2022年2月7日月曜日

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (223) 「日本全国高さくらべ」

「開基百年記念塔」の土台部分にある「稚内市北方記念館」の話題を続けてしまいましたが、そろそろ塔の上部にある展望台に向かいましょう。決して良い天気とは言えませんが、ここまで来たんですから久しぶりに展望台からの眺めを楽しみたいですよね。
展望台に向かうエレベーターの手前には、何故か「北前船」の模型が展示されていました。
反対側には熊の剥製が。そしてガラスケースの向こうには「御料馬車」が展示されているのですが、なかなか謎なセレクションですね……。

エレベーターで展望台へ

それでは、エレベーターでピャーッと展望台に向かいましょう。
搬器の正面には、明らかに何かを覆い隠した形跡がありますが、折り紙アートを飾って殺風景にならないように工夫がなされています。
「記念塔からのお知らせ」には「100 年記念塔へ GO!!」というポスターが貼られていました(自己言及的なお知らせですが)。パネルを吊るしている紐にもリボンがあしらってあったり、手作り風のデコレーションが多いのは好感度が上がりますよね。

開基百年記念塔の「開基」とは?

「お知らせ」の隣には「開基百年記念塔の『開基』とは?」という FAQ と「旧樺太地図」が貼られていました。1879 年に戸長役場が「宗谷」に開設されたことが稚内市の「開基」となりますが、これは姐さんイザベラ・バードが平取に渡った年の翌年ということになりますね。
改めて「旧樺太地図」ですが、意外と西海岸に市町村の数が多いことに気付かされます。平地が少ないということは舟での移動が便利ということになるので、小規模な村落が数多く形成されやすいということでしょうか。

日本全国高さくらべ

「記念塔」らしい情報の提供もありました。塔の高さは 80 m ですが、山の上にあるので海抜 250 m に位置するとのこと。
塔の高さに土台(山)の高さを盛り込むのは反則技っぽい感じがしますが、こうやって比較するのは面白いですね。「よこはまランドマークタワー」って大きいんだな……という印象を持ちますが、この画像も手作りなんでしょうか。かなり汎用性の高い画像なので、全国の「記念塔」に出回っていたら面白いのですが。
「記念塔」との関係が今ひとつ読み取れない「日本の祝日カレンダー」も貼られていました。

展望台から眺める「文芸の小径」

さぁー展望台(海抜 240 m)にやってきましたよ! 地面がそこそこ近く見えますが、地表との高度差は 70 m なので……。
例の「文芸の小径」が見えます。歩行者(自転車も?)向けのショートカットルートだということが良くわかりますね。
防波堤の遥か向こうに見えるのはサハリン……ではなく「宗谷岬」です。
防波堤の手前部分には「北防波堤ドーム」が見えます。その横には「ANA クラウンプラザホテル稚内」(当時)が見えます。

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