
明らかにドライバーの縮尺がおかし……くありませんか? しかも髪型が七三というのがポイント高いです。このモデルは誰なんでしょうねぇ。

テュクテュク?

で、この楽しいバスとの間に割って入ったのが……
えーと、これは「テュクテュク」という三輪タクシー、でしょうかね。

タクシーあれこれ

私が乗った流しのメータータクシーはとてもまともな車だったのですが、どんなタクシーでも大抵この手のアクセサリーが飾られているのが面白いです。
あ、それと、タクシーも大半がマニュアルなのですが、高速道路だと平気で 120 km/h くらい飛ばしますし、また車の状態もとても安定していたのには驚かされました。ほとんどが日本車なのですが、意外と良く走るんですよね。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


2012年5月29日火曜日

泰緬鉄道乗車記 (39) 「ドー、ハンデッド!」

昔の人は言いました

昔の人は言いました。「おうちに帰るまでが遠足です」と。

というわけで……これからチャオプラヤ川を渡ってホテルまで帰らないといけません。最初は、川を航行している「水上バス」にでも乗って帰ろうか……などと優雅なことを考えていたのですが、とてもそんな体力も余していなかったわけで、あっさりとタクシーで帰ることに決めたのでした。
とは言っても、トンブリーの駅前で網を張っているタクシーは、何となーく危険な予感がします。あ、その前にバンコクのタクシーの話から……。

タクシーには二種類ある

バンコクのタクシーは、大きく分けると二種類あります。
このように、"TAXI-METER" と掲げている「メータータクシー」と、単に "TAXI" とだけ書いてある「メーターじゃないタクシー」の二種類です。メーターが無いタクシーはどのように料金を決めているかと言うと、個別交渉で決めています。当然ながら、適正価格を知らないとぼったくられる危険があるわけで、最近は随分と「メータータクシー」が増えてきているようです。

ドー、ハンデッド!

そういうわけで、駅前の市場を抜けて、車通りまで歩いてから流しのタクシーを拾うことにしました。バンコクも、かなりタクシーの数は多い街なので、すぐにメータータクシーを拾うことができました。

ドアを開けて……
「セントラルワールドまで」
「オーケー」
ということだったので、車内に乗り込みました。すると……

「ドー、ハンデッド」
「???」
「ドー、ハンデッド!」

しきりにドライバーの兄ちゃんが「ドー、ハンデッド」を連発します。ん、これは「ドアが閉まってないよ」ということかと思って、ドアを開けて閉め直したりしたのですが、実は……

何のことは無い、"Two Hundred" と言っていたのでした(汗)。つまり、メーターはあるけれどもそれを使う気はさらさら無くて、古式ゆかしい価格交渉を持ちかけられたのでした。
今朝、ホテルの前からトンブリーまで来た時は、ちょうど 105 バーツでした。それを考えるとほぼ倍なのですが、何しろこっちは缶ジュース 1 本に 110 バーツを吹っ掛けられた身です。しかも長時間外の風に当たって鼻水ずるずる、身体も弱っています。価格交渉などはせずに、素直に 200 バーツで交渉妥結と相成ったのでした。

セントラルワールドへ

「セントラルワールド」という、バンコクの中心部(だと思う)にある複合商業施設に向かう道もご多分に漏れず、ものすごく渋滞していました。
結局、トンブリーからセントラルワールドまで、なんと 50 分もかかってしまい……。こうやって考えると、200 バーツはそれほどむちゃくちゃな値段設定でも無かったなぁ、などと思ってしまいました。

腹減った!

セントラルワールドに到着したのが 19:30 頃。「腹減った!」ということで……
この日はちょうど金曜日だったので、「ココイチ」にでも行って日本のカレーでも……と思ったのですが、なんと「ココイチ」に客待ちの列が(笑)。わざわざ並んでまで食べることもないし、かといって他に食欲をそそるものも無いし……ということで、
ニュージーランド産の生乳をふんだんに使ったとの触れ込みのお店で、こんなものを注文。一気にいただきました。いやー、なかなかのお味でした!

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


2012年5月28日月曜日

泰緬鉄道乗車記 (38) 「終着駅トンブリー」

ラストスパート!

Taling Chan を出発して、Thonburi 行きの単線を往きます。あともう少し!
これは……、残念ながら、ブレてしまっていて駅名が読み取れませんね。Bang Ramai あたりでしょうか? どんな駅かと言えば……
こんな駅でして、案の定 Google Map にも記載はありません。

バンコクの交通渋滞は相当酷いようで

途中で大通りを横切ります。
車で待たされている皆さんは、ローカル線に行く手を阻まれてムッとしていることでしょうね……。

限界すれすれ

やがて、線路はスラムの一角のようなところに差し掛かります。
この程度はかわいいものでして、本当に車両限界すれすれに建物が建ち並びます。まぁ、アルヒル桟道橋のあたりでは木の枝に顔をひっぱたかれたこともあったので、この程度では驚くに値しない……とは言え、やっぱりびっくりしますよねぇ。

ついに到着!

線路に腰掛けている人も見えます。
留置されている車両も見えてきました。……え、ということは……!!
そう。18 時 39 分、定刻から遅れること 1 時間と 4 分ほどで、終点の Thonburi に到着です。思えば朝の 7:50 から、ほぼ一日中堅めの椅子に腰掛けていたわけで……さすがに疲れました!

終着駅トンブリー

トンブリー駅には乗り場は 1 本しか無いようなのですが、燦然と輝く "Platform Number 1" の文字が。……スペル間違ってますけど(汗)。
すっかり日が暮れたトンブリー駅です。あとは 19:30 に発車する夜行の終列車を残すのみ……ですね。
都会の片隅にあってこのような佇まいと言うと……、南海汐見橋線の「汐見橋駅」のようですね。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


2012年5月27日日曜日

泰緬鉄道乗車記 (37) 「オチは予想外の方向に」

オチは予想外の方向に

Ban Chimphli を出発したのですが、ずーっと右側の線路を走っているように見えます。
タイ国鉄は左側通行の筈なのに何故だろう……と思っていたところ、
おわっ。線路がきえました。
なるほど……。まだ工事中だったのですね(汗)。

美国興業?

改めて線路上の重機を見てみると……
「(株)美国興業」の文字が。ググってみると千葉県富里市のあたりに実在する会社のようなのですが、この重機はタイで余生を過ごしているのでしょうか。

Taling Chan に到着!

随分と都会っぽい雰囲気になってきたな……と思っていると、
Taling Chan Junction に到着です(18:26)。ここから Thonburi までは 15 分ほどです。ようやく帰ってきましたよ……!
改めて工事中のタリンチャン駅を見てみると……
プラットホームが他の駅と比べて高いように見えます。これは電車用のホームなのかも知れませんね。おや、この人たちは何をしているのでしょう?
タリンチャンからまっすぐ進むとトンブリーに到着ですが、現在ではトンブリーに行く路線は支線的な扱いで、チャオプラヤ川を渡ってバンコクの中心地にある Hua Lamphong(フアラムポーン)に向かう線路が本線っぽい扱いのようです。
線路自体の数も、トンブリー行きが単線なのに比べて、フアラムポーン行きは 3 本もあるので、どちらがメインルートであるかは一目瞭然かも知れません。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


2012年5月26日土曜日

泰緬鉄道乗車記 (36) 「遅れはエントロピーの如く」

Sala Thammasop

Sala Thammasop 駅の待避線に停車しました。駅舎はこんな感じです。
このあたりの駅は、どこも似たような感じですね……。

待たされること約 10 分

駅前には池があって、蓮(だと思う)で埋め尽くされています。
そして……。またしても、停まったままです(汗)。およそ 10 分ほど待った後、ようやく対向列車がやってきました。
似たような機関車、そして……
似たような客車、です。普通列車のようですね。

遅れはエントロピーの如く増大する

12 分ほど停車してから、Sala Thammasop を出発です。
こうやって、遅れはどんどんと拡大していくわけですね(汗)。

Ban Chimphli

3 分後に Ban Chimphli に到着です。
日本風の駅名標もあります。
でも、プラットホームに草が生い茂っていたりするので、なんだか無人駅っぽい雰囲気です。などと思っていると……
目の前に突然グリーンフラッグが(笑)。そう、車掌さんが後ろから歩いてきて、2 ボックスほど前の席に陣取ったので「休憩かな?」と早合点したのですが、旅客の乗降の有無を確認して、出発 OK の合図を出していたのでした。駅員無配置駅では、これは車掌さんの仕事になるんですね。

何故だ

Ban Chimphli 駅の駅名標を撮影しようとしたところ……
なぜか半裸のおじさんにフォーカスが合ってしまいました(汗)

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


2012年5月25日金曜日

泰緬鉄道乗車記 (35) 「バンコクまで一歩ずつ」

Klong Mahasawat

今日も駅名標ばかりの記事ですが、あともう少しの辛抱です!
Klong Mahasawat に到着したのは 17:49 でした。バンコクまではあと 30 km 程度の筈なのですが、車内ではそんなことは知るよしも無く……。
日本風の駅名標もあります。そして……
このこぢんまりした駅舎! なんか妙に気に入ってしまいました。

Wat Suwan

Klong Mahasawat の次は Wat Suwan に到着です。このあたりは Wat なんとか という駅が多いようですね。どういう意味なんでしょうか。

Sala Ya

次なる駅が Sala Ya 駅です。この駅は何故か Google Map に記載が無いですね……。
駅舎はご覧の通り。
ちょっと古めの民家風なんですが、これってもしかして日本で言う「民間委託駅」のようなものなのでしょうかね?(タイにそういう制度?があるかどうかは不明ですが)。

タイ風の景色

で、何も無いところに突然……
こんな建物が見えてくるのがタイ風です。学校でしょうかね?

Sala Thammasop

タイ国鉄は左側通行ですが、列車はなぜか右側の待避線を進み始めました。
えーと、Sala Thammasop という駅に到着したようです。
西日の差し込み具合から、随分と日が落ちてきたことがわかります。時間は 18:07 でした。……うおぅ、今日は 20 分も進まなかったのか!

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International