月山と鳥海山と西津軽 (8) 「月山道路」

山形自動車道の月山 IC（終点）にやってきました。R の比較的小さいカーブが続くことを警告する標識が立っています（終点あるあるですね）。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 8 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

こうやって見ると、確かに結構な急カーブです。「ここは 9 月山」という標識がユニークですね。

月山 IC は山形自動車道と国道 112 号（月山道路）が合流するインターチェンジで、国道側もフル IC 相当の構造です。ここまで来て寒河江に戻る車は滅多にないと思われますが、スキー場や登山道のある月山に向かう需要がある……ということでしょうね。

まぁ素直に T 字路にしても良さそうな気もしますが、月山道路から見ると下り坂の先に IC があることになるので、安全を考慮したということかもしれません。

それはそうと、青バックにコテコテの公団ゴシックというのもなかなか味がありますね！

月山道路へは、左側のスロープを駆け上がって本線に合流します。国道 112 号「月山道路」は一般国道ですが自動車専用道路です。

一般国道の自動車専用道路というと、国道 25 号「名阪国道」と同じ位置づけということになりますが、月山道路の見た目は普通の国道と大差ありません。

もちろん一般国道としてはかなりハイレベルで、曲線半径も R=80 m 程度に抑えられているように見えます。急減速の必要が少ないというのは、特に重量物を積載した車輌にとっては助かりそうですね。

上り坂で速度を出せない場合も、ちょくちょく登坂車線が整備されているので安心です。

もっとも、流石に覆道には登坂車線はありませんが……。

覆道内は左カーブが続きます。路面がグルービングされているのは、スリップを防ぐためなのでしょうね。

国道 112 号は山形市から鶴岡市を経由して酒田市に至る 135.1 km の路線とのこと。そのうち「月山道路」は 30.9 km を占めるのですが、思ったほど長くない……？

再び、登坂車線が見えてきました。「ここは自動車専用道路」「駐停車できません」と書かれた看板が立っていますが、うっかりチェーン脱着場と間違える車がいたのかも……？

道路情報表示板は 3 行表示の大きなものです。ちょっと不穏な情報が表示されていますが……。

登坂車線は「上楓沢橋」の先から「道行沢橋」の手前まで、0.8 km ほどで終了です。

「大越川」の支流である「田代沢」を渡る「田代沢橋」の先に、ユニークなデザインのトンネルポータルが見えてきました。まるで洋風建築のようですが……。

洋風建築風のポータルは「月山第一トンネル」の入口でした（厳密にはスノーシェッドが手前に伸びているのですが）。ちょっとわかりづらいですが、左側に駐車場（チェーン脱着場）があります。

あと「歩行者・自転車・バイク（125cc以下）は通行出来ません」という看板も立っているのですが、「U ターンして、R47 へ迂回」と言うのは……。

少なくとも歩行者・自転車だったら、国道 112 号の「六十里越」を案内すべきだと思うのですが、何かそうできない事情があるのでしょうか。六十里越（大越）も道路の状態は悪く無さそうに見えるのですが……。

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