2021年9月30日木曜日

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (189) 「民有林林道 弥生線」

「中頓別鍾乳洞へは右折」という案内に従い右折したところ……
おやっ、道路脇に何か立っていますね。「鍾乳洞オープン 5 月 1 日(日)」とありますが、この日は 5/5 の「こどもの日」でしたから、オープンして 5 日目ということになりますね。
ここまで牛を中心にいろいろと変わった標識?を見てきましたが、今度は謎掛け系の標識のようです。これは一体何に注意しろと……?

入洞時間?

前方に交叉点が見えてきました。右側に案内が集中しているということは、鍾乳洞へは右折でしょうか?
いくつかの案内が集中する中、一番左に「入洞時間」の案内がありました。「入場」ならぬ「入洞」というのはなかなか珍しい……というか、初めて目にしたような気がします。

この標識はいつか見た標識

「入洞時間」の案内の隣には、「天然記念物 中頓別鍾乳洞」という立派な碑が見えます。
そして案内板の右横には、利尻や奥尻で見かけた、あのとぼけた感じの標識?が!
このユーモラスな標識(らしきもの)は、いつも林道で見かけるような気がするのですが、北海道オンリーなのか、それとも青森以南にも存在するのか……?
この道も、やはりと言うべきか「民有林林道 弥生線」という名前でした。この「待避所」の標識?は利尻や奥尻でも目にしましたが……
0.5 km ポスト?はなんとタヌキが擬態していました。このチョイスを考えると、北海道オンリーでは無いような気もしますが……?

「ぬく森館」へ(入園無料)

0.5 km ポストを過ぎてから間もなく、前方に建物と駐車場が見えてきました。この道は林道ですが、完全舗装の走りやすい道でした。
駐車場の前に「鍾乳洞 入口 →」という看板が立っていました。
駐車場の横には「ぬく森館」という建物が見えます。見るからに新しそうな(経年劣化の気配を感じさせない)建物ですね。「中頓別鍾乳洞」にかける気合のほどが見て取れそうです。
建物の前の廊下の部分には「入園無料」の文字が。これはありがたいですね!

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2021年9月29日水曜日

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (188) 「中頓別カーリング場」

道道 120 号「美深中頓別線」で中頓別の市街地に向かっていましたが……制限速度が 40 km/h になりましたので、そろそろ市街地に入ったということでしょうか。
前方の十字路が、かつての国鉄天北線の踏切跡のようです。改めて見てみると、十字路に向かってわずかに上り勾配になっているようにも見えます。
道道 120 号は十字路の先で右にカーブしているのですが、十字路の警告標識が「ナ」の字を 180 度回転させたような形になっていました。
左手に郵便局が、右手にはコンビニっぽい外観の食料品店が見えます。なお中頓別にはセイコーマートもあるので、コンビニ不毛地帯ではありません。

道道 120 号「美深中頓別線」終点

前方に信号が見えてきました。道道 120 号と国道 275 号の交叉点ですが……
道道 120 号が国道 275 号に接続するということは、道道 120 号の終点、ということでもあるんですよね。こうやって「終点」と表示されると、謎の達成感があるような……。これまで何度も走った道道 120 号ですが、これでようやく全区間完走ということになりそうです。

中頓別カーリング場

中頓別には道道 399 号「中頓別停車場線」もあるのですが、道道 399 号と国道 275 号の交叉点に電気屋さんがあり、その前にこんな案内が。
「天北線メモリアルパーク」は駅跡のところだと思われるのですが(以前に行ったことがあります)、それよりも「運動広場」が気になります。「野球場」はともかく「カーリング場」というのが……。
ということでちょいと寄り道を。野球場の駐車場で U ターンして……
ありました、カーリング場! カーリング場なので奥行きはそれなりにありますが、建物の幅を見ると…… 2 シートでギリと言ったところでしょうか。
このカーリング場、以前に多分 Google マップあたりで見かけて気になっていたのですが、現在の航空写真では……


見事に跡形もありません。これは……解体されてしまったのでしょうね。まぁ稚内にめっちゃ立派なカーリングホールもできちゃいましたし……。

中頓別鍾乳洞 これより 5 km

図らずも歴史の証人になれそうな(大げさ)写真を撮影できたので、国道 275 号で稚内を目指すことにしましょう。交叉点を左折です。
国道 275 号に入ったところ、前方にこんな案内が。
「中頓別鍾乳洞 これより 5 km →」とあります。随分と気合の入った案内に心動かされ、ちょいと右折してみることにしました。
右折して 60 m ほど走ると、今度は左折を求められます。前方に雪の山が見えますが、どうやら天北線の線路跡の空き地のようです。雪捨て場として利用されているようですが、この雪、何か有効な使いみちが無いものですかねぇ……。

入り口まであと 1.1 km

道路脇にはこんな案内も。この手の案内が柱から傾くのはお約束というか、織り込み済みなんでしょうかね……?
走ること数分、今度は右折を求められます。鍾乳洞の入り口まであと 1.1 km とのこと。ここまで来たら行くしかありませんね!

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2021年9月28日火曜日

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (187) 「ぺいちゃん? ペーチャン? ぺいちゃあん!」

道道 120 号「美深中頓別線」で中頓別の中心部に向かう途中に……
見事な傾き加減の「会心橋」がありました。遠目から見るとこんな状態なのですが……
2014 年 7 月に撮影された Google ストリービューではこんな感じの傾き加減でした。これ、2 年近くのあいだに更に傾きが進行したようにも見えますが、そうでも無いようにも見えます。さて今はどうなっているのか……?

カルデラなのか、そうでないのか

「会心橋」を過ぎたあたりから、急に左右が開けた感じになってきました。敏音知ぴんねしり岳・松音知まつねしり岳のカルデラに入ったのかな……と思ったのですが、そもそも敏音知と松音知のまわりってカルデラ地形なんでしたっけ……? Wikipedia の「カルデラの一覧 (日本)」には出てこないんですよね……。
平野部は開墾されて農地や農場になっていることが多いのですが、ということは人家もあるわけで……。ところで右側に見える建物群は何なんでしょう。高床式倉庫のような建物はそのまま倉庫なのかなと思いますが、その右側のテントのような建物が若干謎です。これも倉庫なんですかね?
敏音知・松音知がカルデラなのかどうかは確証が持てませんが、西側を国道 275 号が、東側を道道 120 号と道道 647 号「兵安上頓別停車場線」が山をグルっと囲むように伸びています。中頓別から小頓別に向かう場合、実は道道 120 号と道道 647 号を経由したほうが 3.2 km ほど短いのですが、所要時間はほとんど変わらないような気も……。

上には上が

枝幸町乙忠部でも見かけた「四角いヘキサ」がここにもありました。路線番号も路線名も、そして現在地もひと目でわかりますし、路線名が青看板風なのも良いですよね。
「会心橋」の傾き下限がなかなかのものでしたが、上には上がいました。
こちらは「豊栄橋」ですが、この時期(5 月)だからここまで視認できたようで……
7 月になるとご覧の通り。


橋名表示版?はこんな風に傾いているケースを良く見かけますが、コストを考えると他に打つ手が無いんでしょうかね……。50 km/h 制限の標識は矢羽根の柱にうまく寄生しているようにも見えるので、同じ手が使えたら良さそうにも思えますが。

「第三の牛」と「ヒット牛」

なんか最近は「ユニークな標識」(但し笑えそうなものはほぼ皆無)ばかりコレクションしているような気もしますが……これもその一例でしょうか。青看板を立てるほどでは無いけれど、これで十分必要な情報は伝わっていますね。
そういやこのシンプルな案内標識も矢羽根の柱に寄生していますね。道路の右側にはこんな「牛横断注意」も。「リゾート牛」とも「空き缶牛」とも異なる第三の勢力のようですね。
「牛横断注意」はついに事故の瞬間を捉えてしまいました。また新たなデザインですが、これは「ヒット牛」と呼べば良さそうでしょうか。
インディーズ系の「牛横断注意」が続きましたが、ついに本格的な警告標識として登場です。今回はなんとまさかの「アルビノ牛」!

牛だけじゃない

「牛ばっかりだなぁ」と思われた方にはこちらもどうぞ。
牛は毎回趣向を凝らしたイラストが描かれているのに対し、エゾシカの扱いのなんとシンプルなこと……(笑)。まぁ、牛は横断するだけなので遠目からでも判別できますが、エゾシカは本当に飛び出してくることもあるみたいですからね。

ペーチャン川 砂金掘体験場

なかなか良い感じに撮影に失敗した写真がこちら。「砂金掘体験場」とありますが、肝心の川の名前が電柱で隠れてしまっています。
困ったときのストビュー頼みということで……


ああああっ(汗)。まぁ、幸いなことに電柱の被った位置がびみょうにずれているので、両方を見れば大体わかりますよね。ここは「ペーチャン川」の「砂金掘体験場」だったのでした。カントリーサインでがんこ親父が何かをうるかしていたのは、ここのことだったんですね。

ぺいちゃん? ペーチャン? ぺいちゃあん!

実は昨日の記事で「兵知安」にどうルビを振ったものかと考えていました。道庁の「アイヌ語地名リスト」なんかでは「ぺいちあん」とあるのですが、このように「ペーチャン」と表記するケースもあるので、一概に言えないよなぁ……と思って結局ルビを振るのを諦めたんですよね。

道道 120 号を更に北に進むと、久しぶりに「兵知安川」を渡ることになるのですが……
橋の名前がまさかの「兵知橋」で、ローマ字表記をかなに直すと「ぺいちゃあん──」となっていました。「安」を「案」とする流儀もあるのか、それとも単なる誤字なのか……? そして「ぺいちゃん」ならぬ「ぺいちゃあん」の正体とは!?
次回に続く!(多分この話題は続かない

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2021年9月27日月曜日

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (186) 「川で何かをうるかすがんこ親父」

道道 120 号「美深中頓別線」で歌登から中頓別に向かっていましたが、ようやく中頓別町のカントリーサインが見えてきました。
がんこ親父が川で何かをうるかしていて、一体なにをしているのだろう……と思ったのですが、これ、砂金の採掘であることに気づくまで 40 秒ほどかかってしまいました(汗)。砂金と言えば「ウソタンナイ」という印象があって、ウソタンナイはお隣の浜頓別町にあるのでちょっと油断してました……。
峠を抜けた先には主要地への距離を示す青看板がありますが、フォントがやや小さめのタイプですね。今後はこのタイプが主流になるのでしょうか……?

キツくても R=67 m

枝幸町(旧・歌登町を含む)に入ってから、ほとんど険しいところのない峠をいくつか越えてきましたが、久しぶりにそれなりに険しい峠にやってきました。
R=80 m の左カーブを皮切りに、R=70 m の左カーブと R=67 m の右カーブが続きますが、最も深いカーブでも R=67 m で済むあたりがさすが北海道ですね。

「リゾート牛」ふたたび

おやっ、こんなところに「リゾート牛」が。
このサイズだと「空き缶牛」の担当かと思ったのですが、「リゾート牛」の勢力伸長が目覚ましいですね。歌登側ではこの「空き缶牛」の担当領域だった筈ですが……。

「なだれ注意」

道道 120 号は「兵知安川」沿いを北に向かいます。そのため、途中で何回か「兵知安川」を渡ることになります。
道路脇には、今度は「なだれ注意」の標識?が出ていました。このデザインはこれまで見たことのないものですが、わかりやすいデザインですね。
「R=80 m」と「なだれ注意」と「落石注意」のコンボもありました。この道路は普通にエゾシカも出るので、一寸先は闇というか、常に高い集中力が求められる道路でもあるんですよね。
雪が妙な残り方をしていますが、林道でもあったでしょうか。斜面を緑化しようとしているようにも見えるので、林道では無いにしても、あぜ道のようなものがあるのかもしれませんが……。

「段差あり」予告編

また峠のように見える眺めの場所ですが、一時的に兵知安川の北西側に渡ったところの写真でした。僅かに上り坂になっていたかもしれませんが、単なる勾配の変わり目レベルのものです。
なんか「ちょっと珍しい標識コレクション」になりつつありますね……。「段差あり」の標識はちょくちょく見かけますが、500 m 先の段差を予め知らせてくれるのはなかなか良心的ですよね。

「ガロウ橋」の謎の看板

これは「ガロウ橋」という名前の橋です。「ガロウ」あるいは「ガロー」と言えば道南だけに頻出する地名という認識でしたが、中頓別にもあったんですね……。
ところで、欄干の手前にあったこの木製っぽい看板、これは何なんでしょう……?(何かのコードだということは薄っすらと理解できるのですが)

何故ここにゲートが

交通遮断機のあるゲートが見えてきました。ここが交通規制の起点(歌登から見た場合は終点)となるのですが、終点を設けるということはここまでは規制をしたくない何らかの理由があると考えられます。
たとえば、歌登側のゲート設置場所は「一般廃棄物最終処分場」に向かう道との交叉点のすぐ先でした。これは「最終処分場」までの道は確保したいという意図が見えますが……


ところが不思議なことに、中頓別川のゲートの立地からはそういった意図が見えないのですね。なんでこんな中途半端なところにゲートを設けたのだろう……と思ったのですが、ゲートの少し手前(中頓別側)に原っぱのような場所が見えます。時期によってはこの原っぱを「雪捨て場」にしている……とかでしょうか?

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