2025年7月30日水曜日

月山と鳥海山と西津軽 (19) 「高速シケイン」

突如、何の案内も無く出現した「サイレント追越車線」ですが、酒田中央 IC の 500 m 手前で終了していました。ざっくり計算で 1 km から 1.5 km ほどの長さだった……ということになるでしょうか。
もちろんその間に、先行していた「毒」マークつきの大型車をオーバーテイクしていたことは言うまでもありません。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 8 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

暫定 2 車線構造におけるセオリーとしては、追越車線は IC の手前から IC の先まで設けることが多いのですが、酒田中央 IC の場合は IC の手前で追越車線が終了していました。
山形道・鶴岡 IC の「ゆずり車線」も IC の手前で終了していましたが、酒田中央 IC は開通後に増設された IC なので、セオリー外にだったとしても、それは仕方が無いと言えそうですね。

東北道から 150 km(月山道路経由)

山形県道 47 号「余目酒田道路」と交叉した先(酒田中央 IC 内)には「東北道から 150 km」という巨大なキロポスト?が。
確かに Google マップでも、村田 JCT. から酒田中央 IC まで、ちょうど 150 km です。これは自動車専用道路「月山道路」を経由した距離なのですが、酒田 IC 近辺のキロポストは「月山道路」経由で計算されていたのですね。
終点(2017 年時点)の「酒田みなと IC」に向かいます。秋田まで 105 km と出ていますが、IC 番号ではなく国道 7 号の「おにぎり」が描かれているのが面白いですね(何故か公団ゴシックではありませんが)。

ETC レーンあり〼

「酒田みなと IC」まで 2 km の標識が見えてきました。こちらは公団ゴシックですが、ストリートビューによると 2023 年時点でも現存しているようです。
本線料金所まで 1 km の標識ですが、手前には「ETC 車」の看板も。なんと今度は ETC レーンと一般レーンの 2 車線があるようです(!)。
酒田みなと本線料金所が見えてきました。2020 年に酒田みなと IC から遊佐比子ゆざひこ IC までが延伸していますが、この区間は新直轄方式で建設されたとのこと。
酒田みなと本線料金所は有料区間の終点ということになるので(道央道の士別剣淵 IC とか、道東道の池田 IC のように)、この本線料金所は恒久的なものと見て良さそうでしょうか。ただ何故か「急カーブ・速度注意」の黄色い看板が……。

迫りくる高速シケイン

本線料金所が見えてきましたが……えっ! ウソっ!! 料金所の直前に高速シケインのようなカーブが!!
いやまぁ暫定 2 車線区間に完成 4 車線相当の本線料金所があるので、若干余裕を欠いた構造になる(こともある)のも理解できなくは無いのですが、それにしてもこれは酷いのでは……。


上空から見ると大したこと無いカーブにも思えますが、運転席から見るとこんな感じですからね。先程の案内によると R=85 m と R=70 m らしいのですが……。
なお、料金ブースの東側にゼブラが見えますが、これは酒田みなと IC が開通した時の初期ルートの跡(廃道)です。当時は延伸を考慮していないレイアウトだったので、IC と言うよりは単なる出入り口のようなものでした。


高速シケインのようなカーブでステアリングを左に右にと操作しながら、ETC 専用レーンに向かいます。
酒田みなと本線料金所は、いかにも今風の料金所らしく、料金収受も無人です。ETC 専用レーンにも料金収受機が設置されています。

未成料金所?

現在の酒田みなと IC は「平面 Y 型」の IC ですが、2017 年時点では立体交叉は存在せず、現在の南行き流入車線の隣に北行き流出車線が設けられていました。この区間は現存しない筈です(あるいは南行き流入車線に転用されたかも)。
料金所の設置を想定した(かもしれない)場所を通過します。「高速自動車国道」区間はここまでです。

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